Monkey-ATAX

北米に生息する伝説の獣人 ビッグフット を追い求め、いろいろ活動しています。

錯覚の科学

2011-08-21 16:52:08 | 

 

 ハーバード大学医学部にて製作された人間の集中力を試す有名な実験動画があります。

白シャツチームと黒シャツチームがそれぞれのチーム内でボールをパスします。

白シャツチームがボールを何回パスしたかを数えてください。

ハーバード大学の学生の正解率 50% 

さぁ あなたの集中力は !

(注) 最後まで動画を見てください。

selective attention test

 

 

動画をご覧になった方へ...

いかがでしたか?

ちなみにYAYAの家族は全員不正解...

 

”なんで???” ってのを科学的に解説してあるのが、この本です。

 原題が The Invisible Gorilla ってのがナイス ♪

 

書名   :錯覚の科学                                                           
副書名  :あなたの脳が大ウソをつく                                            
著者名  :クリストファー・チャブリス/著 , ダニエル・シモンズ/著 , 木村博江/訳
原題  :The Invisible Gorilla                                                              
出版年  :2011.2                                                         
要旨(BOOK):サブリミナル効果などというものは存在しない。いくらモーツァルトを聴いても、あなたの頭は良くならない。レイプ被害者は、なぜ別人を監獄送りにしたのか?脳トレを続けても、ボケは防止できない。「えひめ丸」を沈没させた潜水艦の艦長は、目では船が見えていたのに、脳が船を見ていなかった。徹底的な追試実験が、脳科学の通説を覆す。                                     

 

上の動画の正解率が50%であることから分かるように...

私たちは集中することにより、逆に大事なことを見失う可能性があるのです。

 

私たちはたえず身の回りにパターンを見いだすようにプログラム化されています。

そしてパターンの存在を感知したとき、私たちはそこに因果関係を読み取りたがり、そのパターンをもとに先の予測を行ってしまいます。

そして、自分があらかじめ期待していないものは、たとえ目の前のゴリラであっても見落としてしまいます。

同時に周囲のことがらに対する私たちの理解は、無作為なものに意味を求め、偶発的なものに因果関係を求める方向で、ゆがむことが多いです。

そしてたいてい、自分ではそのゆがみにまったく気づかない。

 

また...

私たちの記憶は、自分が記憶するべきだと考えるものにあわせて変形させてしまいます。

 

つまり...

私たちの認識も記憶も直感も...

かなり怪しい...

 

私たちのまわりに見えないゴリラはいるのです。

目の前に大事なことがあっても、注意力の錯覚のせいで、あなたは気づかないだけかもしれない。

注意力の錯覚について理解すれば、自分にはすべてのものが目に入っているとは、あまり考えなくなるでしょう。

だから...

他人の突飛な行動もそんな目で見れば、愚かさ、傲慢、無知、注意力の欠如ばかりが原因ではなくて...

日常的な錯覚が、影響をあたえてせいかもしれないのです。

 

ビッグフットの目撃者ももしかして...

 

なんて思いたくはないですけどね。