三月に入り、梅の名所もあちこちで花が開いています。そんな中で、梅といえば神戸市東灘区の岡本公園ということで、先般行ってきました。
この岡本公園は、かつて梅の名所であった岡本梅園が水害と戦災で面影が無くなる程に荒廃してしまったのを、この辺りが宅地化されてもやはり「梅は岡本」の想いは根強く、かつての岡本梅園の一部を都市公園として整備し、梅の木を配して岡本梅園には及ばないものの、梅の名所として再生しています。
岡本公園の入り口。山の斜面にあり、後ろの住宅地もかつての岡本梅園でした。入り口が閉まっているのはイノシシ対策で、各自右端の小さい扉を開けて出入りします。開けたら必ず閉めること。これ鉄則です。
高台の山の斜面にあり、見晴らしはとてもいいです。マンション群の向うは大阪湾。その向うの山並みは泉州の山々です。
高い位置から眺めた園内の様子。やはり今年の暖冬でしょうか、花の盛りは過ぎていました。
先日行った際は曇り空+夕方近くでしたので、昨年の青空の下で写した画像を置いておきます。
園内の解説板。これによると、摂津本山駅開業以前の東海道本線に、観梅客用の仮設の駅が出来ていたようですね。それほどの名所だったのです。
ちなみにこの岡本公園のさらに上にある住宅地は、岡本梅林住宅といいます。宅地開発業者による開発のようで、こんな命名がされています。かなりの高台でかつ急勾配な道筋で、お年寄りのためのマイクロバスが麓の駅まで走っているほどです。
さらにもう一つ、近くの天上川を挟んだ対岸になる、保久良神社横にも岡本梅園を甦らせようとの趣旨で梅園が設けられています。なおこの保久良の梅園は、岡本ではなく北畑に位置しています。谷筋で山陰になりやすく、花の時期は少し遅めで、来週行くつもりでいます。
関連エントリ:3月13日投稿・保久良さんの梅林
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