mitakeつれづれなる抄

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鳥島近海で地震・地下の構造で東日本に揺れ・2013/4/21

2013年04月21日 | 気象・自然など

 本日お昼、東海道はるか沖、鳥島近海深くで、地震がありました。マグニチュードが6.7、震源の深さが約450km。この地震で東日本の太平洋側で揺れが観測されています。

 この近辺では時々このようなマグニチュードも6.5~7.5クラスの地震が起こっており、いずれも海底から地下深く、その揺れは本州から北海道の東日本にかけて揺れます。震源から離れるにつれ、震度も低くなる通常の地震とは違い、地下の構造により本州東日本と北海道のいずれも太平洋側だけで揺れるので、距離比例ではないので異常震域と呼んでいます。本州の地殻の境目である、糸魚川静岡構造線から西へは、揺れは伝わりません。

 しかし今日のお昼の地震、大阪で揺れが観測されました。大阪市内で4ヶ所、大東市で1ヶ所、箕面市で1ヶ所でそれぞれ震度1。

130421earthquake

 これ最初はたまたま同時刻、というか揺れが伝播する時刻に別の小さな地震があったのかと、一瞬は思いました。しかしどうやら、この東海道はるか沖で起こる地震は、発生する場所によっては、近畿地方にも揺れが伝播するらしいんです。

 少し前に、JR西日本の地震検知システムが作動し、全列車を緊急停止させました。一昨年の湖西線での二度の誤報よりももっと前です。しかし何分経っても地震の揺れが来ない。そこでどうも誤報らしいということで順次運転を再開しました。

 しかしこの地震、実際に起きていました。この鳥島近海のものでMの値はもう少し低かったと記憶しています。地震検知システムは、どのシステムでも地震の最初のP波を検知し、その波形を解析して大きな地震かどうかを判断します。その時の事を思い出し、同じ鳥島近海で、異常震域となる地震でも、発生場所の地下の構造次第では、近畿地方にも揺れが伝わることを知りました。


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