ミュージカル「モンティ・パイソンのSPAMALOT」 東京建物 Brillia HALL 2021.02.04 17:00~ & 2021.02.14 12:00~
福田さん演出の「モンティ・パイソンのSPAMALOT」。再再演になります。
今回は大幅にキャストを入れ替えて。。。
初演は見に行かなかったのですが、2015年の再演見に行きました→感想はこちら
いや~このときも笑いました。
あらすじなんて、どうでもいいような(失礼)
こういう舞台もありなんだ、と思えるようなものでした
(よく考えると、福田さんのは圧倒的にこの手のが多いですよね)
あのときは池田成志さん、ムロツヨシさんとかがやりたい放題だったよなあ。。
そして、今回も、、、はい、やりたい放題の方がいらっしゃいました。特に賀来賢人さん。
一応のあらすじを書いておきます。
「神のお告げをうけたアーサー王は従者パッツィを連れ、家来となる円卓の騎士を集めて聖杯(ホーリーグレイル)を探す旅に出る。しかし、次々と起こる奇想天外なハプニングが、彼らの行く手を阻む…。
果たしてアーサーたちは、目的の聖杯を見つけることができるのか!?」公式より
一幕はアーサー王が円卓の騎士たちを集め、聖杯を探す旅に出て、フランスのお城に攻め込もうとするが、逆にやられて逃げ、みんな散り散りバラバラになってしまうところまで。
二幕は一人になったアーサー王が、ニッの騎士に会い、そこからなぜかジパングの話に、聖杯はジパングの東京ブリリアホールにあるということになって、見つかった~ハッピーエンド!
うわー簡単な内容(笑い)
まあ、そうなる間に、あれやこれや、いろんなことがおきて、ウダウダもするんですけどね。それが面白かった。たくさん笑わせていただきました。
そうそう、2回目に見に行ったときは、東京のファイナルだったので、福田さんも出てきて、キャスト全員(アンサンブルの方も)一言ずつの
ご挨拶がありました。。これも楽しかった。福田組は恒例だそうで、今度からファイナル狙いたいと思っちゃった。
キャストの感想で内容の感想ということで・・・
まず、アーサー王の山田くん
福田さんで山田くんというと、もうヨシヒコになっちゃうんですけどね。
とぼけたアーサー王でした。で、山田くんは歌が上手いんだよね~
すごいなと思ったのが、アドリブの応酬のときに、他のキャストはみんな
素で笑ってるのに、山田くんは表情一つ変えないの・・・真面目か!!
これ!技だよね
カテコとかだと、弾けてるから。。。笑わない人ではないのに。。。
すごいな~とマジで思いました。
演技とかはね、もう何も特に問題ないけど。。。
二ッの騎士の、あの少し変わるであろうあの、長すぎるセリフ。。。ちゃんと
覚えてて同じように言うのは感動でした。
ランスロット卿の賀来くん
もうランスロット卿とはいえないですよね。もうあれこれ何役やったの?
ものすごい着替えとか大変だったと言ってましたけど。そうでしょうそうでしょう。
竹馬に乗ったり、ロープでつられたり、
すごいパンツはいて踊ったり・・・ホントにお疲れ様でした。
で、賀来賢人劇場だった・・・アドリブ無法地帯ですからね。
何やってもいいのか??
その割に、他の人のアドリブには耐えきれずに後ろを向いてしまうって
二ッの騎士が一番好きだったな~ホントにやりたい放題だったですからね。
新感線とか他の舞台でも賀来くん見てるけど、ホントに楽しそうに自由にやってました。
はまり役でした!!
パッツィの矢本悠馬くん
前回はマギーさんで、彼が物語の回し役だから、大変だろうな~と思ってたけど、普通にこなしていて
さすがでした。
一応馬らしいので(笑い)荷物をずっと背負ってで、すごく重いってファイナルで言ってましたけど。
ホントにお疲れ様でした。
矢本くんがいなければ、この舞台は成り立たない・・・
でも、、「こころくん」に似てるって。。。いわれなきゃ気づかなかった(笑い)
ガラハッド卿の三浦宏規くん
私は初めての見た方だったのですが、テニミュとかに出てた方のようですね。
歌もお上手だったし、とてもよかったです。
最初は関西弁で、アーサー王についてからは、標準語って・・・よくわからないキャラ設定だけど。
これから注目だわ
ロビン卿の小関裕太くん
キャラがかわいすぎる!!おもらししちゃうとか。
二幕でじろう王子と、衛兵長谷川のほとんどシソンヌのコントの場面に、矢本くんと絡んでいくところ、
ホントにすごい明後日の方からの絡みに笑わせていただきました。
長谷川さんがマジで困ってるのがおかしかった
・・・実際、ファイナルのカテコで、長谷川さんに有吉の壁より難しい絡みといわれてましたからね~
湖の貴婦人の新妻聖子さん
いいんですか?こういうのに出ちゃって(笑い)新妻聖子の無駄遣いともいえる!!
歌のうまさが別格的に違いまして(当たり前だけど)
さらに、その歌詞が・・・笑っちゃう
ヒロインなのに出番が少ないとか、楽屋でずっとお菓子食べてるとか、
FMS歌謡祭出てるのにとか、帝劇とか日生にも出てるのに、こんな扱いでいいのかとか。。。
思いっきり自虐な歌詞を、ひたすらに歌い上げる。。。素晴らしすぎる。
そして。。。。
ベディヴィア卿のシソンヌ長谷川さん
彼もいろんな役やってたけど、恰幅がいいから、意外に騎士が似合う。
トロイの木馬のパロ・・・デカいうさぎね。あのときの長谷川さんのボケというかアドリブというかは
最高でした。しばらく、無になってるのもよかったな。
それと、やっぱり王子と衛兵のコントですよね。
歴史学者やハーバート王子やいろいろのシソンヌじろうさん
前回はムロさんがやってたんですよね。また全然違う感じでよかったけど、
じろうさんはやっぱりパンティー王子がすごかったよ。
衛兵役の長谷川さんとの絡みが、シソンヌライブか?って感じでしたよ。
もう笑いました。。。
声がさ、すごく特徴的だし。。。あの王子の歌がしばらく耳から離れなかった
福田さんの舞台に絶対あってると思うから、、、
これから使われるかも。っていうか、シソンヌの二人と佐藤二朗さんとムロさんいたら
話が全く進まない気がする・・・
それ以外思い出したこと。。。
・キンプリのシンデレラガールを歌う三浦くんに「だめだあの事務所の歌は」
・賀来くんが嫁の尻に敷かれてると言われ「アミューズと研音にケンカ売ってるのか」
ちなみに、このとき吊られていてるのに、名前は吉田・・・
・ぐだぐだのシソンヌの二人に「午前中に有吉の壁の収録があったからって、今日はパワーがない」
・「イギリス人のかーちゃん、でーべーそ!」小学生か?
・ジパングの紅白歌合戦のパロにも笑った、「香水」が最高だった
この時期にこういう最高に笑える芝居がみれてよかった・・・
何も考えずに笑える舞台って、楽しいしストレス発散になります。
皆さん、本当にありがとうございました。
飾ってあった、スパムだよ