先週ですが、ようやく「プリンセス・トヨトミ」を見てきました。
TVのCMや映画館の予告編などで、なかなか面白そうだな~と思い。。。
ようやく見てきましたよ。公開から1か月近くたってましたが、映画館、わりと人が入ってました。
原作は読んでませんので、真っ白です。
そうですね。なかなか面白い映画ではありましたが、前半と後半で、話のテイスト・テンポ感が全然違って、不思議な感じでした。
後半部分は、正直私は消化できず。。。なんか不完全燃焼でしたね。
このあと、ネタばれになりますので、まだご覧になっていない方は、ご注意ください。
前半部はテンポもよくて、岡田くんがいるからか「黄金の豚」みたいな感じで、なかなか面白かった。
会計検査院の3人のキャラもよく描かれてたし、お仕事のところも面白かったです。
ただ、これだけでは、単にお仕事ドラマですよね。
そこに絡んでくるのが、大阪国の話。
社団法人OJOの監査から、壮大な話にとなっていきます。
OJOの監査のあと、携帯電話を忘れたことに気づき、堤さん演じる松平がOJOに取りに戻ると、職員たちが消え、電話もつながらず、机の中のものも全部ない状態に。翌日OJOを訪ねると、前日と同じように職員たちが仕事をしている。
しかし、OJOの玄関が見える場所に松平はいたのに。。。おかしいと不審に思いだす。
その後学者を監査したときに、OJOに抜け道があるらしいと聞き、松平は再びOJOに。OJO内部の扉が抜け道の出入り口ではないかと中を見せるよう要求するが、いったんは拒否される。
しかし、中井貴一さん演じるお好み焼き屋店主の真田が突如現れ、「私がご案内します」と声をかける。
そして、松平と真田は扉の中に入る。そこには長い廊下があり、その先には国会議事堂のようなもの。大阪国の国会議事堂であり、真田は大阪国の総理大臣だという。
1615年の大阪夏の陣で、豊臣家は滅び、血筋は根絶やしにされたとなっているが、実は豊臣秀頼の息子が逃げ延び、豊臣の血筋を守り抜くために大阪国が作られたということ。
明治政府からは大阪国は認められていたという設定。そしてOJOはその大阪国を守るためにあるらしい。
そして現在の豊臣家の末裔は、女子中学生。。。すなわちこれが王女「OJO=おーじょ」
ここで、監査に行った中学校が絡んでくる。その中学に通うチャコが王女だったのだ。本人は知らない・・・
大阪国の話は、父から息子へと言い伝えられる。言い伝えるのは、大阪城の下にある、例の廊下でだ。そして真田も自分の息子(女性の心を持っているようで女子のかっこうをしている)に伝えることになる。
OJOの監査の結果を松平が真田に言い渡す日、松平の部下のはるかちゃん演じるミラクル鳥居が、チャコを守ろうと、車で連れて行く。これが王女誘拐ということになってしまう。
王女を守るため、大阪中の男たちが蜂起する。
ここがさんざん流れている予告編の
「2011年7月8日金曜日 午後4時のことである。大阪が全停止した。」というとこになる。商店街のおっちゃんも警察のおまわりさんも、だれもが府庁前にひょうたんを持っておしかける。
結局、そこに、王女と鳥居が現れ、めでたし!となると思いきや、松平が何者かに拳銃で撃たれ・・・
最終的には、松平自身も大阪出身で、父親とは小さいときに別れたが、父が余命いくばくもないときに松平に何かを話したがっていた、ということを思い出し、、、
大阪国の父と子のきずなを通じて、何かを感じ、監査自体は問題なく終わったというような話でした。
で、後半部分、たぶんこの映画の肝は、あきらかにこの大阪国の話を通しての、父と子の話だと思うんだけど・・・そこが唐突で何だかよくわからないうちに終わってしまった。
っていうか、回収できてない部分がたくさんありすぎて、
見終わったあとに??マークがたくさんでした。
たとえば、
中学校の扉は大阪城からの抜け道に通じるのかとか
OJOの職員は結局秘密の扉からいなくなったのかとか
父と子に言い伝えられた話は、大阪の女性はいつ知るのかとか
大阪国の男が府庁前に集まったのはいいけど、それでどうするの?とか・・・
(王女を救いたいなら、ただ集まっているだけでもしょうがないでしょう)
プリンセストヨトミと銘打ってるわりに、プリンセ=チャコの扱いがよくなくて、誘拐されたというだけで、意味もないとか
真田の息子はなぜ女装してるのかとか
誰が何のために松平を撃ったのかとか
まあ、あげればきりないけど、
いろんなところが、全部回収されずに終わってしまったんだなって。
もっと、言っちゃうと、監査で問題があったってことなのに、
自分が大阪国出身だったとか、自分の父とのこととかで、「問題なし」に会計検査院の役人がしてしまっていいのかとかね。
そのあたり??マークが多すぎて、一番大切な「父と息子の問題」があいまいになってしまってる気がしました。
ただ、中井貴一さんはすごくうまかったし、よかったです。
はるかちゃんはかわいかった。前半部のすっとぼけた感じは、なんか癒されました。
