もるるんのよくばりポケット

いろーんなことに興味がある、ミーハーな働く主婦もるるんの日常や思ったことを書いていこうと思います☆☆

ヨーロッパ企画第41回公演 「あんなに優しかったゴーレム」見てきました

2022-11-12 01:41:26 | お芝居

ヨーロッパ企画第41回公演 「あんなに優しかったゴーレム」あうるすぽっと 2022.10.5 19:00~&10.10 13:00~
                             RaiBoC Hall(さいたま市民会館おおみや) 大ホール 10.20 18:30~


14年前の再演。もちろん、そのころはヨーロッパ企画は知りませんでした・・・
どんな話なんだろうと、事前情報を入れずに観劇。

いやあ、最後の最後にめっちゃぶっ飛びましたけど、
基本会話劇で、途中クスクス笑ったり、ゲラゲラ笑ったり、ヨーロッパ企画の魅力を堪能しました。
今回は、さいたまでも公演とのことで、神奈川より近いので、チケットゲット。
ただ、かなり大きな会場だったので、ちょっと客席が寂しかったのが残念でした。

話の内容は
「ある投手の地元にて、TVクルーが出くわした思わぬファンタジー。
掘り下がる街の記憶。投手そっちのけで進むドキュメンタリー。
愛慕と郷愁のサイココメディ、14年ぶりのリメイク再演。」(公式より)

これだけでだと、なんのこっちゃですよね。

基本「ゴーレムはいるかいないか」で引っ張るという・・・

プロ野球選手神崎選手の密着ドキュメンタリーを撮影しているテレビクルー。
彼の出身地で思い出の場所をめぐる。

思い出の地の公園で撮影しているが、神崎投手が、大きな土の像に向かって
「ゴーレムとよくキャッチボールをした」
土の像と?とフリーズするクルーたち。だが撮りなおしても同じ。
神崎投手にはロケ車で待機してもらい、善後策を話し合うクルー
そこで、プロデューサーさんが会社に相談に行く。

そこに現れたのは、神崎の同級生で、このあとのロケにサプライズで出る予定のつかもと。
彼も普通にゴーレムに話しかける。この町の人にとってはゴーレムは普通に動く存在でいるらしい。

どうにもならないので、一度撤収

ゴーレムのところには、、ゴーレムを研究しているゴーレム博士が現れて何かを調べている。
そこにやってくるクルーの3人。
ゴーレムは感情ももっているらしい。混乱するテレビクルーたち。

そこに中学生が、ゴーレムただいまといって学校から帰ってきて、
地面に穴を掘った、地下の家に入っていく。ゴーレムと暮らすゴーレム少女らしい。

なんだかんだとあって、少女はなちゃんの家に入れてもらうクルーたち。
そこには、冷蔵庫や机、テレビなど、ゴーレムが拾ってきてくれたものが揃っている。
さらに、ゴーレムと少女はテレビゲームで対戦もしてるらしい。実際にぷよぷよを・・・
クルーたちは完全にゴーレムがいることを信じるようになる。

その夜、ゴーレムのところに来た何人かのクルー。
そこに神崎の同級生、泊まる旅館のおかみが来て、ゴーレムと酒を飲むらしい。
またもや、ゴーレム少女の家にも行き、過去のゴーレムの話を聞く。
そこに神崎もやってきて、昔の神崎たちの話にもなり、すっかりゴーレムを信じ切ってしまう。

翌朝・・・
朝、ゴーレムに捕まってしまっているクルーが一人。体を土の中に埋め込まれてしまっている。
ゴーレムに唾を吐いたらしく、ゴーレムを怒らせてしまったらしい。
そこにやってくるおかみ。実は、彼の部屋の前にハチが巣を作っていたため、危ないからと
ゴーレムが部屋に行かせないようにしてたと。。。ゴーレムはそのように今までも町の人を守ってきたらしい。

