物部の森

日常感じたこと、趣味のこと、仕事のこと・・・等々
日記風に書いてます。

葬儀という機会

2012年05月21日 | Weblog
 ずっと闘病生活を続けていた職場の先輩Yさんが亡くなった。通夜と告別式に参列する。
 式場に着いてびっくり。虎キチのYさんらしく、BGMは六甲おろし。式場の入り口には、タイガースタオルやメガホンが飾ってある。祭壇は、黄色と白の菊の花で阪神タイガースのロゴマークをあしらっている。遺影は、余興や何かの被り物を頭の上に乗せて煙草を吹かしながら笑っている写真。社員旅行やプライベートの写真を収めたアルバムも置いてあり、自由に閲覧できる。こんなの初めて。より故人が偲ばれる演出だが、ある意味暗くない。
 通夜では、お勤めが終わると、僧侶が壇上から講話をする。
 大切な人が亡くなったときに、多くの人は「後悔」の念を持つ。「もっと親孝行すれば良かった」「好きなことをさせてあげたら良かった」など。参列いただいた方は、「もし自分の大切な人が今亡くなったらどうする?」と一度想像してみてほしい。その人に対してやってあげたいことがたくさん思い浮かぶはず。葬儀とは、故人がみなさんにそういう機会を与えてくれる場でもあります。
 良い話である。思い浮かんだことは実行しないといけないな。
コメント (2)
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