TVのCMや映画館の予告編などで、なかなか面白そうだな~と思い。。。
ようやく見てきましたよ。公開から1か月近くたってましたが、映画館、わりと人が入ってました。
原作は読んでませんので、真っ白です。
そうですね。なかなか面白い映画ではありましたが、前半と後半で、話のテイスト・テンポ感が全然違って、不思議な感じでした。
後半部分は、正直私は消化できず。。。なんか不完全燃焼でしたね。
このあと、ネタばれになりますので、まだご覧になっていない方は、ご注意ください。
前半部はテンポもよくて、岡田くんがいるからか「黄金の豚」みたいな感じで、なかなか面白かった。
会計検査院の3人のキャラもよく描かれてたし、お仕事のところも面白かったです。
ただ、これだけでは、単にお仕事ドラマですよね。
そこに絡んでくるのが、大阪国の話。
社団法人OJOの監査から、壮大な話にとなっていきます。
OJOの監査のあと、携帯電話を忘れたことに気づき、堤さん演じる松平がOJOに取りに戻ると、職員たちが消え、電話もつながらず、机の中のものも全部ない状態に。翌日OJOを訪ねると、前日と同じように職員たちが仕事をしている。
しかし、OJOの玄関が見える場所に松平はいたのに。。。おかしいと不審に思いだす。
その後学者を監査したときに、OJOに抜け道があるらしいと聞き、松平は再びOJOに。OJO内部の扉が抜け道の出入り口ではないかと中を見せるよう要求するが、いったんは拒否される。
しかし、中井貴一さん演じるお好み焼き屋店主の真田が突如現れ、「私がご案内します」と声をかける。
そして、松平と真田は扉の中に入る。そこには長い廊下があり、その先には国会議事堂のようなもの。大阪国の国会議事堂であり、真田は大阪国の総理大臣だという。
1615年の大阪夏の陣で、豊臣家は滅び、血筋は根絶やしにされたとなっているが、実は豊臣秀頼の息子が逃げ延び、豊臣の血筋を守り抜くために大阪国が作られたということ。
明治政府からは大阪国は認められていたという設定。そしてOJOはその大阪国を守るためにあるらしい。
そして現在の豊臣家の末裔は、女子中学生。。。すなわちこれが王女「OJO=おーじょ」
ここで、監査に行った中学校が絡んでくる。その中学に通うチャコが王女だったのだ。本人は知らない・・・
大阪国の話は、父から息子へと言い伝えられる。言い伝えるのは、大阪城の下にある、例の廊下でだ。そして真田も自分の息子(女性の心を持っているようで女子のかっこうをしている)に伝えることになる。
OJOの監査の結果を松平が真田に言い渡す日、松平の部下のはるかちゃん演じるミラクル鳥居が、チャコを守ろうと、車で連れて行く。これが王女誘拐ということになってしまう。
王女を守るため、大阪中の男たちが蜂起する。
ここがさんざん流れている予告編の
「2011年7月8日金曜日 午後4時のことである。大阪が全停止した。」というとこになる。商店街のおっちゃんも警察のおまわりさんも、だれもが府庁前にひょうたんを持っておしかける。
結局、そこに、王女と鳥居が現れ、めでたし!となると思いきや、松平が何者かに拳銃で撃たれ・・・
最終的には、松平自身も大阪出身で、父親とは小さいときに別れたが、父が余命いくばくもないときに松平に何かを話したがっていた、ということを思い出し、、、
大阪国の父と子のきずなを通じて、何かを感じ、監査自体は問題なく終わったというような話でした。
で、後半部分、たぶんこの映画の肝は、あきらかにこの大阪国の話を通しての、父と子の話だと思うんだけど・・・そこが唐突で何だかよくわからないうちに終わってしまった。
っていうか、回収できてない部分がたくさんありすぎて、
見終わったあとに??マークがたくさんでした。
たとえば、
中学校の扉は大阪城からの抜け道に通じるのかとか
OJOの職員は結局秘密の扉からいなくなったのかとか
父と子に言い伝えられた話は、大阪の女性はいつ知るのかとか
大阪国の男が府庁前に集まったのはいいけど、それでどうするの?とか・・・
(王女を救いたいなら、ただ集まっているだけでもしょうがないでしょう)
プリンセストヨトミと銘打ってるわりに、プリンセ=チャコの扱いがよくなくて、誘拐されたというだけで、意味もないとか
真田の息子はなぜ女装してるのかとか
誰が何のために松平を撃ったのかとか
まあ、あげればきりないけど、
いろんなところが、全部回収されずに終わってしまったんだなって。
もっと、言っちゃうと、監査で問題があったってことなのに、
自分が大阪国出身だったとか、自分の父とのこととかで、「問題なし」に会計検査院の役人がしてしまっていいのかとかね。
そのあたり??マークが多すぎて、一番大切な「父と息子の問題」があいまいになってしまってる気がしました。
ただ、中井貴一さんはすごくうまかったし、よかったです。
はるかちゃんはかわいかった。前半部のすっとぼけた感じは、なんか癒されました。