OOPARTS Vol.2 「SHIP IN A BOTTLE」 グローブ座 2014.11.5 19:00~
鈴井さんのプロジェクトのOOPARTSのお芝居。
私はヨーロッパ企画の石田さんと諏訪さん目当てで行ってきました。
鈴井さんはTEAM NACSなどの事務所OFFICE CUEの会長さんです。
ご本人も役者さんなんで、この舞台に出演されてます。
あらすじは
「南太平洋上に浮かぶ一艘のマグロ漁船。それは海上刑務所だった。
脱走する事は不可能。刑期を終え陸に帰る日まで、黙々とマグロ漁に従事する受刑者たち。
が、大嵐により船は大破し沈没寸前。混乱する船内。
生き延びる為には協力し合わなければならない。
受刑者たちは懐疑心が先に立ち協調を見いだせず、混乱は増すばかり。
それでも彼らは必死に生きようとする。
しかし、この船には彼らも知らない重大な秘密が隠されていた。」
(公式HPより)
見終わってなんというか、まず疲れた。
それと、、エンディングがどう取れるんだろう・・・これはどういうことなんだろうと、考えさせられました。
内容は・・・
近未来の日本では、刑務所が不足したため、マグロの遠洋漁業に受刑者を従事させると言うことになった。
古いマグロ漁船に収容された受刑者は5名。船長の監視下で働いて生活している。
ある日、大嵐が船を襲い、船長が生みに投げ出される。あわてて引き上げたが死んでいるように見え、受刑者たちは死体を海に落とす。
船長がいない船では船を動かせるのは機関士のビンだけだが、日本語が片言で話ができない。
受刑者たちはお互いに協力しようと自己紹介をしだすが、女の犯罪歴に男たちはびびってしまう。そこにさらに大嵐が来て、今度は機関士のビンが波に飲まれてしまう
誰も船の操縦ができない状態になり、受刑者たちは困ってしまう。そこへ一人が拳銃を持ち出して、他の受刑者たちを威嚇しだすが、船は荒波にのまれ、拳銃は受刑者たちの手を次々と行き来する。
とうとう船底に穴があき、浸水するかもしれないとなったが、救命ボートがないことに気づき、受刑者たちは混乱する。
時はさかのぼり、マグロ漁船に乗り込む前に、船長が乗船する受刑者を面接しているシーンになる。そこで受刑者たちの罪状や過去がはなされる。
トリイはコンビに店員で、売上金の横領と募金箱のお金の窃盗で逮捕されたと話す。
ある日のこと。街頭デモが起こり、機動隊と衝突し、外国人が怪我をした。病院に運ぼうとするが、その外国人は不法滞在であり拒否する。そこへ怪我の止血をしようと、盗んだ女性用下着を出した男(諏訪さん)。彼は逮捕されマグロ漁船へ。病院へいくならと診察費を募金箱のお金から出そうとしたトリイ(三津谷さん)も窃盗でマグロ漁船へ。倒れた外国人を自分の夫だと偽装して病院に行った女性(石田さん/熊川さん)も公文書偽造でマグロ漁船へ。さらに、それを見ていて泥酔した公務員のイザナミ(納谷さん)も左遷されマグロ漁船へ。泥酔したイザナミにぶつかり服をよごされ、その
服を脱ぎ捨てわいせつの罪に問われた男(大内さん)もマグロ漁船へ・・・
そこで彼らは気づく、彼らは全員そのデモに参加していた。そして外国人を救おうとしたこと。小さな罪で逮捕されたこと。
意図的に選ばれて船に乗せられたのだ。
そのとき、死んだと思っていた船長が現れる。救命ボートはビンが持ち出して船長を助け戻ってきたのだ。船底の穴も修復したから大丈夫だと言う。日本に帰ろうと船長は言う。
が、ビンは船底の修理のときに、船に積まれていた積荷を見ていた。積荷は有毒な産業廃棄物であり、これをさわってしまった船長と自分は長く生きられないとわかったのだ。
船長も知らなかった事実。船底の穴はもともと作られており、受刑者ごと船と産業廃棄物を沈没させるつもりだったのだ。それを知っていて使命をおびていたのが、公務員のイザナミ。
しかしイザナミは沈没を見届けたら救命ボートで逃げる予定だったのだが、そのすべがなくなり、自分も捨て駒にされたと気づく。
ビンは自分の出身地の島に近いところで廃棄物が捨てられるのが許せないと嘆く。
船長以下受刑者たち、船の乗組員は、日本に生きて帰ろうと、壊れた船に帆をはり何とか動かすことに成功する。みんなで「10人のインディアン」を歌いながら進むと、陸が見えてくる。
果たして、船はどうなるのか・・・で暗転、終了。
たくさんのテーマというか、問題を含んでいて、終わった後考えさせられる内容でした。
船が日本に戻ったとして、彼らや廃棄物はどうなるんだろうとか、
こういうことが本当に起こったらどうすればいいんだろうとか・・・
現実の世界にも十分ありうるし、、、社会のルールの中で、自分がこのように巻き込まれ、微罪をでっち上げられて、刑務所送りになったら・・・
芝居そのものは、けっこう面白くて笑いととるところも多々あるんだけど。。。
「10人のインディアン」の歌の歌詞は何を暗示しているんだろう。
だんだん人が集まってきて、だんだん去っていく。。。
そしてタイトルも暗示。ボトルの中の船・・・結局は人間があがいていても、大きな流れの中では流されるしかない。。。
そのボトルから出ることもできないってこと?
