‘Tis Nature's Voice~それは自然の声~Ⅱ

みらくる・あっこの気ままブログ

大晦日ゴールデンタイムの高視聴率番組は?

2014-12-31 23:20:25 | Music
大晦日、夕方からテレビをかけていると、今年ゴースト・ライター事件で話題になった新垣隆さんの出演でいっぱいでした。



  ミヤネ屋で、浪速のモーツァルト、キダ・タロー先生と連弾 
 

 2014年の今年の顔という曲を、自分で作曲して披露。もちろんテレビ局からの依頼だと思いますが(^-^;。



 紅白のライバル番組となっている「ガキつか」にも出演。NHKの佐村河内の特集番組で騙された人も多いので、視聴率を奪われても仕方がない。
今年は子供がいないので、やっと紅白が観れると言っていた夫ですが、何故かやっぱり「ガキつか」を観てしまいました(^-^;。ちなみにキダ・タロー先生も「ガキつか」に出演していました(^-^;。
家事の手を休めてまで観てしまう、どうやら新垣さんは、もっとも高視聴率を取れる人になったようです(^-^;。
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シューベルト全集

2014-12-30 23:32:16 | Music
近頃ちょっと昔の名演奏家のCDを凄い数集めた、作曲家の全集がよく発売されています。
HMVからのメールでしょっちゅう入ってきますが、シューベルトの全集で69枚で送料含めて¥1万ちょっと、という物が出ると随分前に案内がきて申し込みました。
でも発売中止になりましたと来て、そうか~、そんなん買う人おらんのかな~?と思ってたら、先日届きました。


シンフォニーから始まって、ヴァイオリンとピアノ、弦楽カルテットなど室内楽、ピアノ曲、宗教曲、劇音楽、そして最後に歌曲という順です。
交響曲は指揮者がブロムシュテット、ピアノはブレンデルなど、声楽曲はフィッシャー・ディスカウ、ペーター・シュライヤー、エリー・アメリングなど、昔活躍した演奏家が多数でした。
ブロムシュテットはまだ現役ですよね。でもブロムシュテットのシューベルトは好きなので、これも決めての一つでした。

 まだ10枚ぐらいしか聴けておらず、順番に聴いてたら声楽曲はいつになるやらというくらいの枚数です。
暮の掃除をしながら、今やっと弦楽合奏ぐらいまで聴けましたが、こういうのははぼ買わない、聴かないので、この機会にシューベルトの作品を網羅するのはいいことだと思います。
圧倒的に室内楽や、小さな編成のものが多く、でもいい曲がいっぱいなんだと新たに聴く機会が出来、シューベルト・オタク(そこまでいかないか)への道が開けそうです(^-^;。
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覗くウサギ

2014-12-27 01:34:41 | My Consert
今年最後の練習は、来年の3月15日「大阪府立弥生文化博物館」でのイル・フィオーレで、イタリア初期バロックばかりのヴァイオリンや歌のアンサンブルでした。


神戸三田まで、まだ帰省ラッシュには重ならず、1時間と少しで到着しました。景色も良く夕日が綺麗でした

ウサギのいるOさん宅。チェンバロの向こうから見つめている。



こんなに近くでガンガン音を鳴らしていても、結構平気みたいです。
ウサギさん、カワユス


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今年のクリスマスはちょっと早めでした。

2014-12-22 10:00:28 | 歳時記
毎年恒例になっている絵のイベント「芸術ran展」があるために、娘が帰って来てクリスマス前に東京へ帰るので、家族のクリスマス・パーティーはちょっと早めにしました。

娘はローソンの黄金チキンが好きなので、もうローソンで何もかも頼むことに。
ケーキはウチカフェの大きくしたザッハトルテですが、そんなに重くなく、コンビニのケーキは今馬鹿に出来ないくらい、美味しく食べやすい。

 展示と地元にいる友達と会ったりと、帰って来ても大忙しの娘ですが、何故か急にビーズを作り出す。
2㎝ほどの小さな作品ですが、こういったビーズ・キットは何故か大阪にしかないらしい。

 今年はイロリ村から、江之子島文化芸術創造センターになり、展示期間も短く天候も悪く客足は落ちたようですが、
それでも熱心なファンの方は来て下さるので、有難いことです


