mitakeつれづれなる抄

普段いろいろ見聞き感じ考え、そして出かけた先で気になることを書き綴ったブログです。

水琴窟もある須磨離宮植物園

2009年04月17日 | 植物・花

 もう三週間ほど前、3月28日に桜咲く須磨離宮植物園と題して、須磨離宮公園の一部になる植物園を投稿しました。桜の咲き始めの頃、桜以外にもいろいろ写真を撮りましたので、今回はそれらを紹介してみます。

 概要は3月28日の投稿を読んでいただく事にして、元の岡崎財閥の庭園を活用しただけあって、中央部に位置する日本庭園が大変素晴らしいです。

 この和風建物、貸し座敷として使用でき、しかも大変お安く使えます。私のポケットマネーでも大丈夫なくらい・・・。

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 これからの季節、ツツジが綺麗です。初めてこの須磨離宮植物園に行った時に、化石の展示をこの和室で行っており、入った事あります。落ち着いたいい雰囲気で、縁側からの眺めも中々の物でした。

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 ただここ、前回の投稿でも書きましたけど、すぐ先を日本庭園と同じ高さの位置で第二神明道路の高架橋が通っており、常にゴゥォーという低い音が響いています。こればかりはどうしようもなく、昭和40年代の自動車優遇策を恨むしかないです。眺めは素晴らしいのですけど。

 こういう素朴な門(結界門かな?)は、私の好みです。

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 この門の向うには、徳川園の所でも紹介した水琴窟があります。

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 見たところ、新しそうですね。そうなんです。新たに作りなおしたのです。以前から水琴窟はありましたが、私が最初に此処へ訪れてから暫くは泥の混入もあってか、音が殆ど聞こえませんでしたが、此処暫くの内に作り直したようです。

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 上に書いた通り、第二神明からの音がうるさく、流石に心研ぎ澄ましても音を聴くのは困難で、竹筒に耳を当てて聴きます。特に水を撒かなくても音は聞こえますが、濡れた方が見栄えが良かろと適当に水を撒いてみました。

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 でも竹筒に耳を当てると、筒先の空気の揺らぎから出る笛のような音が混ざりますので、あえて外してみると、あらら、地下の瓶からはこんなパイプみたいなのが出ていました。これは最初から竹筒で聴く事を前提にしていますね。

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 須磨区の木は「松」だったのですね。能の松風や玄象など、この地を題材とする能に松がよく出てきます。

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 日本庭園の隣は、煉瓦造りの温室があります。その中で見つけた「マルハチ」の木。ヘゴ科の植物で園芸品種でも有名だそうですが、「マルハチ」といえばそれは名古屋市の市章ですね。すぐに連想しました。

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 温室の二階部分に、こんな一角がありました。これは確実に私の読書スポットとなりそうですが、ちょいちょい水滴が飛んできて、それは一寸無理でした。(笑)
第一、そうそうちょくちょく須磨には行けないですし。

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 外にはオリーブの木があります。

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 隣の須磨離宮公園が武庫離宮であった頃に既に植わっていたそうです。

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 そして最後に。青い色の花が印象的でした。これなんと言うのでしょうか?

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 というわけで、早春の須磨離宮植物園はここまで。連絡橋を渡って須磨離宮公園にも行きまして、その話は又後日にしたいと思います。