昨日の続き、辻本先生のお話のところからです
先生は、当時の様子が分かる資料をご用意くださいました。
当時の有田川が分かる写真
パソコンからスクリーンに映し出された写真
このような写真が185枚も
辻本先生は、現在90歳。当時、宮原小学校の教員でした。
それにしても、とても90歳には見えません
20分あまり、ずっと立ったままでお話しくださいました
しかも、ほとんどマイクを使わず
地声でも十分に聞き取れる声量に驚きました。
語りかけるような話しぶりは、子どもたちの心を見事にとらえました
だから、みんな集中して聞いています
自分が担任していた子どもが、洪水の中、2名亡くなったというお話も・・・
そのお話は教師の私たちにとっても衝撃でした。
亡くなった子どもの親御さんが、毎日ずっと我が子を探し続けていたのを見たそうです。
写真手前の2年生は、身を乗り出して聞いています。
ずっと姿勢よくお話しになる辻本先生
時々、先生の明るいお人柄から、みなさんを笑顔にする場面も
ここで、辻本先生手作りの長ーい写真、再登場
有田川の流れを示します。
これについては、何時間も話ができるそうです。
それだけ、専門的に詳しいのです。
写真にある、ありのように小さい人を指さしました。
「小さくて分からないと思いますが、ここにいる人が、さっき言った、自分の子どもを何日間も探している人です。」
あっという間に時間は過ぎ、お話は終わりました。
子どもたちは、心から拍手
「6年生を代表して、作文の発表を行います。」
まず、一人目の6年生が「過去の記憶」という作文を読みました。
次の6年生が「宮原の過去、そして未来・・・」という作文を読みました。
どちらも、7.18水害についてのすばらしい内容の作文でした。
家でも、学校でも、何度も発表の練習したそうです。
「以上をもちまして、平成29年度有田市立宮原小学校 7.18水害慰霊祭を終了いたします。」
「礼。」
辻本先生を拍手でお見送りしました
6年生は、体育館玄関でお見送り
辻本先生、貴重な体験談を、本当にありがとうございました
続いて、ご出席いただいたお客様をお見送りします。
いつもお世話になっている方々ばかり
話しかけてくださる方も
6年生は、「ありがとうございました。」と言いながら
みなさま、本当にありがとうございました
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。