mitakeつれづれなる抄

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JR西日本高槻駅・外側線用のホーム増設

2013年04月21日 | 鉄道

 JR西日本の東海道本線(JR京都線)高槻駅。ここが相対式のホーム2面4線でしかも幅が狭く、近年の新快速の停車、そして旅客のJRシフトで、ラッシュ時ではいささか危ない状況です。予てから改良の話は出ていましたが、構内スペースでなかなかいい案が出ていませんでした。

 そんなこの時期の4月17日、社長定例会見で、このJR京都線高槻駅にホームを増設する旨の発表がありました。

 現在の高槻駅構内線路は、下り方向に向かって左から順に8番線、7番線・・・と続いて1番線。このうち、両外側の8番線と1番線は、本線路外側線の待避線。7番線と2番線は本線路外側線にそのまま続く通過線。6番線は下りホームの4番乗り場で、快速と新快速が停車。5番線は下りホームの内側線に続く3番乗り場で主に普通電車が停車。4番線は上りホームの内側線に続く2番乗り場で主に普通電車が停車。3番線は上りホームの1番乗り場で、快速と新快速が停車。

 ややこしいですけど、運転扱い上の番線数字と、乗り場番号数字とが一致していない駅です。

 今回ホーム増設されるのは、この両外側の待避線(下り8番線、上り1番線)を廃止して、この空間にホームを設け、現在通過用の下り7番線、上り2番線で旅客扱いができるようにするものです。
JR西日本の発表資料からです。

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 資料では新設するホームには新快速が停まると記されています。既存のホームと旅客分離が図られます。しかし気になる点が。

 上の図の赤色部分で増設を行うわけで、新設されるホームは、橋上駅舎の他、ホーム西端にも改札口が設けられます。この改札口が既存の西改札とは接続されていないようで、しかも上下線別々。うっかり現在の西改札から入場すると、新快速ホームへは一度橋上駅舎の階段を登って降りて、えらい回り道になります。

 もう一つ新快速から快速又は普通への乗継が大変になります。朝は旅客の絶対数が多いので、新快速はこの新設ホームを使いましょう。しかしラッシュが終われば極端に込み合うことも少ないですので、昼間は既存のホームを使って乗換を容易にした方がいいと思う点も。一方では終日、新快速のホームを分離して欲しい気持ちもあります。

 分離して欲しい理由は、現行ダイヤでは快速と新快速が3分差で同じ線路を使います。そのため、特に上りの新快速は高槻駅手前でいつもノロノロ。下りも何らかの事情で新快速が遅れると、3分後の快速が影響を受け、そのため快速が遅れた分、続いて発車する普通が遅れ、その普通が新大阪駅発車が遅れ、新大阪から後を追う次の新快速の大阪駅着が遅れるという図式。

 

 それとこの外側線の待避線は、現地へ行くと分かりますが、構内線路有効部分がかなり京都方にずれています。特に下りの通過線7番線は、構内有効長の途中から6番線(4番乗り場)への分岐があるぐらい。なので極力JRの敷地にホームを設けるには、ホーム自体も少し京都寄りにずらすことになります。

 このホーム増設の改良工事、2016年春の使用開始を目指すとのことです。


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3 コメント

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高槻駅のホーム増設は賛成します。確かに現在のダ... (最新快速)
2013-05-09 02:22:53
高槻駅のホーム増設は賛成します。確かに現在のダイヤだと快速と新快速が3分差で同じホームに停車するには無理があるのはわかります。しかしいまの計画で通過線の外側にホームを増設すると当駅で改札を出入場するお客さんは別として、新快速―快速、普通に乗り換えるお客さんは一度橋を渡らなくてはいけなく、確実に不便になります。例えば茨木から京都まで快速と新快速を乗り継ぐお客さんは高槻でたった3分という乗り換え時間で橋を渡って隣のホームへ移らなくてはいけません。するとホームを走って階段を駆け上がる危険なお客も当然出現するでしょう。これでは怖い駅に変わってしまいます。そこで理想とするには通過線の外側にホームを増設するのではなく、通過線を外側に移して間に島式ホームを増設することが望ましいではないでしょうか。ちょうど今の阪神尼崎駅を例にするとわかりやすいと思います。つまり現在の1番線4番線ホームはどちらからでも乗り降りできる構造だと新快速―快速が同じホームで、快速―普通が同じホームで乗り換えられます。すると橋を渡る必要になるのは新快速と普通を乗り継ぐ場合のみに限られます。しかも快速の停車時に両側の扉を開けて車内で通り抜けができるように配慮すると、これも橋を使う必要がなくなります。しかし課題もあります。ます用地がそれほど期待できません。従って島式で増設すると狭いホームとなって余計危険かもしれません。それと快速列車の車内通り抜けは混雑時ではとても不可能です。ですので今の計画で難をしのぐ以外方法はないのでしょうか。
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コメント、有難う御座います。 (kisomitake)
2013-05-11 02:56:53
コメント、有難う御座います。

この計画案を見た時、直ちにこの外側線列車と内側線列車間の乗り換え、すなわち新快速⇔快速・普通の乗り換えが難しくなると思いました。

一つの方法として、3番線(1番乗り場)と6番線(4番乗り場)を廃止してその分のホームを拡張し、外側線本線(2番線と7番線)で直接ホームに接する方法もあります。
しかしこれをすると、内側線の退避機能が出来なくなるため、運転処理上では無理です。
外側の待避線である1番線と8番線は、位置が全体に京都方に寄っており、大阪方ではこれを本線にするには、新たな用地買収が必要です。

結局、片方向で三列車を扱わねばならない要求となるため、どれか一線は乗り換えしづらい環境になりましょう。
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現在計画されている2番線7番線の通過線にホームを... (最新快速)
2013-05-11 23:18:18
現在計画されている2番線7番線の通過線にホームを増設すると、新快速⇔快速、普通の乗り換えが不便になるだけでなく、そこに特急列車(サンダーバードやはるか号)さらに貨物列車も頻繁に高速で通過するので、乗客の安全も守らなければならない。最もシンプルな対策には1両あたり3か所ホームドアを設置して転落事故を防ぐ方法はあるが。
 また高槻駅に限った問題ではないが、快速⇔普通の接続が高槻、大阪、芦屋、須磨にあり、特に高槻と大阪、芦屋は乗降客が多い新快速停車駅に集中している。つまり乗降客に加えて乗り換え客もホームに殺到するので、たちまちパンクする。これも解決するべきではないか。つまり接続駅をずらして茨木、尼崎、六甲道、舞子に移す案はどうか。当然各駅とも大掛かりな改修工事が必要なのは承知です。(尼崎駅に限っては現状でも可能か)こうすることで高槻駅は短時間に普通、快速、新快速の発着が集中することを避けることができ、ホーム増設よりも、拡張で事足りるかもしれない。つまり3番線と6番線(1番線のりば4番のりば)に新快速を、4番線5番線(2番のりば3番のりば)に快速、普通を発着させる方法もある。
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