原題:Symmetry
著者名:マーカス・デュ・ソートイ
出版者:新潮社
要旨(BOOK):かつて魔法に取り憑かれた少年がいた。数学という名の魔法に。
巻き貝の殻や呪文のような秘密の文字が書かれた本の中に、世界を解き明かす鍵があるとしたら?
少年はやがて数学者となる―。
自然界はもちろん、音楽や美術、建築にも、異性に対する好みにさえ現れる「対称性」。
その“シンメトリーの素数”を網羅した「地図帳」を完成させようと奮闘した数学者たちの姿をユーモラスに、しかし感動的に描く数学ノンフィクション。
シンメトリーとは、うまくバランスの取れたもの、完璧な比率のものを連想させます。
いわば、美しい形を具現化したもの♪
人間の脳は常にシンメトリーを体現しているものに引かれます。
だから
数に潜む美の追求者たる数学者たちは何千年もの時間をかけて、数学の世界にどんどん分け入り、シンメトリーなものを少しずつ集めてきました。
古代ギリシャ人が正20面体を発見してから、いく百年...
エヴァリスト・ガロア
ソフス・リー
クロード・シャノン
ジョン・コンウェイ
かれら数学の神達により、ついには
196883次元空間に存在する
なんと
808,017,424,794,512,875,886,459,904,961,710,757,005,754,368,000,000,000個の
シンメトリーをもつモンスターという名の図形まで到達しました...
さらに
このモンスターに関する数値はモジュラー関数と繋がり、
これがさらに相対性理論と量子力学を統一するだろうと目されている紐理論のもっとも深い概念を支える柱の一つであることが判明し...
もはや本当に神の領域に、人の智は足を踏み入れたのではないでしょうか...
代数とか、ぜんぜん意味分からないのが
すごく
くやしい
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