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女ひとり、歳をとる。

お金なしの60代、犬2匹と同居中。

悲しみの共有。

2018-03-10 21:30:53 | 日記

今一緒にいる犬たちは、5歳のジーク♂と2歳のモナ♀。

その前はジークと同じケアンテリアのオズ♂。

その前はビーグル犬のリリー♀。

その前もビーグル犬のアイリーン♀。

その前は・・・、前部書くと長いので、あと5匹です。

 

アイリーンはビーグル犬に多いてんかん発作がありました。

最後は発作が12時間以上続いて、7歳で亡くなりました。

安楽死は否定的でしたが、

あまりにも苦しむ姿を見て安楽死を考えました。


次のリリーは、父と朝の散歩中にバイクにはねられ即死でした。

わたしは仕事で地方に出張中。

父からの電話を聞き、

父が交通事故に遭ったと、嘘をついて家に帰ってきました。

家に着くとリリーはゴミ袋に入っていました。

留守の間のリリーのことは父に任せたのだから、

事故は仕方がないことだ・・・と思っていました。


でも、わたしを見るなり父は、

「いやー、オートバイがすごい勢いでこっちに突っ込んできたんだ。

オレも転んで救急車が来たんだ。大変だったんだ」

父にケガをした様子はありません。

父の心配をするのが普通なのでしょうが、

日ごろから親子関係が悪く、言い訳だけを並べる父に、

「もう、よしてよ!」と、わたし。

ゴミ袋からリリーを出し、ふとんに寝かせ、

その日は一緒に寝ました。


わたしは、ただ、父と一緒に悲しみたかった。

可愛そうだったね・・・と、一緒に泣きたかった。

それだけなのに、それができないことに、

別の悲しみが押し寄せてきました。


アイリーンの死は病気だったから、

自分の責任はないと思っていたのでしょう。

リリーの事故死で、わたしから責められると思っていたのでしょうか。

リリーのことだって、バイクの前方不注意かもしれませんし、

父がリードを緩めて歩いていたかもしれません。


次のオズが亡くなったときは、

父と悲しみを共有するのは止めようと強く思いました。

父の代わりに、オズを愛していたご近所の方や友人たちから、

オズの死を惜しむ言葉をいただき、とても慰められました。


生物の死は、病気にしろ、事故にしろ、

それが犯罪でない限り、運命だと思っています。

これから訪れてくるであろう別れの悲しみ、

だれかと共有できればそれはそれ、できなければひとりで受け止めます。

でも、生きている間の付き合い方で、

悲しみとの向き合い方も違ってくるはずです。