『愛を読むひと』を観た。
1958年、大戦後のドイツ。
15歳のマイケル・バーグ(デヴィッド・クロス)は、年上の女性ハンナ・シュミッツ(ケイト・ウォンスレット)と激しい恋におちた。
ハンナはマイケルに本の朗読を頼み、いつしかそれが二人の愛の儀式となる。
しかし突然、ハンナは姿を消してしまう。
8年後、衝撃の再会が待っていた。
法学生ののマイケルが傍聴した裁判で観たのは、戦時中の罪に問われるハンナだった。
彼女は『ある秘密』を守るために、不当な証言を受け入れて無期懲役となる。
かつて愛したひとの忌まわしい過去と、自分だけが汁彼女の『秘密』-衝撃と、それでも消えない愛に引き裂かれるマイケルはある選択をくだす。
ハンナとの出会いから20年。結婚と離婚を経験したマイケル(レイフ・ファインズ )はある行動を起こす・・・(あらすじより)
答えのない愛を、名作に込めて読んだ-。
わずか1ページで終わった恋が、永遠の長編になる-。
2008年 アメリカ 124分 原題: THE READER
最初に言っておきます。
わたし、泣けませんでした・・・
この映画で泣かないの?って引かないでー
きっとその理由のひとつはマイケルの年齢にあったのだと思う。
15歳・・・うちのお兄ちゃん14歳
![愛](http://blog-imgs-41.fc2.com/m/i/s/misuzurinrin/20090705140854effs.jpg)
わ~ん、あり得ないし
事前情報を仕入れないわたしですが、この年齢差だけは知っていた。
15歳と21歳年上の女性との恋・・・
しかし、マイケルとハンナの激しい情事に、びっくりして圧倒されて・・・
完璧に感情移入できなくなっていた。
わたしはこの映画、勝手にプラトニックなものだと思っていた。
それがあんなに濃いとは・・・
いきなりすぎる、愛の行為・・・「そのつもりだったんでしょ」みたいな事をいうハンナ。
え?そうなの?マイケルは最初からそのつもりだったのか・・・
お互いの肉体に溺れているふたり・・・
驚きの連続の展開でした。
それにハンナは我が儘というか・・・とてもプライドが高い女性でもあった。
別の車両に乗ったからって・・・ねぇ
それと、ケイトの肉体がまた
![jumee☆surprise8](http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2007-06-15/118581.gif)
21歳年上だから、引き締まった若い身体じゃなくて、ちょっとおばちゃん入ってる豊かな背中のライン。
それがまた美しいんだけどね
![](http://blog-imgs-1.fc2.com/image/e/454.gif)
ただ、川の水浴びのシーンは、ぶったまげた
しかし、ある日ハンナがマイケルに朗読を頼む。
『オデュッセイア』『ドクトル・バジリコ』『犬を連れた奥さん』
マイケルはハンナに読んで聴かせます。
そして、ハンナは笑い、泣き・・・
このあたり、いいなぁって思ったわ
![にっこり](http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2008-12-13/334425.gif)
そうそう、こういう雰囲気で始まって欲しかった・・・いきなりは、母的思考がついていかないわ
![愛5](http://blog-imgs-41.fc2.com/m/i/s/misuzurinrin/200907051412235cfs.jpg)
ふたりで行くサイクリング。楽しそうでこのシーンも好き
わたしはレストランでの会計の後のシーンが好きかな
![にっこり](http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2008-12-13/334425.gif)
いたずらっぽいマイケルの目が好き
だけど、ハンナはいきなりマイケルの前から姿を消すの・・・
そして、その8年後再会・・・とは言ってもハンナはマイケルがその場にいることに気がついていないのかな。
そしてここから、甘い恋愛ドラマ風だったのがいきなり展開が意外な方向へ向かいます。
ハンナがある罪で裁かれるの・・・
ハンナは自分は自分に与えられた仕事をこなしただけだと、主張する。
でもそれは決して人から褒められる行為でもないし・・・責められて当然の罪だった。
他の女性がハンナ一人だけに責任を押しつけようとする行為も許せないなぁ・・・
ハンナは自分のある『秘密』を守る為に一人思い罪を被る。
それを最後まで見届けるマイケル。
マイケルだけはハンナのある『秘密』に気がついていた。
でもそれを公表するのは、ハンナを傷つけることであり・・・自分の青春の『恋』を他人にさらけだすことにもなり・・・
苦悩し、泣くシーンは胸を締め付けられた。
今は父となっているマイケル。
![愛13](http://blog-imgs-41.fc2.com/m/i/s/misuzurinrin/200907051409140bbs.jpg)
マイケルはハンナに朗読のテープを送り続けるの。
そして、ハンナもそのテープを喜んで聞き入り、マイケルに礼の手紙を送る。
でもでも、マイケル!!
その手紙大事に扱ってないよね?
引き出しに入れて、足で閉じる・・・・何故?
マイケルはどうしてそういう行為をするの?
ハンナに朗読テープを送るのは『愛』のためではないのか?
マイケルにとって過去の『恋愛』は愛しいもの?それとも恥ずべきもの?
彼女の罪をマイケルは心の底では許せないでいる?
いろんな思いが脳裏をよぎり、そしてこれがわたしが泣けなかった理由の二つ目のことかもしれない・・・
これは本を読んだ方がよりわかりやすいのかしら・・・
マイケルの心情もより深く書いてある?
これはDVDが出たらもう一度じっくりと観る必要がある映画となりました。
あまりにも最初の『恋愛部分』がインパクトありすぎて、話についていけなかったのかも・・・
ところで、大人のマイケルを演じたレイフ・ファインズ は、『ハリーポッター』シリーズであのヴォルデモート卿を演じた俳優さんですね
自分の娘にまで距離を取ってしまう苦悩ぶりがさすがですねー
では、予告編をどうぞ~
<object width="560" height="340"><param name="movie" value="http://www.youtube.com/v/n4H3k1v2Ilc&hl=ja&fs=1&color1=0xcc2550&color2=0xe87a9f"></param><param name="allowFullScreen" value="true"></param><param name="allowscriptaccess" value="always"></param><embed src="http://www.youtube.com/v/n4H3k1v2Ilc&hl=ja&fs=1&color1=0xcc2550&color2=0xe87a9f" type="application/x-shockwave-flash" allowscriptaccess="always" allowfullscreen="true" width="560" height="340"></embed></object>
『みすずのハッピーライフ』 ←らぶりーこう太くんを見てみて♪(6月30日更新♪)
いつも応援ありがとう
![](http://blog-imgs-1.fc2.com/image/v/435.gif)
記事を楽しんでいただけたら、ぽちっとよろしくお願いします。
![ジョニーまだ?2](http://blog-imgs-41.fc2.com/m/i/s/misuzurinrin/20090525091620a89s.jpg)