Monkey-ATAX

北米に生息する伝説の獣人 ビッグフット を追い求め、いろいろ活動しています。

火の賜物

2010-06-29 22:32:46 | 

副書名  :ヒトは料理で進化した 
著者名  :リチャード・ランガム/著 , 依田卓巳/訳
出版者  :NTT出版
出版年  :2010.3
原書名  :Catching fire

要旨(BOOK):われわれは、いかにして人間となったのか?人類の起源をめぐる壮大な文明史


いよいよウルグアイ戦!
がんばれ日本!!!

WCに盛り上がりつつも、ぜんぜん関係ない内容の本を読みました。


YAYAはビッグフットハンターなので、人類進化系の本は新しいのがでたら、たいてい読むようにしています。

で、この本ですが...

謎とされている190万~180万年前のハビリスからホモ・エレクトスへの進化が、料理をするようになって起こったという内容です。



火で食物を料理することにより、食物から摂取できるエネルギーを増やすことができたため、人類は生物学的に優位になり、困難な環境でも生き残り、より多くの子孫を残せたという仮説!

生食で有名なイヌイットもアボリジニも、実は生食は狩にでているときの行動食であり、集落ではちゃんと火で料理をするそうです。

世界中どこでも家庭での料理が基本♪


人の消化器官の設計は、生食を食べるよりも、料理したものをたべることに適応し、従来よりエネルギーを使わずに十分な消化ができるようになり、結果としてエネルギー効率がよくなりました。

チンパンジーと比較して人は口、顎、歯、胃、大腸、小腸---すべてが小さい。


人の消化はほとんど小腸で行われます。

小腸で食物から得られるエネルギーは料理されると大きくなり...

小麦の澱粉で71%→95%
ジャガイモで51%→95%

さらに

昔から生の方が良いとされた卵も、研究の結果によると生ではタンパク室が51%しか吸収されないが、料理すると91%~94%が吸収されます!

これは料理により食物のゲル化が進むため♪

ゲル化が進むほど酵素が働きやすくなり、完全に消化されやすくなるそうです。


でも

逆に考えれば

生食をすることによりダイエットができます♪

「健康と成功をめざす喜びの生食ダイエット」という本もあり、アメリカではけっこう流行ってるらしいです。







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