これは息子の会社の同僚のところで起きた実話です。
ある日の昼下がり、電話がなった。
「もしもし」といって母親が電話に出た。
「あ~母さん。克則(もちろん仮名)だけど(実際に仮名の子供がこの家族には存在する)。
実はオレ、会社の金を使い込んじゃって、そろそろバレそうなんだけど、ちょっと立て替えてくれないかな?」
と言ってきたそうだ。
この家には実際に克則という子供はいるし、独立してアパートに住んでいるので毎日顔をあわせているわけではないけれど、家族の団欒のなかで社内で金銭を扱う部署にはいないことを息子から聞いていた母親は(これは俺オレ詐欺に違いない)と思ったので、「うちにはそんな名前の子供はいません」と言って電話を切ったそうです。
どこで調べたか分からないが、家族の実名が出てくるということは個人情報が流出しているのだろう。
この実話から学ぶことは、日頃から家族のコミュニケーションを好く取っておかないと、いつ狡猾な詐欺に引っかかってしまうか分からない、と言うことです。
ことほど左様に最近の俺オレ詐欺は手がこんできていますから、皆さんご注意してください。
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