私と夫は搬出手伝いのため最終日に行きましたが、すぐ近くに煉瓦造りと美しいステンドグラスで有名な、川口教会がありますので、クリスマスは多分雰囲気がいいだろうなと思い、立ち寄ることにしました。



    

    
イエス誕生のシーンを描いた木彫りの可愛い置物。こういった置物はクリスマスにしか見られません。朝の礼拝は終わっていましたが、祭壇の前でお祈りを。教会は基本誰にでも開かれている。



江之子島文化芸術創造センターB1に古本屋さんがあり、クリスマス・ムードが高まっていたので、二冊の絵本を購入しました。
ボブ・ディランの対訳つき全詩集があり、とても惹かれましたが、お金をあまり持ち合わせていなかったので諦めました。これはプレミアがついてくるらしいので、¥5000でした。でもマニアにとっては安いかも…。

  同じB1に、けっこう僻地の解りにくい場所なのに、とても流行っているパンケーキ屋さんが。
ネットでも話題になっているので、楽しみに行きました。一つ焼くのに20分かかるという、フワフワのものと、全粒粉を使った硬めのご飯タイプのものもありました。
見た目けっこうなボリュームですが、口に入るとフワフワなので、するっと食べられます。コーヒーはオーガニックのものとこだわりが。そしてお店で流れているのは、クラッシクのいい音楽が
江之子島オモシロス(^^)v。


坂ノ咲由平金魚5作品。もう一緒に住んでいないので、あまり肉眼で観ることがなくなりましたが、やはり肉眼で見た方が迫力があります。

「My Tears」、今回のお気に入りです。ダウランド”Flow my tears”が頭の中に流れてきてしまいます。

  「Shine」は、来年1月いっぱいまで、ニューオオサカ・ホテル心斎橋に飾られます。
御堂筋はLEDのイルミネーチョンで綺麗です


「ダイマルミナリエ」かな?勝手に名づけています。

 和泉中央駅からの関空行きのリムジン・バスまで送って行きました。

追加、飛行機から見える富士山の写真を送ってくれました(*^^)v。



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押入れは、猫のパラダイスに。

2014-12-19 12:55:09 | 猫日和
王子様に会ってしまったので、を失いました~。私は人魚姫~(*'▽')
と言いたいところですが、喉風邪をひいてしまって、声が2日間ほど全く出ませんでした(;・∀・)。
旅行から帰ると、すっかり押入れが猫達に占領されていました(=^・^=+)。







  夫は朝晩に、ご飯やトイレの世話をしてくれていたと思うのですが、押入れに入る猫達までは面倒見切れず、放置していたらしい。猫は一度心地いい所を見つけると、何が何でもそこへ行きたがりますので、この秋ぐらいから押入れに入りだしました。普段は扉を開けられては閉めるいたちごっこなのですが、この日目にしたものは、なだれ落ちている布団、落ちた布団の上にかわるがわる王者のように寝る猫達でした。
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パドモアさんの名唱と共に~熟女冬の旅Ⅴ

2014-12-15 17:57:39 | More Mark Padmore
12月8日
今日は名古屋「電気文化会館」「冬の旅」です。
東京でもう一泊して、新幹線で名古屋へ向かいました。


冬のいい天気なので、今日は富士山がバッチリです。名古屋で近所のママ友とはお別れです(^_^)/~。



 別の友人が大阪から名古屋へやって来て落ち合い、名古屋城を見学することに。
綺麗な紅葉とお堀。二人とも名古屋城は初めて。金の鯱や~


伝説のジャコウネコの絵。想像で描いたらしい。目が水色で、うちのユキちゃんの色と似ています(=^・^=)

  本丸御殿を観ることをすごく勧められて、白木の新しい建物の中に見事な襖絵が。
空襲で焼失したのですが、襖絵が焼けてはいけないので、前もって非難させていたそうで、それにそっくりに新しく、金箔を貼った上に岩絵具で絵を描いているそうです。
狩野派の画家達の絵で、虎や豹、鳥などが、四季それぞれの間に豪華に描かれています。誰も見たことのない想像上の生き物を描くことによって、権力を示したそうです。
先日観たウフィッツィ美術館のメディチ家とよく似ていますね。徳川家光が上京する際に、宿泊するために建てられたそうです。まだ完全に出来ておらず途中ですが、見学をして写真を写すことも許されています。四足の動物が地面についているということで一番低く、鳥の方が空に近いことから、地位が高いそうです。そして一番位が高いのは人間だそうで、その絵はまだ完成していません。徐々に増やしていくことによって、また今度来て見てみたいと思いますので、いい作戦かもしれません(^^)v。

