もるるんのよくばりポケット

いろーんなことに興味がある、ミーハーな働く主婦もるるんの日常や思ったことを書いていこうと思います☆☆

舞台『2つの「ヒ」キゲキ』見てきました

2021-11-02 00:30:49 | お芝居

舞台『2つの「ヒ」キゲキ』 新国立劇場小劇場 2021.10.11 18:30~

水野美紀さんと矢島弘一さんの作品で、1幕は矢島さんの「パンティーアナキズム」、2幕は水野さんの「テクタイト」
別の作品でありながら2作品が緩くつながってる感じ。
ぜひ、見たい!!と思い、チケットゲット。
新国立の小劇場なので、すごく見やすかったです。

1幕の「パンティーアナキズム」
女子高生の桜子は「支配されること」が嫌で、また集団にも属せない。桜子は父親が女性とホテルに行くところを友達に目撃されてからは、ずっと同級生にいじめられている。
また、桜子はこの時代に生きていることが煩わしくなっていた。自分の心を話せるのは作家先生だけ。
そんなとき、パンティーを脱いでみろと同級生にいじめられている桜子。そこに担任の小田島先生がやってきて、主犯格のあすかを追い詰める。
あすかにも同じようにパンティーを脱げと言ったのだった。
あすかは、その日の帰りに自殺してしまう。
桜子はあすかの投げ捨てたパンティーを履いてから、桜の子の生活は変わっていく。
同級生とも仲良くなり、クラスの男子内山も家に遊びに来たりする。
キスしようとする内山に、「キスされるのは支配されることで、自分からキスすればそれは支配されることにはならない」
パンティーを脱ぐのも支配されることになるのか?
支配されるとは?と考えた桜子は「パンティーアナキスト」になるという夢を持ち、数年後に情熱大陸にとりあげられるくらい
注目されるようになった。高校の同級生もみんな応援しているよと笑顔で桜子をみている。

と普通に付き合うようになった。SNSがバズったりとあすかのパンツを履いてから、どんどん好転し
「パンティーアナキスト」として情熱大陸に取り上げられるくらい注目されるようになる。
高校の同級生もみんな応援しているよと笑顔で桜子をみている・・・

(というような話でした。ちょっと記憶があやふやなところもあるけど)


2幕の「テクタイト」

舞台は変わって、とある舞台公演の千秋楽の話。
幕間の休憩のときから、キャストが舞台の片づけや掃除をしてて、最初はボーっと見てたけど、すでに芝居に入ってたということなのか。

千秋楽の日、主演の売り出し中の俳優タクトは、実の父親が毒入りカレー事件の犯人だと報道されて、スタッフもキャストもざわざわしている。そこにタクトが現れる。

幕間の時間、お茶をしている小田島さん。。。そこに来る小田島さん、そして小田島さん・・・みんな小田島さん。ここに1幕の小田島先生もいる。

2幕は始まるが、舞台のセットには剛力ちゃんの演じる小田島さんと、望(タクトの分身?)がいる。望(タクト)は親から虐待されていたらしい。さらに父親が母親を水に沈めたらしい。そんな望(タクト)は精神が壊れているんだろう。
そんな芝居の中に、いつしか小田島さんたちも入り込み、役者が動くのにつれ右往左往し始める。
そして殺陣の中に紛れ込む小田島さんたち。「斬られても袖にはけたら生き返る」という演劇あるあるで、舞台はわちゃわちゃドタバタに。。。
でも。。。最後にはタクトが救われて、小田島さんたちがすべてを受け入れてくれたから。


そんな感じのお話で、、、1幕と2幕ではだいぶ毛色が違う芝居だったけど。同じ登場人物っぽい人がいたりと
何となく両方でセットというような感じも。
両方ともガッツリ理解するのは難しい芝居だったけど、テンポがよくて、見る人を飽きさせない、、、
のめりこませる芝居だったと思う。
特に2幕の「テクタイト」は、パワフルですごい(語彙がなくてごめんなさい)芝居で、
見終わってしばらく放心状態だったし、翌日までもなんか引きずる内容でした。

こういう企画もなかなかいいですね。
楽しめたお芝居でした。。。


キャストの感想ですが
やっぱり剛力彩芽さんですかね~
久々に拝見しましたが、とてもよかったです。
特に1幕の仏頂面の女子高生、、、見ごたえありました。
支配されることにイライラしている桜子。。。こういう女子高生いるよね~という

それから、今回初めましてだったのですが、
内山くんとタクトの和田雅成くん
上手いですね~それと、殺陣がすごい。
体の切れがすばらしいです。
2.5次元俳優さんっていうんでしたっけ?彼のファンの方が
たくさん見に来ていたみたいでした。

小田島先生の水野美紀さん
特にいうことがない感じで、普通にうまかったです。
1幕の小田島先生があすかのことを糾弾するシーンとか
ジワジワと嫌でした。あすかが自殺しちゃうのもちょっとわかるかな~

他のキャストの方も、皆さん運動神経よくて、芝居がしまってました。

あ!バッファロー吾朗の作家先生はなかなか味がありました。

水野美紀さんのお芝居は、もっともっと見たいです。是非また来年も。。。。

コメント
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