4月22日に「大文字さんへ登りました」と題して、京都の五山送り火で有名な大文字さんがある所まで登った事を書きました。今回はその続編、全ての火床を廻りましたので、そのお話を。別に全ての火床を廻っても、何の御利益はありませんノで。
まず歩いたルートです。赤線が登り、青線が下り。その他に「大」の字中央から一旦最上部まで行き、そして戻り、さらに登ったルートを降りて右払いの最下部へ、そして左払いの最下部へ移動してそしてまた中央へと三角形に回遊しております。
更に上記「大」の字一周のほか、市バス錦林車庫前停留所との間も歩いております。
全部で75ある大文字さんの火床。それぞれ一番端っこの火床がどんなものか、それを見たく一周したわけです。まずは右払いの最下部。
右払いは長く払っていまして、下の方はほぼ水平に並んでいます。
右払いから中央を望む。
右払いの途中から左払いの方を見る。山の膨らみで、下の方では全く見えません。それよりもこの画像は、山の斜面勾配を写したつもり。
左払いの最下部火床。
左払いから中央部を望む。中央にある弘法大使様のお堂は見辛いですね。
左払いの火床は、「大」の字を元々の送る場所から見易いようにしたのか、火床を盛り土して高くしてあります。
第一画目、横線の右端。
左端は撮影失念でした。
最上部の火床。カップルが座っていまして、どかすわけにもいかず、やむなくそのまま撮影。
ここから上は普通の山です。大文字保存会が管理している地域です。
場所は変わって、大文字さんの右払い先端と左払い先端を結ぶ細い通路。見ての通り、左側の大文字さんは下草だけで樹木を一切生やしておりません。
右払いの流れを下から望む。
左払いの流れを下から望む。火床が盛り上がっています。
さて、2007年の送り火では、左払いで下草に火が燃え移り、「大」の字が「太」になってしまいました。結構燃えたようでその場所にも行ってみました。この画像が飛び火した部分。
他の方のwebページを見ますと、この大文字さんから見る夕陽がとても綺麗だそうで、私が降りる道すがら、何人かが登ってきました。こんな時間にとも思いましたが、ひょっとして夕陽を目当てだったのかもしれませんね。
今度この大文字さんに登れるのは、早くて秋以降、冬でしょうか。夏場は、とある事情で山には入れないのです。