今、名古屋市の東山植物園では、再生工事を行っています。このブログで何度かボヤキめいたことを書きましたが、老朽化していることには変わりはなく、前向きに考えて見る事にします。
その再生工事では完成したエリアから順次公開しておりまして、その第一号として、桜の回廊が3月20日にオープン行事を行ったそうです。そこで昨日(4/1)にこちらの方へ出かけましたので、ついでに東山植物園の桜を見てきました。ここでもいっぱい咲いている木、見ごろにはまだまだの木、混在していますね。
桜の回廊を展望台から覗いた全景。かつてはこの画像の正面右奥へ、オオシマザクラ、ソメイヨシノが植わっているエリアでしたが、オオシマザクラの木に老朽化が進んでおり、画面手前の何本かを残して伐採され、新たに色々な品種の苗木が植えられています。
そして上の二番目の画像は、画面正面方向の雑木林だけだったエリアに、新たに桜の苗木を植えており、何年か先には斜面が桜色に染まる事になりそうです。
記念植樹を行った木。記念式典が行われたそうです。
案内板。展望台の前にあります。
伐採されなかった木は、ちゃんと花を付けています。ただこれもかなりの老木のようですね。
斜面は従来の雑木林を伐採して、桜の回廊として整備されました。桜はまだ苗木の段階で、この光景では単なる町中の都市公園の様相ですが、やがて木も生長すればそれなりに雰囲気も出てくるでしょうか。
ただね雑木林を倒してしまったのは少々やりすぎではないかと。この画面右の方は下に駐車場があり、今まで全く見えなかったのが駐車場の様子丸見えで、逆に言えば駐車場からも見えるということですね。そうか、その効果を狙ったのかな。駐車場から山の斜面いっぱいに咲く桜は想像しても綺麗でしょうね。・・・ただそれになるまで何年か。斜面の保水力が気になります。
そして管理保守道路も兼ねている道を辿り、下の方まで歩き、この桜の回廊に至る「つつじヶ丘」というツツジが咲くエリア入り口に咲いている桜です。画面に見える段々の道を上ると桜の回廊へ。両側の赤いものは、長い滑り台の「樹快ダー(ジュカイダー)」の注意書きです。
カンヒザクラの赤い花が特徴的でした。
今回東山植物園に行ったのは一ヶ月ぶり、再生工事も一段落してからは初めてです。冒頭に「前向きに考えてみる」と書きましたけど、まさに雑木林の中に道が通る東海の森では、通路の幅も広がり舗装されて、かつての土を踏みしめて歩む楽しみは無くなりました。やはり残念です。バッテリーカーも通れるようにバリアフリー対策でもあるでしょうね。
この話はエントリタイトルの範囲を超えますので、またいずれかにでも。