劇壇ガルバ第1回公演「森から来たカーニバル」駅前劇場 2018.12.06 19:00~
劇壇ガルバは山崎一さんが立ち上げた劇壇で。。。その第1回公演
キャストが、高田聖子さんや、大石継太さん、高橋恵子さんなど豪華。
ヨーロッパ企画の本多力さんも出てたりして・・・
このキャストを駅前劇場のようなハコで見ることができるなんて、豪華ですね~
上演項目は、別役実さんの「森から来たカーニバル」
別役さんといえば、ナイロンが上演するな~というイメージがあるし。
不条理劇というジャンルですよね。
不条理劇ってなんだろう。。。っていつも思うんですよね。
なんとなくニュアンス的にはわかるんだけど、
漠然としてよくわからない。かみ合ってるようでかみ合ってない。意味があるんだかないんだか・・・
そういった感じを受けます。
結末もよくわからないで終わってしまうんですけどね。
ストーリーとしては、
ある森の中の喫茶店に一組の夫婦がやってくるところから(大石さんと聖子さん)
夫婦の会話、夫婦と定員の会話が、すでにかみ合ってない・・・
すると店員が「森から920ヘクトパスカルのカーニバルがやってくるので、もう店じまいしたい」と
言い出す、
カーニバルって何?すると、現れたカーニバルは、巨大な象と象使いの男(本多さん)。
象が通ると人は踏みつぶされ、殺されたりケガをする人も・・・
確かに店をしめなくてはと、思うくらいのことがおきる。
象使いが言うには、象は決して人を殺すつもりなどはないけど、殺してしまう。
そのことに対して、申し訳ないと思っていると。
でも、人々は象に対して、憎しみをもったり、興味半分で見に来たり、自分を踏み殺してくれときたり・・・
カーニバルが去った後、ひとりの年老いた女性(高橋さん)が登場する。一人、部屋で編み物をしながら
椅子に座っている。旦那さんとの話を聞いたりしていると、そこにもまた象があらわれて。。。
そして高橋さんがいなくなった椅子には、聖子さんが座っていて、ひとりで編み物をしている・・・・
そんな感じのお話でした。
カーニバルって。なぜ巨大な象?
自然災害を表しているのだろうか?台風とか地震とか?それとも戦争とか。
そう考えると怖いですよね。
カーニバルって人が熱狂するお祭りなわけで、災害を楽しんでしまうってこと?
逃れらない運命だから、踊らされているってことなのかな
見終わったあと、いろいろと考えさせられました。
とはいうものの、かみ合わない会話に笑ったり、客席から現れるカーニバルの面々に圧倒されたりとか
けっこう楽しんでみていました。
そして何より、舞台が近い!
私は最前列だったので、ホントに間近で役者さんを見れて、大興奮でした。
すぐ手の届くあたりに、高橋惠子さんなんて・・・贅沢だわ~
主演は聖子さんだったようなんですが、
ワタシ的にが象使いの本多さんが、とっても目立ってて、主役のような感じでした。