『おおかみこどもの雨と雪』を観た。
【あらすじ】
19歳の大学生花(声:宮崎あおい)は、あるときおおかみおとこの彼(声:大沢たかお)と運命的な恋に落ち、やがて雪と雨という姉弟が誕生する。
彼らは、人間とおおかみの両方の血を引くおおかみこどもとしてこの世に生まれたのだが、そのことは誰にも知られてはならなかった。
人目を忍びながらも家族四人で仲良く都会の一角で暮らしていたが、ある日、一家を不幸が襲い……。(シネマトゥディより)
【まめ知識】
『時をかける少女』や『サマーウォーズ』など、新作を発表するごとに注目を集めてきた細田守監督が手掛けたアニメーション。
ヒロインがおおかみおとこと恋をして結婚し、出産、子育てなどの日々を送る13年間を映し出す。
細田監督と共に脚本を手掛けるのは、『時をかける少女』『サマーウォーズ』でもタッグを組んだ奥寺佐渡子。
キャラクターデザインを『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズの貞本義行が担当する。おおかみこどもを育てる母と子の強いきずなに勇気をもらう。
私が好きになった人は、“おおかみおとこ”でした
2012年 アニメ 117分
これも観たのがかなり前!
夏休みに、お友達親子と一緒に観てきた
泣く気満々で見に行ったが、号泣したのは娘っこだけ。その泣きぶりはお友達も驚くほど
これって、母親の気持ちが描かれてるから、本当ならわたしが泣かなきゃだめなんだよねぇ・・・
いつもはすぐ泣くわたしが、どうも感情移入ができなかったのには訳がある、はず
知り合ってお互いに一目惚れのように惹かれあった花と彼。
しかし、彼にはびっくりするような秘密があった。
ただひとり生き残っている「おおかみおとこ」だったのだ~!!
ビジュアル的にかっこいいので、わたしもOKするか?(いや、無理でしょう^^;)
しかし、わたしが見に行った時も広い劇場に90%は親子連れ。2歳や3歳の子供を連れたお母さんもたくさんいた。
それが・・・いきなりびっくりの18
せめて人の姿で
彼があの姿で運ばれていく姿はショッキングでした。
花が何か話しかけていたけれど、「うちのです!」って言っても返して貰えないの?
しかし、子供二人抱えて、落ち込んでばかりもいられない花は、たくましく子供ふたりを育てていく・・・
山奥の家に引っ越し、慣れない野良仕事をして、これで人目に付かない生活が~って思ったら・・・
人って、やっぱり一人では生きていけないのよね。
逆に田舎に引っ越したことで、深く濃いつき合いがあったりするし。
景色は美しかった~♪
山の緑も雪の白さも。
面白かったんだけど、しかし、どういう展開になるかわからないし、で、ちょっと退屈しちゃった・・・
だんだん変化が出てきたのは、二人が学校へ通うようになってから・・・
小さい時は、たくましく「おおかみ」としても十分生きていける素質を感じていた雪。
逆に大人しく弱々しい雨は保護してやらないと生きていけないのではないかと思えた・・・
それが、成長するにつれ、「人間として生きたい」「山で暮らしたい」と真逆な選択をし始めるふたり。
乙女心ってのもあるのかもねぇ。
だんだん彼の容姿に似てくる雨。
そして、ついに・・・
最大の泣き所である、雨を探す花のシーン。
いきなり精神年齢が大きくなり、あまりにも早すぎる親離れに、戸惑い、まだまだ幼い子供で自分の手がいるはずだと思いたい母の懸命な気持ちはわかる!
わたしだって、わずが10歳で自分から離れてしまうなんて、クビに縄をつけてでも連れて帰りたくなる!
だけど、だけど・・・
学校でお母さんを待っている雪の存在を忘れ、一心不乱に雨を探すのが・・・
ちょっと「あり」かなぁ?って思ってしまって。
雨を探すのもいいけど、雪のことを思い出しもしないのが、わたし的にイマイチだったー><。
今生の別れになりそうなことが、わかっている分、雨に執着したのかもしれないけど・・・
なので、ここは泣き所だけど、イマイチ感情移入が出来なくて泣けなかった。
その分、エンドロールの歌が流れている間に、走馬燈のように流れる小さい頃の姿の方にぐっと来た。
小さい子がたくさん見に来ていたけど、これは母親目線でないと楽しくないのでは・・・?
だって、子供を産んで育て、いきなりの発熱や病気におろおろして、教育して、親離れ子離れして・・・って、普通のママ達が経験しやっていることだもんね
ああ、でも、わたしも子離れ、そう簡単に出来そうにないわ
では、予告編をどうぞ
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