きのうのブログでも書きましたが、
父の相続税の申告を知り合いの税理士さんに頼みました。
昔からの知り合いでしたので、
今後の付き合いを考えて、相手のミスを追及できませんでした。
いつもは他人に厳しいのに、その点はからきしダメです。
父が認知症になったとき、
毎朝犬の散歩で会う犬友さんが言いました。
「わたしがやってあげようか?」
その犬友さんはケアマネージャー、すぐにお願いしました。
父とも顔見知りでしたので、父も犬友さんになじみました。
父の認知症は日々進んでいきました。
ある朝、父の介護パンツを下ろすと、大がたっぷり。
「あっ、お父さん動かないで!」
と言うと、父はその介護パンツの上で足踏みを始めました。
「お父さん!やめて!!」
でも、父の足踏みは続きました。もう、ぐちゃぐちゃ!
「やめて!!」
そのことはとてもショックで悲しかった・・・。
次の日、犬の散歩でケアマネさんに会ったので、
きのうの出来事をとても悲しかったと話しました。
「病気だからしょうがないよね」
その言葉を聞いたわたしは、さらに悲しくなりました。
病気なのは分かっています。
犬友さん、あなたは父を担当するケアマネさんでしょ?
それなのに、通りすがりの人みたいな言葉・・・。
わたしはただ、そうねとつぶやきました。
父の症状はさらにひどくなり、
わたし1人の介護は無理と思いました。
認知症の人が入るグループハウスを探そうと、
ケアマネさんに相談しました。
でも、施設には入れずに、
ショートステイで乗り切ったら、と言われました。
その後も3度ほど、グループハウスを紹介してほしいと頼みましたが、
そのたびにショートステイを繰り返した方がいいとの返事。
ケアマネさんの返事を待っていてもらちが明かず、
自分でいくつかの施設を見て回りました。
プロに仕事を依頼するとき、
わたしは知り合いに頼ることばかりでした。
ケアマネさんも知り合い、毎日会うご近所さん。
わたしの意見をはっきり言うことができませんでした。
でも、なにかトラブルがあったとき、
知り合いではないほうが、ビジネスライクに進むと思います。
わたしの場合はとくに。
今までの経験を無駄にしないよう、
これから何かあったときは、知り合いではないプロに依頼し、
こちらの要求ははっきり伝えようと思います。