きのう『マンマ・ミーア！ヒア・ウィー・ゴー』を観ました。
10年ほど前に上映された『マンマ・ミーア』の続編です。
無理無理につじつま合わせして、作った脚本って感じがしましたが、
それでも、アバの楽曲が全体に流れ、
何度も心が熱くなりました。
前作主役だったメリル・ストリープ演ずるドナの若いころを、
リリー・ジェイムスが演じていますが、
ハツラツとした弾ける若さが気持ちよかったです。
それにリリーはとても歌がうまい。
一番心を奪われたのは、
ドナの娘のソフィの子供の洗礼式で、
亡くなったドナがソフィに歌いかけるシーンでした。
メリルの歌の上手さは評判ですが、これはすごかった。
一緒にいることができない娘へ、ありったけの情愛を歌います。
アバの楽曲の訳詞もいい。
わたしは涙が止まりませんでした。
そして、とっても幸せな気持ちになりました。
メリルがで家族を捨てたロック歌手を演じた
『幸せをつかむ歌』でもメリルの歌はとてもよかった。
ギターもすごく上手に弾いてました。
メリルの役者魂感じます。
節約を気にして映画館へ足が遠のいていましたが、
久し振りに大きなスクリーンと大きな音響で観た映画は、
とってもいい気持ちになりました。
映画の帰り天ぷら屋に寄りました。
老舗の天ぷら屋のデパ地下出店店ですが、
カウンターの10席ほどの小さな店舗です。
値段の割には老舗の看板に偽りなしっといった感じ、
とても満足できるおいしさと重厚感があります。
わたしの隣の70代のご夫妻、
「おいしいね」と奥様。
「うん、美味しいね」と旦那様。
「本当に美味しいね」
「うん、美味しいね」
「今度〇〇ちゃんも一緒に来ようね」
「うん、そうだね」
その会話を聞いてわたしの天丼も、もっと美味しくなりました。
幸せな気持ちにもなりました。
幸せな気持ちは案外近くにある。
よく見て、よく聞いて、う～んと感じて、
また、自分の心に幸せを招き入れたいです。
