一期一会

日々是好日な身辺雑記

ヤンゴン/仏塔シュエンダゴォン・パヤーへ

2016年06月16日 | 旅行



海外旅行中のブログはiPhoneで書いているのでPCで見た時に、段落改行がどうなっているか分かっていない。
アプリ上のオフラインで書き、写真を張り付けてアップしているが、見づらい場合はご容赦を。





今日15日(水)は朝食の後に、市内中心部までぶらり歩きをし、明日のバガン行きのバスチケットを買おうと思った。
その為には宿泊しているホテル ボハシが地図上で何処にあるかを知らないと、
動きようがないのでフロントの女性に(地球の歩き方)の地図を示して尋ねるが、よく分からないらしい。
本の地図からは外れているらしいのと、日本語と英語表記の(地球の歩き方)の地図では難しいようだ。
そうしたら(どうしましたか)と、私と同年代の男性が声をかけてくれた。
その完璧な日本語と顔つきから、思わず(日本の方ですか)と聞いた。
仕事で宿泊中の日本人かと思ったのだが、このテイン ウーさんは大学で日本語を勉強したらしく、
流暢に日本語を話し、別の地図で細かく説明してくれた。

このホテル ボハシはBookingcomの口コミを見て予約した2泊90ドルの60部屋位のホテルだが、
全員親切で、テイン ウーさんは通りまで案内してくれた。





先ず、ぶらり歩きして気づいたのが、予想していた以上に老若男女を問わずロンジーという腰巻きのようなものを着用しているのと、
タナカという日焼け止めを、子供と女性が塗っている事。田舎での習慣だろうと思っていたが、そんなことはなかった。
街並みは近代的なビルはなく、ハノイの旧市街のようで、活気は香港の九龍のようだが、人々はそこの国の人達と比べるとノンビリした感じだ。







それとインド系の人が多くインド人街もある。戦前ビルマは英国インド領の下に属するという時期があったのでその関係からなのか。
そのインド人街ではスパナやボルト、コンセントやブレーカー等が売っていて、
ボルトは錆びていて新品と思われる物はなかった。
街を走っているバスは、昔の日本のものもあり車体に(市営)とか書いてある。
またトラックから(左に曲がります)という音声が聞こえてきた。
何年か前に我が町を走っていた西武バスのものが走っていて、懐かしかった。
ミャンマーは(アジアのフロンティア)と称されるが、まさに開拓はこれからという段階で、
如何に軍政や社会主義がその国の発展を阻害するかというカンボジアと同じような例だろう。

1時間位歩いたが、それほど強烈な暑さというものは感じなかった。
ミャンマーは雨季で、今朝も降っていたが日中は晴れていた。
バスチケット売り場の目標建築物のヤンゴン中央駅に向かっていたら、
老年の男性が英語で声をかけてきて、バスチケット売り場まで案内するという。
失礼だが、身なりからすると英語を話すような感じではなかったが、
これが英国領だったという歴史の重みなのだろう。
子供は何人いるか、とかティピカルな話しから始まり、
仕事は何をしているかと言うから(リタイアの身だ)と答えたら、
65かと日本の再雇用制度を知ってるような反応だった。
一つ少ないが、敢えて修正するような話しでもないと思い、そのままにしておいた。
お返しに歳を尋ねたら、86歳だと言う。これに言葉のアヤというか(そんな歳に見えない)と返したら、
(そんな事ないよ、歯が無いんだよ)と、口を開けて見せてくれたが、こういうのは苦手なので、
せっかくだが見るのは遠慮した。





そんな中川家のボケとツッコミのような話しをしながらも、学校で(wodden✖︎✖︎)を教えていたというこの老人は
これからいくバガンやマンダレーの事を話してくれ、ヤンゴン中央駅に着いたら撮影ポイントまで指示してくれた。
ヤンゴン中央駅の駅舎はイギリスのコロニアル風の建物だが、ホームにはペンペン草が生えていた。
そしてバスチケット売場で明日20:00発のバガン行きのチケット2,800円を買い、老人とはここで別れ
タクシーに乗り仏塔シェタゴン・バヤーに向かう。
ホテルのタンウーさんからタクシー料金は2,000チャット(200円)で、と教えてもらっていたでそれを告げ乗車した。





ミャンマーの寺院は短パン禁止、裸足が原則なのでこの日は日本から持参した革製の頑丈なサンダル履きできた。
この原則はイギリス統治時代に大きな問題になり、イギリスはこの要求を民族独立運動に絡めて反発したらしい。
世界中に多くの植民地を持った大英帝国らしい対応だ。
シェタゴン・バヤーは金箔の仏塔が多数あり、日本のお寺とは趣きが違い、
仏像も黒目がハッキリしたもので、阿弥陀像等とは違ったものだ。
インドを発祥とした同じ仏教だが、ミャンマーの上座仏教はスリランカからの流れを汲み、
日本の大乗仏教とは戒律の面でも大きく違う。
中には板張りの休憩所が何ヶ所かあり、そこでミャンマーの人達が横たわって休んでいたので、
それを見倣い30分ほど休んだ。日陰になり気持ちが良かった。







1時間半程過ごした後、途中サンドウィッチとコーラで昼食をとり、カンドージ公園、ボジョー・アウンサン・マーケットと歩いて廻った。
1926年に建てられという、ヤンゴンで最も大きく賑やかなこのマーケットには生鮮食品はなかったが、
ここで5,000チャットでロンジーを買った。
バガンは広く、自転車で廻る予定なので短パンをはき、バヤーに入る時にロンジーを着用するつもりだ。
4時にホテルに戻った後はさすがに疲れ、iPhoneでYouTubeの音楽を聴いたり、iPadで日経電子版を読んだりして過ごす。
夕食は昨日のレストラン(ション・ヨー・ヤー)の向かいの(ニュー・ドリーン)で、
海老とイカをバジルと唐辛子で炒めたものを取る。
ジュース付きで5,500チャットだが、なかなか美味しく満足の夕食だった。
今日もアルコール抜きで、代わりにカミさんから持たされた青汁を毎日飲んでいる。
因みに昨夜の(ション・ヨー・ヤー)は地球の歩き方にも載っている有名な店だった。



そして一夜明けての今日の朝食はミャンマーの国民食モヒンガーを食べたがこれも美味しかった。
現在日本時間の11時だが株式市場は下げている。今日は日銀黒田総裁の記者会見が15時過ぎからあるが、
追加緩和策が出るか?打つ手は限られるだろう。
23日のイギリスのEU離脱投票の結果が出るまで神経質な市場展開になるだろう。