Monkey-ATAX

北米に生息する伝説の獣人 ビッグフット を追い求め、いろいろ活動しています。

歌うネアンデルタール

2006-10-23 05:46:39 | ビッグフット・ハンティング




ビッグフットの正体とは?
彼らはどこからきたのか?


一番有力なのはギガントピテクス(05年11月2日~6日の記事参照)だけど、たまにネアンデルタール人という説がある。

ネアンデルタール人

20万年前にヨーロッパ~中東で生まれ、2万8千年前に絶滅したといわれている。
前はホモサピエンスの直系の先祖といわれていたが、DNA検査などにより現生人類とはほとんど関係ないといわれている。

外見については、よく言われる表現として“ニューヨークの地下鉄に服きて乗っていたら、だれも違和感もたない”がある。
体毛の量は化石などからはわからないが、たぶん現生人類とあまり変わらなかっただろうといわれている。
だから獣人系UMAの正体とはあまり言えないように思う。



彼らは現生ホモサピエンスより一足早く中東、ヨーロッパで暮らしていた。
(ホモサピエンスが出アフリカをしたのは18~8万年前とされる。)
ネアンデルタールはホモサピエンスと長い期間、同地域で暮らしていたが、たぶんホモサピエンスによる直接的、または間接的な排除活動により、だんだんイベリア半島の方に追われていったといわれている。

石器など道具類の加工技術は低く、残っているのは簡単なものがほとんど。
末期に一部高度な石器があるが、これはホモサピエンスのものを真似したと考えられている。

ホモサピエンスが言葉を持つようになったのは4~5万年前とされるが、ネアンデルタール人は誕生した20万年前から滅ぶときまで、ほとんど進化した形跡が遺骸からも遺跡からも無いことから言葉は無かったと考えられる。



最近出版された“歌うネアンデルタール”を読んだ。

彼らの音楽性についての記述が興味深かった。

現代人は言葉を持つ代わりに絶対音感を失う。
大人になっても絶対音感を持つのは1万人に1人くらい。
しかしこの本によるとネアンデルタール人は音楽要素のための神経ネットワークを進化させ、高度なピッチとリズムを駆使した音楽的なコミュニケーションにより共同体を可能にしていたのではないかとある。
絶対音感も持っていただろう。

夜の洞窟で繰り広げられる歌と踊り。
彼らは現生人類よりも音楽を楽しんでいたのかもしれない。