『Dr.パルナサスの鏡』を観た。
2007年、ロンドン。
パルナサス博士(クリストファー・プラマー )が率いる旅芸人の一座が、街にやってきた。
博士の出し物は、人が密かに心に隠し持つ欲望の世界を、鏡の向こうで形にして見せる「イマジナリウム」。
博士の鏡をくぐりぬけると、そこにはどんな願いも叶う摩訶不思議な迷宮が待っている。
しかし、1000歳になるという博士には、悲しい秘密があった。
それは、たった一人の娘ヴァレンティア(リリー・コール )が16歳になった時に悪魔のミスター・ニック(トム・ウェイツ)に差し出すという約束をしたこと。
タイムリミットは3日後に迫った娘の誕生日。
一座に加わった記憶喪失の青年トニー(ヒース・レジャー)とともに、博士は、鏡の迷宮で最後の賭けに出る。
彼らは、ヴァレンティアを守ることが出来るのか-?(あらすじより)
鏡の中は、わがままな欲望がいっぱい
この迷宮から、大切なひとを救えるのか-?
鏡の中はクセになる
2009年 イギリス・カナダ 124分 原題:THE IMAGINARIUM OF DOCTOR PARNASSUS
最高!!
こういう世界観大好き
2007年の現代なのに、博士たち観ていると現代に思えない
衣装も中世を思わせる感じだったし・・・
パルナサス博士の移動式舞台(って言うのかしら^^;)はその姿も凄い!
開くとまた圧巻!
ただ、鏡がちゃっちい^^;
わたしは鏡の中に吸い込まれていくのかと思っていたから・・・違ったのね~
記憶喪失の青年トニー。
いきなりの登場のしかたも衝撃的。
ああ、ヒースだねぇって思ったわ。彼は『ダークナイト』の撮影後まもなくでこの役に入ったらしい。だからかな?ちょっとジョーカーぽくも見えて・・・
一度は断ったこの役を再びやろうと連絡したって聞いたけど、運命を感じるわねー
これがなかったら、『ダークナイト』が彼の遺作になっていたわけで。
亡くなって2年経つ今、再びヒースの姿を見ることが出来る事に感謝。
映画の中でトニーが持っていた携帯の着メロ。
それに関してこんな記事が出てたよ♪記事元→
こちら
一部抜粋で・・・
ヒースさんの遺作が無事日本公開される記念と、今は亡きヒースさんをしのんで配信される着信メロディーは、ギリアム監督作詞作曲による本作の挿入歌「We are the children of the world」。この曲はヒースさん演じるパルナサス博士の助手トニーが持っている携帯電話の着信メロディーとして本編でも流れており、それをヒースさんはプライベートで実際に使用していたという。
メロディーは公式サイトで貰えるらしい。公式サイト→
http://www.parnassus.jp/index.html
博士の娘ヴァレンティア。
父親から子供扱いされるのがとってもイヤで、いつか旅芸人の生活を抜け出したいと思っている。
彼女のお気に入りの雑誌のあるページを初めて観たとき笑ったー(笑)
お人形さんのような顔立ちがとってもキュート
映画の中では感じなかったけど、180センチあるらしい・・・ヒースが185センチらしいから、端から見るとかなり大柄なカップル
一座の若手アントン(アンドリュー・ガーフィールド)
ヴァレンティアを密かに(?)愛してる。
メイクしてるときは『ブリキの木こり?』って思ったけど、素顔はなかなかのイケメン♪
1000歳になるという、パルナサス博士。
かつては偉大な僧侶で、瞑想により鏡の向こうに客の願望を映し出すことが出来る。
これって凄い能力だよね~~^^;
悪魔のミスター・ニックと賭けをしてとんでもない約束をしてしまっていた。
恋は盲目というけれど、その代償はあまりにも大きいよね
娘の為とはいえ、再び賭けをしてしまうのは、悪魔の囁きは甘いって事ね~~
この方、半天風なものを来て歩いてる時は、「ダンブルドア校長」かと思っちゃった^^
『カールじいいさんの空飛ぶ家』では、チャールズ・マンツの声優もしてたのね♪
わたしが観たのは吹き替え版だから違うけど・・・
悪魔のミスター・ニック。
敵か味方か・・・最後まで謎の人物だったけど、飄々とした小憎らしい感じがぴったり!