カテコはその分楽しかったです。
普通のカテコは誰も話さないのに、さすがですね。鈴井さんはなしてました。
で、キャストからのひとことは、紅1点の熊川さんでした。
そうそう、セットが斬新でした。
マグロ漁船の甲板なんだけど、舞台の前の方は、シーソーみたいになってる大きな板が10枚くらいだったかな。
歩くたびにバタンバタンと動き、キャストが怪我しそうな感じ。
後ろの方は、船の舳先で、これも結構傾斜がある。その中ほどに船室に降りるような階段があるんだけど。
見たことないようなセットでした。
でも、内容が濃い芝居でした。キャストもみんなよかったです。
そうそう、ヨーロッパ企画の石田さんは女性役で、女装でした。あの細さで。。。なかなか怖かった(笑い)
諏訪さんはあのままの感じでしたけど。
鈴井さんは初めて芝居みたけど、存在感がハンパなかった。手が不自由な役で大変そうだったけど、すごいな~
大内さんはキャラメルボックスの方で、今度初めてキャラメルボックスの試合見に行くんですよ。楽しみ。
D-BOYSは前に芝居行ったけど、三津谷くんは出てなかったな~
また、このプロジェクトの芝居があったら、キャストは変わるだろうけど、見に行きたいな。
鈴井さんのプロジェクトのOOPARTSのお芝居。
私はヨーロッパ企画の石田さんと諏訪さん目当てで行ってきました。
鈴井さんはTEAM NACSなどの事務所OFFICE CUEの会長さんです。
ご本人も役者さんなんで、この舞台に出演されてます。
あらすじは
「南太平洋上に浮かぶ一艘のマグロ漁船。それは海上刑務所だった。
脱走する事は不可能。刑期を終え陸に帰る日まで、黙々とマグロ漁に従事する受刑者たち。
が、大嵐により船は大破し沈没寸前。混乱する船内。
生き延びる為には協力し合わなければならない。
受刑者たちは懐疑心が先に立ち協調を見いだせず、混乱は増すばかり。
それでも彼らは必死に生きようとする。
しかし、この船には彼らも知らない重大な秘密が隠されていた。」
(公式HPより)
見終わってなんというか、まず疲れた。
それと、、エンディングがどう取れるんだろう・・・これはどういうことなんだろうと、考えさせられました。
内容は・・・
近未来の日本では、刑務所が不足したため、マグロの遠洋漁業に受刑者を従事させると言うことになった。
古いマグロ漁船に収容された受刑者は5名。船長の監視下で働いて生活している。
ある日、大嵐が船を襲い、船長が生みに投げ出される。あわてて引き上げたが死んでいるように見え、受刑者たちは死体を海に落とす。
船長がいない船では船を動かせるのは機関士のビンだけだが、日本語が片言で話ができない。
受刑者たちはお互いに協力しようと自己紹介をしだすが、女の犯罪歴に男たちはびびってしまう。そこにさらに大嵐が来て、今度は機関士のビンが波に飲まれてしまう
誰も船の操縦ができない状態になり、受刑者たちは困ってしまう。そこへ一人が拳銃を持ち出して、他の受刑者たちを威嚇しだすが、船は荒波にのまれ、拳銃は受刑者たちの手を次々と行き来する。
とうとう船底に穴があき、浸水するかもしれないとなったが、救命ボートがないことに気づき、受刑者たちは混乱する。
時はさかのぼり、マグロ漁船に乗り込む前に、船長が乗船する受刑者を面接しているシーンになる。そこで受刑者たちの罪状や過去がはなされる。
トリイはコンビに店員で、売上金の横領と募金箱のお金の窃盗で逮捕されたと話す。
ある日のこと。街頭デモが起こり、機動隊と衝突し、外国人が怪我をした。病院に運ぼうとするが、その外国人は不法滞在であり拒否する。そこへ怪我の止血をしようと、盗んだ女性用下着を出した男(諏訪さん)。彼は逮捕されマグロ漁船へ。病院へいくならと診察費を募金箱のお金から出そうとしたトリイ(三津谷さん)も窃盗でマグロ漁船へ。倒れた外国人を自分の夫だと偽装して病院に行った女性(石田さん/熊川さん)も公文書偽造でマグロ漁船へ。さらに、それを見ていて泥酔した公務員のイザナミ(納谷さん)も左遷されマグロ漁船へ。泥酔したイザナミにぶつかり服をよごされ、その
