クリシンは合計6回の授業(以下、クラス)があり、それぞれDAY1, DAY2, …,
DAY6と呼ばれます。
DAY1からDAY3の途中までは、「説得力のある主張をするにはどうすればよいか」が
メインテーマです。
そのための手順は以下のとおりです。
1. イシューを押さえる
これは「何を考え論じるべきか」をきっちりと押さえる。
このイシューとは、話題・論点・議題などを意味します。
例えば「顧客からのクレームは必要か」と問われているのに「顧客からの
クレームにはどのようなものがあるか」と誤解してしまったり、「戦略は何か」
と問われているのに「なぜそのような戦略をとったのか」を考えてしまったり
するのは、イシューがずれている、といわれる。
2. メインメッセージをイメージしておく
最終的な主張がどのようなものか、大雑把で良いのでイメージしておき、
最後に主張をまとめるときに、そのイメージからずれていないかを確認する。
3. 何が言えればよいのか(枠組み)を考える
ここがもっとも肝となる部分です。
4. 主張の材料をグループ化する
3で考えた枠に沿って、主張の材料をグループ化します。
5. グループ化した材料を元に、枠組みをより具体的な表現(キーライン)にする
このときに材料のメッセージの7-8割がキーラインに含まれているよう意識する。
6. キーラインから最終的なメインメッセージを作り上げる
このときにキーラインのメッセージの7-8割がメインメッセージに含まれているよう
意識する。
ここまでで一応完成です。
トップのイシューから最下層の材料までがピラミッド上に並べられるため、
その図式をピラミッドストラクチャー(PS)と呼んでいます。
最後に、本当にこれで大丈夫なのか、メインメッセージからトップダウン的に
下にたどっていきます。そのときに、メインメッセージに対して Why? の
回答がキーラインになっているか、さらにキーラインに対して Why? の回答が
グループ化された材料になっているかチェックし、全体として「納得感」が
でていればそれでOKとします。
「納得感」というのが最初はしっくりときませんでした。説得力を持って主張
したいのに、「納得感」というあいまいな基準とが相容れない気がしたのです。
しかし、そもそも「主張」とは正しいことを言うことではなく、主張したい人の
何らかの価値基準や経験に基づいた仮説から、その人が正しいと”思っている”
ことを言うことであり、実際にそれが正しいかどうかはわかりません。
また、100%正しいことを言うということは、主張ではなく単に事実を
述べているに過ぎないのです。
そのようなあいまいが部分がある以上、納得感でそのあいまいな部分を補うことが
必要ですし、この「主張」の目的は、相手が納得してくれさえすればよいので、
少なくとも自分自身で納得感があると思えるような主張でなければ、まして
疑いの感情をいただいているかもしれない相手を納得させることはできないでしょう。
DAY6と呼ばれます。
DAY1からDAY3の途中までは、「説得力のある主張をするにはどうすればよいか」が
メインテーマです。
そのための手順は以下のとおりです。
1. イシューを押さえる
これは「何を考え論じるべきか」をきっちりと押さえる。
このイシューとは、話題・論点・議題などを意味します。
例えば「顧客からのクレームは必要か」と問われているのに「顧客からの
クレームにはどのようなものがあるか」と誤解してしまったり、「戦略は何か」
と問われているのに「なぜそのような戦略をとったのか」を考えてしまったり
するのは、イシューがずれている、といわれる。
2. メインメッセージをイメージしておく
最終的な主張がどのようなものか、大雑把で良いのでイメージしておき、
最後に主張をまとめるときに、そのイメージからずれていないかを確認する。
3. 何が言えればよいのか(枠組み)を考える
ここがもっとも肝となる部分です。
4. 主張の材料をグループ化する
3で考えた枠に沿って、主張の材料をグループ化します。
5. グループ化した材料を元に、枠組みをより具体的な表現(キーライン)にする
このときに材料のメッセージの7-8割がキーラインに含まれているよう意識する。
6. キーラインから最終的なメインメッセージを作り上げる
このときにキーラインのメッセージの7-8割がメインメッセージに含まれているよう
意識する。
ここまでで一応完成です。
トップのイシューから最下層の材料までがピラミッド上に並べられるため、
その図式をピラミッドストラクチャー(PS)と呼んでいます。
最後に、本当にこれで大丈夫なのか、メインメッセージからトップダウン的に
下にたどっていきます。そのときに、メインメッセージに対して Why? の
回答がキーラインになっているか、さらにキーラインに対して Why? の回答が
グループ化された材料になっているかチェックし、全体として「納得感」が
でていればそれでOKとします。
「納得感」というのが最初はしっくりときませんでした。説得力を持って主張
したいのに、「納得感」というあいまいな基準とが相容れない気がしたのです。
しかし、そもそも「主張」とは正しいことを言うことではなく、主張したい人の
何らかの価値基準や経験に基づいた仮説から、その人が正しいと”思っている”
ことを言うことであり、実際にそれが正しいかどうかはわかりません。
また、100%正しいことを言うということは、主張ではなく単に事実を
述べているに過ぎないのです。
そのようなあいまいが部分がある以上、納得感でそのあいまいな部分を補うことが
必要ですし、この「主張」の目的は、相手が納得してくれさえすればよいので、
少なくとも自分自身で納得感があると思えるような主張でなければ、まして
疑いの感情をいただいているかもしれない相手を納得させることはできないでしょう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます