一昨日、東海道・山陽新幹線で、走行中の列車の台車に亀裂などの変異が認められ、運輸安全委員会の設立以降、初めて新幹線車両に起因する重大インシデントが発生し、調査官を派遣し、事故調査を始めたそうです。報道各社が伝えていますが、NHKニュースから。
画像をクリック。
運輸安全委員会のweb。当該事象の概要。⇒こちら。
どこがどうなったのかは、はっきりしたことはまだ不明ですが、台車枠の軸箱守付近に亀裂が認められ、さらに車軸の駆動装置部分に変色と油が付着しており、当該車両使用の東京行きのぞみ号列車の車掌が異臭を認め、名古屋駅到着で点検したところ、亀裂や油漏れを発見し、走行不能で当該車両使用ののぞみ号は名古屋駅打ち切りとなりました。
その後長時間、名古屋駅上本線(14番線)に止められたままだそうですが、台車枠の亀裂はとても危なく、日比津の車庫への収容が出来ないでいるのかもしれません。
新幹線営業列車運行中に日比津車庫へ動かそうとすると、上り本線から上1番線(15番線)への進路と交差することとなり、万一動かしているうちに脱線したら、一日、いえ暫く数日にわたって運転ができなくなる恐れがあります。
ところで、この台車の油漏れがあったという駆動装置は、早い話が油で包まれた歯車で構成されている構造です。この部分の部品に神戸製鋼の製品が使われているのではないのかな。ツイッターでもそのような疑問が呈された方がいました。
しかし、高速で走行する新幹線車両における重大インシデントは初めての出来事。過去には信号に本来、安全側に作動するところを、誤った信号が現示される事象があり、これは国鉄時代は信号誤現示事故として重大事故として扱って(認識して)いましたが、現在の運輸安全委員会での定義では、重大インシデントに分類されます。
重大インシデントとは、事故には至っていないものの、事故に至るミスや誤った扱いなどの事で、これらも事故と同様に扱い、原因を調査して、今後につなげるおのえす。
インシデントは、早い話が「ヒヤリハット」です。
台車の構造に明るいゆえ、よく亀裂が拡大せずに、無事に名古屋駅までたどり着けたことだと思います。
まさしく不幸中の幸いです。台車枠の亀裂はそれほど深刻です。
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運輸安全委員会のweb。当該事象の概要。⇒こちら。
どこがどうなったのかは、はっきりしたことはまだ不明ですが、台車枠の軸箱守付近に亀裂が認められ、さらに車軸の駆動装置部分に変色と油が付着しており、当該車両使用の東京行きのぞみ号列車の車掌が異臭を認め、名古屋駅到着で点検したところ、亀裂や油漏れを発見し、走行不能で当該車両使用ののぞみ号は名古屋駅打ち切りとなりました。
その後長時間、名古屋駅上本線(14番線)に止められたままだそうですが、台車枠の亀裂はとても危なく、日比津の車庫への収容が出来ないでいるのかもしれません。
新幹線営業列車運行中に日比津車庫へ動かそうとすると、上り本線から上1番線(15番線)への進路と交差することとなり、万一動かしているうちに脱線したら、一日、いえ暫く数日にわたって運転ができなくなる恐れがあります。
ところで、この台車の油漏れがあったという駆動装置は、早い話が油で包まれた歯車で構成されている構造です。この部分の部品に神戸製鋼の製品が使われているのではないのかな。ツイッターでもそのような疑問が呈された方がいました。
しかし、高速で走行する新幹線車両における重大インシデントは初めての出来事。過去には信号に本来、安全側に作動するところを、誤った信号が現示される事象があり、これは国鉄時代は信号誤現示事故として重大事故として扱って(認識して)いましたが、現在の運輸安全委員会での定義では、重大インシデントに分類されます。
重大インシデントとは、事故には至っていないものの、事故に至るミスや誤った扱いなどの事で、これらも事故と同様に扱い、原因を調査して、今後につなげるおのえす。
インシデントは、早い話が「ヒヤリハット」です。
台車の構造に明るいゆえ、よく亀裂が拡大せずに、無事に名古屋駅までたどり着けたことだと思います。
まさしく不幸中の幸いです。台車枠の亀裂はそれほど深刻です。
折れて脱線でもしていたら大変な事故に成って居た筈です。
それにプラス、東海道本線もパンタが折れとんでもない事に成った様で、此れも神鋼製かと思ってしまいます。
一事が万事、暫くはこんな事に成ると直ぐ言われますね。 隣の国と一緒で無いか?と。
ああ隣の国は国ぐるみでやって居る処が少し違いますね。
国ぐるみと一企業ぐるみとの仕業では同じ様で資本主義と共産主義との違いですか。
コメント、ありがとうございます。
この件ではJR西日本からお詫びの発表があり、いずれ続きを書くつもりでいますが、pdf文書にあった台車の亀裂状況画像は、改めて恐ろしい画像を見た気持ちです。
鉄道車両の構造、台車の力学的な応力のかかり方もよく分かる立場なので、この世のもので無い物が映った心霊画像以上に、恐ろしい画像でした。
神戸製鋼製の台車ではなさそうですが、鋼材がどこのメーカーのものかやがて分かると思います。
日頃の点検も、ですが、なぜ名古屋まで走り続けたか、です。
こんな状態では、走らなくとも車体の加重でやがて破断するのは時間の問題でした。