サイエンス好きな男の日記

気が向いたときに、個人的なメモの感覚で書いているブログです。

クリティカルシンキングは良かった!

2007-09-27 22:24:48 | GMS
2007年7月期にグロービスマネージメントスクール(以下GMS)の
クリティカルシンキング(通称:クリシン)を受講しました。

以下に、全体を通しての感想を書いておきます。


■全体を通しての感想

私の場合、昨年マーケティング・経営戦略基礎を受講していて、そのときに3C、
5F、マーケティングの4P、バリューチェーン(いわゆるプロセス型です)などの
FWを使って、ビジネスの成功要因をどうやって考えるか、これから参入しようと
する市場は魅力的な市場なのか、自社の強み・弱みを把握しそれをどのように
戦略に生かしていくのか、といったことを学びました。
こう書くとなんかクリシンと似ているような気にもなってしまいますが、
これらは既存のFWに当てはめることで何とか答えを見つけようという
アプローチなのだと思います。

一方、クリシンは、既存のFWも使いますが、それはひとつの選択肢であり、
基本的な方針は、何が言えればよいのか、どのように問題を分解・掘り下げて
解決策を見出すのかを状況に応じて臨機応変に考える訓練だったと感じています。

これらはお互いに相補的なものであり、両方を学べたのは私にとって今後の
ビジネスを進めていく上で非常によかったと思うとともにもっと早くに知って
いれば、さらによかった。

ひとつ欲張りなことを言えば、クリシンの本来の趣旨からは外れてしまいますが、
その両方をあわせたような解説もあったらよかったかなと思います。例えば、
最後のPEの例では、アクションプランは問題解決のための施策ですが、
マーケ・経営戦略では、企業の取るべき施策を考える場合には、問題を
克服するだけでなく、企業の強みを生かした施策も考慮し、その全体を見て、
どのような施策を打つべきかといった検討がなされました。現実的にも
そのような検討方法をとるのだと思いますので、クラスでも、クリシンでは
こうだけれど、実際には~といった考え方で進めることが多い、といった解説も
あれば良かったのかなと。

私の場合、マーケ・経営戦略を先に受講したため、枠組みでは比較的
考えやすかったのかなと思いますが、逆にクリシンの思考プロセスを先に
知っていれば、またマーケ・経営戦略の受け方も終わったのかも知れません。
その意味では、マーケ・経営戦略で使ったケースに対して、PEのような
問題分析やアクションプランの検討を行うと、ますますクリシンの
思考プロセスに磨きがかけられそうな気がしてきました。しかも自分で
やればタダだし…。


以降、もう少し詳しくクリシンのポイントを振り返ってみたいと思います。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 高校社会の必修科目は日本史... | トップ | 論理的に主張するには - PS... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

GMS」カテゴリの最新記事