本作は映像の魔術師と称えられるギリアム監督が、パルナサス博士に自身の人生を投影したという自伝的作品であり、「幸せとは何か?」という問いかけを込め、無限大の人間の想像力が世界を救う可能性を持つことを今の時代に教えてくれる作品となっている・・・(パンフレットより)
確かに、鏡をくぐったその先に広がる世界はギリアム監督の底知れぬ想像のたまもの。
映像が美しい
3Dじゃなくても、こんなにも奥行きある映像に出来るんだね!!
色も鮮やかで華やか
ギリアム監督、素晴らしい想像力です
もっともっと観ていたいって思ったよ。
現代の部分だけを撮り終えて、後は想像の世界だけ~って時に突如亡くなったヒースの意志を継いで見事ヒースを演じた3人の俳優たち。
鏡の世界に入れば欲望が形になって現れるから、顔が違ってもOK!
他の人の顔が変わらないのは、ご愛嬌
初めて鏡をくぐったトニー(ジョニー・デップ)。
美しいジョニーとマダムのなんとも羨ましい世界。
マダムの望む美しい男性、それがジョニー演じるトニーなのだ。
ああ、あのおばさんになりたい!!って願った女性は数多くいたのでは・・・勿論わたしもよ
ダンスしたい
手を取ってもらって歩きたい
ジョニーが断ったところにも勿論行きたい
(爆)
ルーのようなジョニー、こういうジョニーはやっぱ美しいな~~
画像で観るより、動いてる方が何倍も素敵
仮面を取る前までは、ヒースがそこにいるようだったよ♪顎のあたり、よく似てる!!
2番目の鏡をくぐった姿のトニー(ジュード・ロウ)
ポスターの時から、なぜにこんなになんとも言えない表情なの~~??って思っていたけど、この姿は客の願望するものじゃなく、トニー本人の願望が形になったものだからだったんだね
ニマニマ笑った顔、トニーの本性が垣間見れる時。いい人だと思っているトニーが、本当はどんな人なの?って思わせる演出だよね~~
ジュードも素晴らしいし、かっこいい~~♪やはり仮面を取るまではヒースによく似ていた。
彼の出る『シャーロック・ホームズ』もとっても楽しみ
3回目に鏡をくぐった時のトニー(コリン・ファレル)
このトニーはヴァレンティアの求める理想の男性像。
あらら・・・この顔は~~って映画の最初の方をちゃんと観てると理由がわかるよ
あま~い顔して優しく接する姿。
わたし、ジョニーもジュードもヒースの特徴掴んでよく似てるけど、コリンが一番似てるように思った。
映画を観る前は、ジョニーが一番ヒースに似ているように思ってたの。
画像で観るとほんとよく似ている。
それに、ギリアム監督もジョニーのことしか言わないし・・・
でも、立ち方、体の揺れ方とか・・・鏡をくぐる前のヒースが自然にしていた所作を、コリンは上手に忠実に再現していて・・・
本物のヒースに見えたよ、わたし。これは、一緒に見に行った友人も認めてた
ヒースが亡くなったとき、この映画の完成が危ぶまれたけど、こうして3人の友情によって完成した映画は、素敵なできあがりだと思う。
ちょっとトニーが出てくる前まではたいくつ~って思っちゃったけど
トニーの正体とは?
ヴァレンティアの運命は?
幻想世界で人が選ぶのは悪魔の歪んだ欲望の道か?はたまた博士の節度ある道か・・・
え?わたし?節度ある世界でジョニーを捕まえて、一緒に欲望の世界へ行きたい~~(あほ)
是非是非、劇場でご確認を~~
ちょっと切ない感じと、それでもユーモアのあるラストが、好きーーっ
深く考えずに、ギリアム監督の世界観を楽しんで欲しい♪
笑えるシーンも結構あって、面白かった♪
でも、好き嫌いが別れる作品なんだろうな~~
あ、そうそう、エンドロールが終わるまで席を立たないでね~~♪
そーいえば、先日の記事で(その時の記事は
こちら)、ヒースとジョニーが同じアドリブの台詞「“メッセンジャーを撃つな”」がわからなかったなー^^;
水曜日にもう一度行くから、確かめてこよう。
ただ、訳し方によって違うもんな~~
わからないかも~~?
パンフレットも買いました♪600円。
では、予告編を~
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『みすずのハッピーライフ』 ←らぶりーこう太くんを見てみて♪(
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『みんなおいでよ、掲示板♪~Johnny Deppに語るつもりで♪』
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