宮原桂 著
新潮選書
ラストエンペラーにも登場する清朝の西太后。
運動しない、ストレス過多、美食と普通に考えるとすごく不健康な生活を送っていましたが、平均寿命が45歳だった当時の中国で73歳まで生きました。
しかもメタボでなく、髪も黒々、死ぬ直前まで意識がはっきりしていて、常人離れしたヘルシーさ!
この秘密は”漢方”らしいです。
清朝末期はまさに漢方が、その3000年の歴史のひとつの頂点に達したときであり、西太后はその恩恵を史上最強に受けていたらしいです。
YAYAもアンチエイジングなどが気になるお年頃なので、この本は実に興味深かったです。
しかし漢方は想像以上に奥深い世界であることも分かりました。
五臓(肝、心、脾、肺、腎)六腑(胃、小腸、大腸、胆嚢、膀胱、三焦)などで表せる”陰陽五行”の哲学は現代医学とちょっと異なり、はっきりいって良く分かりません...
漢方薬は名前も難しく、原料はなに?ってのがほとんどです...
とりあえずアスリート的には高麗人参と虎の骨がいいようですが、アミノバイタル・プロより3桁くらい高そうで、手がでない...