M君から彼の息子が通う中学校の文化祭に誘ってもらった。
神戸にある日本で一番優秀な進学校の一つ。昨年の文化祭で、同校の野球ファンサークルが発行しているプロ野球各チームの展望について書かれた冊子をM君からもらって、それが秀逸だった。「その他にも各クラブや同好会、先生まで出し物をして、すごい内容。Mさん(私)一回行きませんか」と去年から誘ってくれていたのだ。
JR住吉駅で待ち合わせ、二人で向かう。道中で生徒たちが道案内をしている。受付なども基本生徒が運営。みんな礼儀正しい子たちばかり。
同校は中学・高校6年間一貫なので、文化祭も中高合同で行われる。最初は同校の先生が行う「N校一受けたい授業」、地学と国語を二コマ受講。その後、クラシックやロックのステージを観覧。お昼は学食でカレーライスを食べる。
午後からはIPPONグランプリを観覧。笑いのレベルも高い。その後、かたっぱしから各教室の文化系クラブ・同好会の展示・出し物を回る。もちろん今年も野球ファンサークルの冊子「リードオフマン」をもらった。その他、色んなところでレベルの高いクイズなどがあり、大いに知的好奇心を刺激される。
途中、M君の息子のY君も挨拶に来てくれた。久しぶりに会ったが、良い少年に育っている。昔私がプレゼントした腕時計を大事にしてくれていて「ここの受験のときも巻いてたんです」と言ってくれた。おじさん、感動である。
そうして終了の15時すぎまで、目いっぱい楽しむ。
その後、M君が16時半くらいから「バグパイプ」をおさえてくれていた。同店はショットバーなのだが、彼は常連なので、「裏メニュー」でディナーコースを準備してくれていたのだ。しかも私の「送別会」ということでご馳走までしてくれた。
お土産でN校名物のドラ焼きまでいただく。何から何まで申し訳ない。
日本最高峰の少年たちのお祭り。刺激的な一日、なかなか経験できない体験をさせてもらった。