プロデューサー以外はみんなゴーレムを信じ切っていた。
そこでクルーたちは、プロデューサーにもゴーレムの存在を認めさせ、テレビにこのことを流そうと
ゴーレム少女の家に連れていき、ゴーレム少女も呼び戻し、ぷよぷよをやってるところを見せる。

ついには、プロデューサーも、神崎投手とゴーレムのことをテレビで放送する気になり、
実際にキャッチボールをするところをカメラに収めることとする。

そして神崎投手とゴーレムがキャッチボールを・・・
(暗転)
成功した。カメラにも納めた。確認する全員。。。

そこに。。その前から何度か現れていたペガサスが。。。。
あわてて、それを撮影しに行くクルーたち。
上手く取れたか?ディスクの容量がいっぱいで、手間取ってしまって
なんとか空きを作って撮影したが、失敗。。。

で、何を消したの?この前に取ってたやつです。。。。。
(幕)


最後のどんでん返しに、、、、最初は呆然、そしてあっけにとられ。。。
次に笑っちゃいました。なんなんだ!!
そう来て、終わるとは思いもしなかった。
まさか、途中何度も出てきてたペガサスのエピソードと、実際のペガサスが
ここにきてこんな重要な役をもつとは・・・
ペガサスが何回か登場するようになると、
私たち観客も、ゴーレムだペガサスだと。。。混乱してきたし(笑い)

ゴーレムが動くのをどう表現するんだろうと、わくわくしながらみてたら
なんと暗転・・・・
だよね~いきなり動かせないよね~
でも、動いたんだな。キャッチボールしたんだなということが、わかっちゃうのがすごいよね。
何度も繰り返し確認するという・・・中川プロデューサーが一番興奮してるし。。。

会話劇だけで、こんなに面白いんですね~
前作の九十九龍城は、仕掛けも最高だったし、あと昔のビルのゲーツなんかも
そうだったけど、今回は、主が会話。。。
それだけで、こんなに魅せてくれる劇団って、そうそうないですよね。
しっかり楽しませていただきました。

最初はだれもゴーレムを信じていなかったのに、
ひとりまたひとりとゴーレム派に寝返っていくのも面白かったなあ。
その中でぶれない中川プロデューサー。。。
ひとり信じない人がいるから、面白い。
観客もゴーレム派になりつつあるしね・・・

ところで、、、ゴーレムって本当はいないよね~(笑い)

あと、、、1回目に見たときはスルーしちゃったんだけど、
ゴーレム少女は神崎投手の子供だったの?
途中でツカモトさんがそんなこと言ってたよね・・・・
ちょっと驚きでした。で、そこは掘り下げないのか!

 

舞台は、上下に分かれていて、上が公園。下がその地下にあるはなちゃんの部屋となっている。
上でも下でもいろいろなことが起こって、それが同時系列でしっかり見れるのがなかなか面白い。
ロビーに酒井さん作のミニチュアが飾ってあって、さすが酒井さんでした。

あと、ゴーレムが意外に大きかった。もっと小さいイメージを持っていた。勝手に。

そう、芝居の始まる前に注意事項がゴーレムから、、、もとい。永野さんからありました。
あ!注意事項だけでなく、物販の宣伝も。。。


大宮の回は、おまけトークショーがあり、永野さん司会のもと
土佐さん、理子ちゃん、酒井さんが登場。途中から上田さんも登場し、めっちゃ楽しみました。

上田さんは、ゴーレムとか龍とかペガサスとかそういう幻獣が出てくる芝居が好きとのことで、
ヨーロッパ企画は幻獣劇団とまで言ってました。


キャストでは特にあれこれ書くこともないんだけど。。。。

酒井さんが、こういう感じの役。。。神崎投手ね。やるの、なんか珍しい感じがして
見入っちゃいました。
いつもなんか機械いじってたり、途中から出てきたりのイメージが多くて。

それと、理子ちゃん、しっかり中学生でしたよ。

ところで、金丸さん。。。準劇団員扱いですが。。。そろそろ劇団に入った方がいいんじゃないでしょうか?
とも、思える感じでした(笑い)


それにしても、、、面白かったな~ 

 

コメント
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