一期一会

日々是好日な身辺雑記

ゴールデンロック

2016年06月29日 | 旅行



実質的なミャンマー観光最終日となる昨日28日(火)は朝食後6:30にチェックアウトし、
ホテルの人にゴールデンロック行きのトラックの出るベースキャンプまで送ってもらう。
このトラックは政府運営らしいが、荷台に幅20cm位の板が8本渡してあり、
そこに一列5人が座るので定員40人となる。
その定員に達するまで出発しないので、7時にトラックに乗ったが1時間以上待った。

この日は小雨模様の天気だったので、トラックの周りにはビニール製の雨合羽を売る女性が数人いた。
今ミャンマーは雨季だが、日本のような大粒の雨が長時間降り続けることはなく、30分位で止む。
それも今までは朝と夕方だけだったが、ゴールデンロックは標高1100mの山頂にあるので、
雲がかかって天気も変わるだろうと思い、1.000チャットでビニール製雨合羽を買う。



8:00頃になりようやく定員に達したところで、料金2.500チャットを徴収され出発する。
座席の周りを見渡しても日本人はいなく、白人のバックパッカーと
他はタイ人の若者グループとミャンマー人のようだ。
私の列の他4人はミャンマー人のような女性4人連れだった。
出発して暫くしたらその隣席の若い女性から(日本からですか)と、片言の日本語で話しかけられた。

お姉さんがトヨタで働いていて、一緒にいたお母さんが先週日本に行ってたと言う。
それに対し(トヨタで働くというのは、お姉さんはベリースマートですね)と
コミュニケーションの基本、褒め言葉で返す。
そこから片言の日本語と英語のチャンポンで話したところによると、
お母さんが行ったのは豊田市ではなく、別の名前だったが分からなかった。
お姉さんは静岡大学で勉強しており、卒業後トヨタに入ると言う。

この働いているという事と卒業後、というのが分からなかったが、お互い片言の会話の限界だ。
それにしても、トヨタで働くというのは現在のミャンマーの経済状況からすると大変な事だ。
マンダレー近くの古都ザガインに住むというこの家族は身なりからすると裕福な人達なのだろう。
因みにヤンゴンで一番目に付いた日本車はトヨタで、他には漢字が書かれたままの中古車だ。

ゴールデンロックに向かうトラックは、物凄いスピードで山道を走り、カーブに差し掛かると
タイ人の若者グループが歓声をあげるという、ジェットコースターに乗っているような感じだ。
途中から道が狭くなり、山頂から下りてくるトラックを待って10分ほど停車し、9時過ぎに山頂に着く。
なにせ20cm幅の板の座席なので乗り心地は悪かったが、森林の中の滝などが見られ、なかなかの
ドライブだ。

ゴールデンロックのあるチャイティーヨー・バヤーにはゲートで外国人向け入域料6.500チャット
を払って入ると、歩いて10分ほどでゴールデンロックに辿り着く。
言い伝えでは仏陀の頭髪が祀られいるので、この大岩が落ちないというらしいが、神秘的な眺めではある。
ここはミャンマー人の憧れの巡礼地らしく、雨降りだったが、ゴールデンロック前のガラスばりの
部屋で多くの人がお祈りをしていた。

そこからまた定員待ちのトラックに乗り、ベースキャンプに11:15頃に下りてくる。
この日の宿泊地バゴー行きのバス11:45発があるというので、昼食を済ませそのバスに乗りこむが定刻になっても出発しない。
乗合バスなので定員待ちという事はない筈だが、(郷にいれば郷に従え)でじっと待っていたら、30分後に出発した。





15:00過ぎにチェックインしたカンボウザ・ヒンターホテルは昨年オープンしたばかりらしく、
設備は新しいがWifiのスピードは遅くYoutubeでの音楽は聴けない。これは何処も同じ。
シャワーを浴びた後に自転車を2.000チャットで借り、日本人戦没者慰霊碑にお参りする。
ここは僧院学校の中にあり、柵には鍵がかかっていたので、外からお参りするしかなかった。





この後ミャッターリャウン寝仏を見てからホテルに戻る。この日がミャンマー最後の夕食になるので、
ミャンマービールと共にメインの一皿にサラダを追加したが、量が多く食べきれなかった。



現在朝食を済ませ、現地時間8:00。今日はこれからシャワーを浴び、荷物をまとめ10:00頃に
チェックアウトし、バスで2時間かけてヤンゴンに向かう。
バスターミナルが空港に近いので市内には入らず、ヤンゴン日本人墓地をお参りしてから空港に向かう。

飛行機はヤンゴン発が17:30、乗り換えのバンコク発が23:45なので、
バンコクでの時間がたっぷりあるが、スワンナプーム空港ではなくドンムアン空港なので、
あの国際空港の華やかさや、ウィンドウショッピングも楽しめない。
それと乗り次ぎなので行動範囲が限られる。
エアアジアは料金は安いが利用空港がチープなのだ。
クアラルンプールも古い国内空港を使っていて、待合室も古い。まぁ、バックパック旅行の気分はするが。

昨日エアアジアからメールが入っていて、ヤンゴン空港発がターミナル1に移動になったとあった。
新しいターミナルであれば良いが。たっぷりある待ち時間と移動時間はWifiでのYoutubeでの音楽
は期待出来ないので、iPadで旅のメモでも書いていよう。

明日の今頃は成田に着き、昼頃には帰宅出来る。
昼食はつけ麺を食べに行こう。