Monkey-ATAX

北米に生息する伝説の獣人 ビッグフット を追い求め、いろいろ活動しています。

ヴァンパイアハンター・リンカーン

2012-02-18 14:47:07 | 

書名   :ヴァンパイアハンター・リンカーン                                     
著者名  :セス・グレアム=スミス/著 , 赤尾秀子/訳                            
原書名  :Abraham Lincoln vampire hunter./の翻訳
内容紹介 :ある日知らされた母親の死の真相。最愛の母を奪ったのはおぞましき吸血鬼だった。復讐を誓った少年の名は、エイブラハム・リンカーン。長らくその存在が噂されていた大統領の秘密の日記が示す、もうひとつのアメリカ史。隠し味満載の歴史改変小説。     

「人民の人民による、人民のためのヴァンパイア狩り―」

ってキャッチな本です。

 

最初にこの本を知ったときには... 

「なんか B級ホラーな トンデモ本 ?」

って 印象でしたが、 けっこうお勧めです ♪

リンカーン大統領って、歴代大統領のなかでもベスト3に入るくらいの人気者ですが、いろいろな伝説がたくさんあるらしいです。(アメリカに危機がせまるとホワイトハウスに彼の幽霊がでるとか...)

その伝説の一つであり、その存在がうわさされている ”秘密の日記” が現在のアメリカで見つかるところからストーリーが始まります。

 

母親の死によりアメリカ中の吸血鬼を殲滅することを誓う若きリンカーン。

銃弾の通用しない吸血鬼相手に斧、石弓、コングリーブ(発火光弾)で戦いを挑むリンカーン。

彼は190cmもの大男で、山の中の生活で鍛えられた強靭な体の持ち主だったようです。

 

斧の刃は研がれ、磨かれ、さらにとぎすまされた。(力をこめてふれば、空気でさえ血を流すだろう)長年使って、その柄はすりきれ、大きな手にしっくりなじんでいる。深くなった木の溝は、気の合う友だ。どこで腕が終わり、どこから斧が始まるのかは、とても難しい問題だ。

 

だんだん戦闘ジャンキーみたくなりますが、南部の奴隷が実は吸血鬼たちの一番の犠牲者であることを知ります。

 

この国は、吸血鬼には格別魅力的なのだ。なぜなら、ここアメリカでは、発見あるいは報復される恐怖なしに、人間の血を吸える。暗闇に隠れて暮らす不便さもない。これは特に南部で顕著だろう。派手な身なりをした紳士の吸血鬼たちは、獲物を”育てる”道を考え出したからだ。なかでもたくましい奴隷には、自由をえさにして煙草を栽培させ、食物をつくらせ、あまりたくましくない奴隷は彼ら自身が収穫物となって食べられる。

 

そして 大統領になったのち、北軍を率いての南軍の吸血鬼軍団との最終決戦が始まる...

南北戦争って、初めての本格的な近代兵器による戦争で...その死傷者の数がそれまでの戦争に比べて一気に増えた、まさに死闘...

そんな

スケールが大きくて、盛り上がるストーリー展開です ♪

 

リンカーンと同じ年のエドガー・アラン・ポーも、吸血鬼研究者的な友人として登場します ♪

 

なんと

ティム・バートン製作で今年の夏に映画が公開されます !

 ↓ ↓ ↓  そのトレーラー 

Abraham Lincoln: Vampire Hunter Official Teaser Trailer 1 (2012) HD - http://film-book.com

 

斧を振り回すリンカーンがすごくかっこいいぞ ♪

 



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