服を脱ぎ捨てわいせつの罪に問われた男(大内さん)もマグロ漁船へ・・・
そこで彼らは気づく、彼らは全員そのデモに参加していた。そして外国人を救おうとしたこと。小さな罪で逮捕されたこと。
意図的に選ばれて船に乗せられたのだ。
そのとき、死んだと思っていた船長が現れる。救命ボートはビンが持ち出して船長を助け戻ってきたのだ。船底の穴も修復したから大丈夫だと言う。日本に帰ろうと船長は言う。
が、ビンは船底の修理のときに、船に積まれていた積荷を見ていた。積荷は有毒な産業廃棄物であり、これをさわってしまった船長と自分は長く生きられないとわかったのだ。
船長も知らなかった事実。船底の穴はもともと作られており、受刑者ごと船と産業廃棄物を沈没させるつもりだったのだ。それを知っていて使命をおびていたのが、公務員のイザナミ。
しかしイザナミは沈没を見届けたら救命ボートで逃げる予定だったのだが、そのすべがなくなり、自分も捨て駒にされたと気づく。
ビンは自分の出身地の島に近いところで廃棄物が捨てられるのが許せないと嘆く。
船長以下受刑者たち、船の乗組員は、日本に生きて帰ろうと、壊れた船に帆をはり何とか動かすことに成功する。みんなで「10人のインディアン」を歌いながら進むと、陸が見えてくる。
果たして、船はどうなるのか・・・で暗転、終了。
たくさんのテーマというか、問題を含んでいて、終わった後考えさせられる内容でした。
船が日本に戻ったとして、彼らや廃棄物はどうなるんだろうとか、
こういうことが本当に起こったらどうすればいいんだろうとか・・・
現実の世界にも十分ありうるし、、、社会のルールの中で、自分がこのように巻き込まれ、微罪をでっち上げられて、刑務所送りになったら・・・
芝居そのものは、けっこう面白くて笑いととるところも多々あるんだけど。。。
「10人のインディアン」の歌の歌詞は何を暗示しているんだろう。
だんだん人が集まってきて、だんだん去っていく。。。
そしてタイトルも暗示。ボトルの中の船・・・結局は人間があがいていても、大きな流れの中では流されるしかない。。。
そのボトルから出ることもできないってこと?
カテコはその分楽しかったです。
普通のカテコは誰も話さないのに、さすがですね。鈴井さんはなしてました。
で、キャストからのひとことは、紅1点の熊川さんでした。
そうそう、セットが斬新でした。
マグロ漁船の甲板なんだけど、舞台の前の方は、シーソーみたいになってる大きな板が10枚くらいだったかな。
歩くたびにバタンバタンと動き、キャストが怪我しそうな感じ。
後ろの方は、船の舳先で、これも結構傾斜がある。その中ほどに船室に降りるような階段があるんだけど。
見たことないようなセットでした。
でも、内容が濃い芝居でした。キャストもみんなよかったです。
そうそう、ヨーロッパ企画の石田さんは女性役で、女装でした。あの細さで。。。なかなか怖かった(笑い)
諏訪さんはあのままの感じでしたけど。
鈴井さんは初めて芝居みたけど、存在感がハンパなかった。手が不自由な役で大変そうだったけど、すごいな~
大内さんはキャラメルボックスの方で、今度初めてキャラメルボックスの試合見に行くんですよ。楽しみ。
D-BOYSは前に芝居行ったけど、三津谷くんは出てなかったな~
また、このプロジェクトの芝居があったら、キャストは変わるだろうけど、見に行きたいな。
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