うろキョロ散歩

楽しくお散歩をするのが唯一の趣味。
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ファシリテーションとコーチング

2007年03月04日 | ボランティア 
パシリやコーチングなら知っているけれどファシリテーションという言葉は知らなかった
というわけでファシリテーションってどんな事なのか調べてみた。

>>〔容易にすること・助長などの意〕
組織や集団による問題解決や合意形成,学習促進などのコミュニケーション活動において,協働的・創造的な議論や話し合いのプロセスを設計・マネジメントすること。また,その技法。
〔会議やワークショップにおいて参加者の主体性を育み,コミュニケーションを活性化させ,多様な意見の交換の中から新たな発見や可能性,アイディアを見出すことを促し,個々の知恵を創造的な成果に結び付けていくことを支援する。自律分散協調型(ネットワーク型)の組織において重視される手法で,ビジネスや社会活動などの分野で取り入れられている〕<<
ということなのだ。分かったようで分かっていないそこでもう一つ。

>>グループを対象にしたコーチングと呼ばれる事もある。
ゴールに向かって、グループでの作業をスムーズに運ぶように媒介する技術の総称。
この技術を身に付けたものをファシリテータと呼ぶ。会議の司会進行や、ワークショップの進行役というとイメージしやすいだろう。
日本ファシリテーション協会 公式サイトより<<

つまり、ビジネス社会や町会やボランティアグループの会議の席で参加者から出される様々な意見を取り纏めていく技法、ということなのだろうか

しかしビジネス社会ではファシリテーションは向いていない、という意見もある。

>>ファシリテーションよりコーチング
ファシリテーションの特長は参加者同志の相互啓発にある、とされます。つまりある人の意見によって別の人がひらめくということですね。しかし、このメリットがあるのにもかかわらず、ファシリテーションと称されるものは、概してコーチングと比較して内容的に浅く、表面的な傾向があります。
 なぜでしょうか?これは参加者が他のメンバーに気兼ねして全てを語らず、本音で話さないからです。いや、話せないと言った方が正確でしょうか。誰だって衆人環視のなかで洗いざらい吐こうとは思いますまい。それにひとりひとりが納得いくまで食い下がる、というわけにもいきません。ファシリテーションの最大の欠点と言えるでしょう。
 ファシリテーションは多人数であるがゆえに、1対1のコーチングに比べて必ず妥協という属性がつきまといます。実際的な詰めを行う点においては到底1対1のコーチングに敵しえないと感じています。ファシリテーションは21世紀のビジネス・スキルである、と喧伝する向きもあるようですが、個人的にはこの理由からあまりファシリテーションを買っていません。
 個別にコーチングの上、根回しして、会議はセレモニーと位置付ける方が生産性はずっと高くなります。極端な話、コーチングのみ行い、ファシリテーションはゼロでも十分職場の運営はできるでしょう。コンセンサスは短時間のミーティングで「擦り合せ」すれば済むことではないでしょうか 
農耕民族である日本人には根回しという、より高度な文化があるのです。そして根回しと1対1のコーチングは極めてなじみます。会議やミーティングの進行なんぞ、根回しをきっちりやれば済むことです。
ただファシリテーションが有効な局面は多々ありますので、それを否定するものでは決してありません。会合でも研究会とかセミナーとか、はたまた町内会なんかはファシリテーションしか無理ですから、ファシリテーションは十分存在意義はあると考えています。またブレインストーミング的に発想を出す会議であるなら、ファシリテーション技術は大いに使えるでしょう。<<

所属する災害時対応委員会の会議を取り纏めて行く私としては、ファシリテーション教育を受けたほうがいいかな