書名 :自己愛過剰社会
著者名 :ジーン・M.トウェンギ/著 , W.キース・キャンベル/著 , 桃井緑美子/訳
原書名 :The narcissism epidemic./の翻訳
要旨(BOOK):つねにインターネットで自分をアピールし、セレブをもてはやし、美容整形にはまる…「個性的になれ」「特別になれ」と謡い上げる風潮は、社会になにをもたらすのか?モンスターペアレントやいじめ、無差別殺人事件を生み出した自己愛病の原因と治療法を心理学者が解く。
ナルシストの話はだいたいこんな調子だ。 「私はこう思う、私はこう信じている、私はこうだ、私が夢中なのはこういうことだ、私は自分のすることで世界が変わると思いたい...私、私、さらに私、一流の私、私のこと話した?...私は多くの人の手本...私はまさに神の化身...」
アメリカで猛威を振るう自己愛...一般の人がセレブのように振舞うのが最近のおかしな流行...らしいです。
例えば...
ニセ・パパラッチの派遣会社...自分に付きまとうカメラマンなどを雇う...
レクサスを誕生日プレゼントにもらうように加熱する一般人の女の子の誕生日パーティ・ドキュメント番組 「マイ・スーパー・スイート・シックスティーン」 ...
ほとんど裸のプロフ写真を貼り付け、注目をあびたい 「マイスペース」中毒者...
自尊心を持ち、自己表現や「自分を好きになること」ができる社会を築こうとするうちに、アメリカ人はうかつにも大勢のナルシストを生み、さらに誰もが彼らに似た振る舞いをする文化を築いてしまった。
良いことと思われていた自尊心が私たち全てをむしばむナルシシズムへと変容していく様子をたどるアメリカ文化の年代記...
今の子供たちは、その親が子供の頃に使った金額の5倍! を使ってる...らしいです...
子供達が甘やかされて育てられた結果だよ...とありますが...
まわりの子供達がみんなレクサスもってたら...
「特別な」自分が持ってないのは耐えられない...
という お子様の気持ちも、ちょっとしょうがないかも...
で
親も対抗しきれないかも...
かなり深刻...
こんなのが リーマンショックやプライムローンなどの大惨事につながっていったのですね...