女ひとり、歳をとる。

お金なしの60代、犬2匹と同居中。

不勉強の代償。

2018-09-12 22:04:44 | 日記

きょうTさんから朝早く電話がありました。

「前に税理士のミスで、相続税を余分に払ったって言ってたでしょ」

「ええ」

「知り合いの税理士に聞いたら、それって戻せるって」

「えっー、そうですか!」

「そういうのってたまにあることなので、

税理士事務所ってそのための保険に入ってるんだって。

だから、余分に払った分は保険でおりるって

「そうなんですか!

「それにその内容なら裁判しても勝てるって言うんだ」

朝早い電話だったので膝の具合が急変したと思いましたが、

内容は父の相続税のことでした。


3年前、知り合いの税理士さんに父の相続税の申告を頼みました。

よく知っている人で、人柄も、仕事ぶりも、とても誠実で、

安心して頼めると思いました。

でも、先方の事務所で打ち合わせをすると、

実務はその人の奥さんがやることになりました。

奥さんのことも知っていましたが、

人柄や、仕事ぶりは、少し信頼に欠けると感じていました。


父が亡くなり、ひとり暮らしになったわたしは、

いろいろな人のすすめもあって、

自宅を売却してマンションに越すことにしました。

そのことは税理士さんご夫妻にも伝えました。

マンションが見つかり、思いのほか自宅が早く売れたので、

住所を早くマンションに移すようにと、不動産屋さんに言われ、

それですぐに住所を移しました。


そしてそのことを税理士さんに伝えました。

「えっ、もう住所を移してしまったのですか?」

「はい、不動産屋さんの指示でしたから」

「そうなると、小規模宅地等の特例は使えなくなります」

「えっ、どういうことですか?」

奥さんの税理士さんからは、

小規模宅地等の特例の説明を受けていませんでした。

申告前に住所変更をしたために、

小規模宅地等の特例は受けることができず、

相続税を150万円ほど多く払うことになりました。


よく知っている間柄だったので、

緊張感が足りなかったのかもしれません。

わたしも税理士さんに任せっぱなしで、

自分でいろいろと勉強することをしませんでした。

でも、悔しくて、悔しくて、

半年はいろいろな人に喋りまくっていました。

もう3年も経って忘れそうになったのに、

Tさんは電話してくれました。

わたしのことを考えてくれてのことだと思いますが・・・。


わたしは来年65歳になります。

死んだときにめんどうにならないように、

いろいろなことは書面で残しておこうと思っています。

専門の方に依頼するにしても、自分でちゃんと調べて勉強します。

今度は後悔しないように

と言ってもそのときわたしはわたしはいないのかもね・・・。

 

あなたのことはずっと守ります💗