宮代NOW(出来事編)

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ものづくりの楽しさ存分に 日本工業大学で埼玉県が「青少年夢のかけはし事業」を開催

2010年08月28日 21時20分06秒 | 宮代ニュース
埼玉県の子どもたちに一流に触れることによって、将来「日本を代表する、あるいは世界にはばたく」活動を行う人になる架け橋を提供しようという埼玉県の「青少年夢のかけはし事業・日本工業大学のおもしろものづくり教室」が28日、埼玉県宮代町の日本工業大学で行われ、40組80名余の親子が、わずか200円弱でできる「二足歩行紙ロボット」や世界にたった一つの自分だけの「偏光万華鏡」作りに挑戦した。



「ものづくり」教育日本一の日本工業大学の「ものづくり」の極意は「楽しいこと」。子どもたちにはちょっと難しい理論であっても、楽しみながらものづくりを行えば、自然に理論にも興味をもつようになり、理解が早くなるというもの。



28日は、日本工業大学の先生(博士)と学生が全面協力して、「二足歩行紙ロボット」と「偏光万華鏡」作りに取り組み、参加した子どもたちは、存分にものづくりの楽しさや難しさ、考える力の大切さや豊かな発想が楽しさを倍化させることを味わった。



この日、教室が開かれたのは、学校の教室らしくない、日本工業大学のスチューデントラボ。



なにやら、天井から飛行機がぶら下がっていたり、ゴム鉄砲が置かれていたり、大学の教室らしくない、楽しい工作室といった感じ。ここは、日本工業大学の学生たちが自由に出入りして、ものづくりを楽しむ場。色々な道具や機械が揃っていて、いつもは、これらを使って学生たちが思い思いにものづくりを進めているラボ。



そんな中で、午前10時、240組の応募の中から抽選であたった40組80名ほどの親子が2組に分かれて工作開始。



工作の合間に、ちょっと理論などを織り交ぜながらの説明を行うが、子どもたちは意外に真剣に、先生の話に耳を傾ける。



埼玉県全域から集まった、工作好き(? 夏休みの工作代わりという子どもも・・? いたかも)な子どもたちだけに、真剣な表情なのか、早くもものづくりの楽しさに浸っているのか・・・。



工作に入ると、更に、その顔に真剣さが増す。



最初は、子どもたちの工作を手伝っていたお父さんやお母さん、おじいちゃんたちだが、次第に手が伸びる。



微妙な工作場面になると・・・つい・・・。こちらも、ものづくりの魅力に逆らえず・・・。



出来上がると、親子でニッコリ。心が通う。



親子だけでなく、埼玉県の担当者も「綺麗」とにっこり。



ものづくりの楽しさに溢れた教室は、午後も続けられ、参加した子どもには修了証が贈られた。


(写真は世界に一つだけの「偏光万華鏡。4つとも全部違い、回転することでまた色や模様が変わってくる)

なお、「青少年夢のかけはし事業 第二期(11教室)」の募集が始まっている。関心のある方は、埼玉県の公式HPをごらんください(こちら)。

宮代町防災講演会に250名ほどが参加 自主防災組織率90%を超える宮代町

2010年08月28日 18時45分07秒 | 宮代ニュース
「精神的・肉体的極限を強いられる中で、あなた自信やあなたの家族を守れるのはあなたしかいない。そのためには今、何をなすべきか」。28日、宮代町の進修館では約250名ほどの町民が、危機管理教育研究所の国崎さんの宮代町防災講演を聴講した。



宮代町は自主防災組織の組織率が90%を超え、21年度末現在90.5%となった。組織率の向上と共に、自主防災組織が「イザ」というときに実際に活動できる基盤づくり、地域住民の防災・減災に向けた意識をどう高めていくかがポイントとなっている。



こうした中で、28日、自主防災組織のメンバーを中心にした講演会が開催されたものだが、一般町民からも多くの聴講者があり、会場は260名ほどの聴講者となった。



講演は、実際に地震などが起こったときの、経済的、精神的、肉体的さまざまな問題を実例を踏まえながら紹介。



きれいごとばかりではない避難所の生活、精神的・肉体的極限状態を強いられる避難所生活で、女性や子どもなどの弱者が厳しい状況におかれる実態なども紹介しながら、



そこで、自分及び自分の家族を守るのは自分であるということ。そのためには、今できる防災・減災行動をとること。



さらには、そのための情報・知識を得ること。「知識があることによって助かる命があること、知識がないことによって、亡くなる命があること」も災害の一面であるとを講師の国崎さんは強調した。



9月1日は「防災の日」。埼玉県では、交通機関がストップし、帰宅が困難になった場合に備える「徒歩帰宅訓練」を9月25日(土曜日)実施する。大地震が発生し、首都圏で650万人が帰宅困難にという状況の中で、埼玉県では、むやみに動かず、帰宅は周囲の状況が落ち着いてからとする一方、実際に歩いてみようという「徒歩帰宅訓練」を行うもの。

コースは、日比谷公園(東京都千代田区)から 日光街道を経由して草加市綾瀬川左岸広場(東武伊勢崎線「松原団地」までの、全行程約21kmの埼玉コース(2010年首都圏統一帰宅困難者対応訓練と共催)と、 埼玉県庁(さいたま市) から国道17号・国道298号経由して草加市綾瀬川左岸広場(東武伊勢崎線「松原団地」までの全行程約18kmの埼玉県内コースの2コースで実施する。詳細はこちら