昨年、第1回宇野重吉演劇賞を受賞した劇作家・高野竜氏が主宰する平原演劇祭2010の第3部「移築民家と「アタラシイ」ゲキ」が8日、宮代町郷土資料館で行われ、第1回宇野重吉演劇賞に輝いた「アラル海鳥瞰図」など3作品が上演された。
郷土資料館に移築された築200年ほどと見られる旧加藤家の民家を舞台として「「アタラシイ」ゲキ」が上演されるのは今年で7回目。
宮代町を題材とした創作劇を中心に上演している。
今回も、宮代町が生んだ英文学者島村盛助(苳三)の小説を基にした「火取蟲」や、姫宮神社の宮目姫伝説を題材とした「紅葉野」が上演された。
2002年に平原演劇祭がスタートして今年で9回目。来年は10年となる。偶然なのかどうかはわからないが、今年の演劇祭は質的に変化したようにも思う。
これまでの演劇祭は「子どもと野外劇からはじめましょう」という考え方から、積極的に子どもたちを舞台に上げる作・構成となっていたが、今年はそれがみられなかった。
その分、的が絞れた感じで、大人にとっては楽しめる舞台となった。
高野竜氏が平原演劇祭をスタートさせたのは2002年。「もしもこの演劇祭の場で毎年5本ずつの良質な地域演劇が20年間コンスタントに上演されたとするなたば、100のものがたりが提案されることになります。ならば10年後には「関東で演劇をするとはいったい何を描くことなのか?」について、きっと、ぼんやりとした答が見えてくるのではないかと思っております」(平原演劇祭 綱要 2002年)としている。
平原演劇祭で育った役者が良質な地域演劇を支える柱になっていく力量を見せた。
郷土資料館に移築された築200年ほどと見られる旧加藤家の民家を舞台として「「アタラシイ」ゲキ」が上演されるのは今年で7回目。
宮代町を題材とした創作劇を中心に上演している。
今回も、宮代町が生んだ英文学者島村盛助(苳三)の小説を基にした「火取蟲」や、姫宮神社の宮目姫伝説を題材とした「紅葉野」が上演された。
2002年に平原演劇祭がスタートして今年で9回目。来年は10年となる。偶然なのかどうかはわからないが、今年の演劇祭は質的に変化したようにも思う。
これまでの演劇祭は「子どもと野外劇からはじめましょう」という考え方から、積極的に子どもたちを舞台に上げる作・構成となっていたが、今年はそれがみられなかった。
その分、的が絞れた感じで、大人にとっては楽しめる舞台となった。
高野竜氏が平原演劇祭をスタートさせたのは2002年。「もしもこの演劇祭の場で毎年5本ずつの良質な地域演劇が20年間コンスタントに上演されたとするなたば、100のものがたりが提案されることになります。ならば10年後には「関東で演劇をするとはいったい何を描くことなのか?」について、きっと、ぼんやりとした答が見えてくるのではないかと思っております」(平原演劇祭 綱要 2002年)としている。
平原演劇祭で育った役者が良質な地域演劇を支える柱になっていく力量を見せた。