‘Tis Nature's Voice~それは自然の声~Ⅱ

みらくる・あっこの気ままブログ

コロナ禍でアンサンブル・シュシュ第50回コンサートでした🎶⑤

2021-02-04 00:14:48 | My Consert
緊急事態宣言が延長されました。でも感染者は減収傾向にあるので、医療現場のひっ迫が解消されれば、解除が前倒しになります。ワクチン接種の予定も早められるようです。
困っている人も多いので、早く経済状態も回復することを願います。


テレマンの「音楽の礼拝」という、家庭でも気軽に演奏出来るカンタータ集があり、いつか演奏する機会があればいいな~と思っていた曲があり、今回ヴァイオリンの上田さんが、オブリガートを弾いてくださるというので、長年の夢を実現することが出来ました。


多彩で多作のテレマンのハンブルク時代初期(40歳過ぎ)に、なんとたった一年間に72曲という数書かれたもので、色んな宗教記念日用に声楽とヴァイオリン、オーボエ、フラウト・トラヴェルソ、リコーダー等のオブリガートと通奏低音の小編成で演奏出来るものです。

今回演奏したのは「洗礼者ヨハネの祝日」のためのカンタータですが、洗礼者ヨハネというのは、12使徒のヨハネではなく、イエスを洗礼した従弟にあたる人物です。聖マリアの従妹のエリザベトの子供で、マリアが妊娠中のエリザベトを訪問したという話は有名です。
イエスが青年になって布教の旅に出る時に、ヨルダン川で多くの人に水をかけていたヨハネに、イエスも洗礼を受けました。動物の毛皮を着て腰ひもを捲いた野性的な姿をしていたとされ、子供の時からイエスと共に絵に描かれていることも多いです。
メディチ家が栄えたイタリアのフィレンツェの守護聖人でもあることから、メディチ家ゆかりの絵画にはとてもたくさん描かれています。


気軽に家庭で演奏出来るとされていますが、ドイツ語であることと、宗教的な内容の真ん中のレチタティーヴォが非常に長いので、日本人にはそう簡単にはいきません。
なんとか動画に字幕を入れましたし、前後のアリアはとても心地よく美しいので、どうぞお聴きください。

テレマン「音楽の礼拝」より、洗礼者ヨハネの祝日によせるカンタータ G.P.Telemann Am Feste Johannes des Täuters TWV 1:349


*レチタティーヴォの中に「メタル」という言葉が出てきますが、メタルというのはキリスト教においては、悪魔という意味合いもあり、ヘビー・メタル・ロックという音楽は、悪魔の音楽だというと、ヘビメタのミュージシャンが語っていたのを聞いたことがあります。騒音や悪魔の叫びが私を押さえつけることがないなら、という言葉も出てきますので、メタル=悪魔という解釈も出来ると私は思います。


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