「御鑓拝借」感想

「御鑓拝借～酔いどれ小藤次留書～」

元旦の夜にやってたNHK時代劇。直人が出演するので楽しみにしていたのですが・・・
私はこの日は、日立台に天皇杯優勝報告会に出かけてて、録画したのを視聴することに。
それも、翌日は実家に行ったりしてて、結局見れたのは1/4のことでした(汗)

時代小説は最近はあんまり読まないので（一時はまってたことありましたが）
佐伯泰英さんという作家さんも存じ上げませんでした。
今、すごい有名で、シリーズものとかもたくさん出てるんですってね～
そんな中の赤目小藤次シリーズとか。

見終わった感想はまず。。。
とても見やすくて、気持がほっこりするよいドラマでした。
本当の悪人が登場人物にいないというのと、殺された人がいないこと。
（切腹した人が一人だけかな）

ただ思ったより地味だったかな。
実際、現代の人間にとっては、仇討（っていうのかな？）の理由が、ちょっと理解できないなあ・・・
直人演じる古田寿三郎が「たったそれしきのことで？」って言うんだけど、私もそう思っちゃった。

鯛をおいしそうに食べてた自分の殿様がバカにされたり、城がないって辱められたりとかで
悔しくて泣いてしまう殿様も殿様だけど、それを見て、じゃあやり返そうって思うことも、うーん、理解できないけど。
江戸時代ってそういうもんなんですかね。

ただ、理由はさておいて、小藤次がたった一人で行列を襲うシーンは面白かったですね。
しかし、竹中さんって時代劇の経験があまりないんですね。
殺陣がね・・・しょぼかった(汗)すごい強い人なんでしょ。でも強そうに思えなかったです。

高橋英樹さんの殺陣がね～あまりにもケタ違いに上手いから、それに圧倒されちゃった感があります。

それ以外にも若林豪さんとか津川さんとか、本田博太郎さんとかNHK時代劇らしく豪華なキャストで
重厚な感じでした。

直人演じる古田寿三郎は、思ったより出番が多くてね。
家族の話とかお家の話とか。。。そういったことがよく描かれてました。
中間管理職なのね。寿三郎は・・・そんな感じもしっかり演じられてたと思います。

っていうか、若いですね。直人って。顔が40には思えない。髷をつけると余計若くなりますね。

殺陣は・・・英樹さんと一緒のシーンだからねえ。。。そりゃ無理でしょ。かわいそうだわ～

でも、最後の小藤次に文を渡すシーンは気持が暖かくなりました。
お正月に家族で見るには、とてもいいドラマじゃなかったかなと思います。

また、こういうドラマに直人も出てほしいなって思いました。