  そういえばもいったい何の生き物なのか? シャチは海で一番強い生き物ですが、がついているので、だとばかり思っていましたが。
やはり想像上の生き物なのだろうか?お城の天守閣には、江戸時代の街の様子や色々な展示物が。天守閣から眺める風景は紅葉も美しい。

   伏見駅近の「フォルツァ」というアボガド専門料理店が面白そうなので、夕飯を食べましたが、店全体も緑、店員さんも緑の服、
お通しもアボガドと、なんでも緑でアボガドと徹底していました(^-^;。味は美味しかったです。名古屋オモシロス(*'▽')。

   「電気文化会館」は伏見駅から徒歩2分ほどで、中部電力の施設のようです。
スタインウェイの入った感じのいいホールで、響きも良かったです。パドモアさんの歌唱は益々さえていて、ずっと上昇気流に乗ってきています。
友人が英語が喋れるので、ずっと疑問に思っていたことを、マークさんに聞いてくれました。連作歌曲を水一滴も飲まずに、20曲~24曲歌い続けられるのですが、喉が乾かないのかな~?という疑問でした。
連作歌曲は全部で一曲と考えるので、途中で水を飲んだりすると、雰囲気が壊れるので飲まないのだそうです。「喉が強いんですね」と言うと、笑ってたというのです(^-^;。
私なんか、4曲歌って水飲んでますから~!パドモアさんはやっぱり凄い!白鵬と同じぐらい凄い人ですわ~。あっ、ノーベル賞受賞者も出ましたね!名古屋も凄いわ~
「いいホールですね~」とたまたま話しをした方が、このホールの音楽アドバイザーで、地味だけど本当にいい音楽を発信していきたいんです、とおっしゃっていました。
こういう方がいて、お客さんがいて、支えているんだな~と思いました。来年2015年10月28日(王子ホール)、30日(電気文化会館)で、ポールさんのベートーヴェン後期三大ピアノソナタが決まっています。


この後は韓国で「冬の旅」で、私は今日でお別れ。演奏をするお二人は観光など一切していないそうで、サムライのような雰囲気ですから、今度は名古屋城でも観に行かれたらと思います。
また来てくださいね

 帰りは夜行バスで大阪へ。夜中の12過ぎまでファミレスで時間を潰してました。
名古屋駅の「ゆりの噴水」と満月。朝の「中百舌鳥駅」でも満月が輝いていました









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パドモアさんの名唱と共に~熟女冬の旅Ⅳ

2014-12-13 08:35:10 | More Mark Padmore
12月7日
今日は王子ホールの最終日「白鳥の歌」D.957です。日曜日なのでマチネでした。
「白鳥の歌」はシューベルトが編んだ連作歌曲ではなく、一曲一曲は単品で書かれた作品を、シューベルトの死後、友人達が抜粋して並べ、歌曲集として発表されたものです。
通の人達が編集したとあって、何故かつながっているような、またいい曲ばかりです。


前の二つと違い、日本の声楽家でもあまりリサイタルで取り上げてるのは、聴いたことがありません。
でもこの二人のCDを聴いたとき、こんなに凄い曲があったのかと思い、「冬の旅」よりいっそう前進しているシューベルトの音楽を知ることになりました。
個人的にはこの作品の録音が最も好きで、どちらかというと一番楽しみなプログラムでありました。シューベルトの曲が凄いのか、ポール・ルイスのピアノが凄いのか、
パドモアさんの歌唱が凄いのか、どう凄いのか、過去の名演奏家のも聴いてるはずなのですが、とにかくこの二人の演奏は感動的です

「白鳥」は短いので、先にベートーヴェンの歌曲が演奏されました。「五月の歌」「新しき恋 新しき生」など、リートを勉強し始めた時に歌った懐かしい歌や、素敵な連作歌曲「遥かなる恋人に寄す」など、
ベートーヴェンの歌曲も大好きなので、嬉しかったです。一般的にベートーヴェンの曲は、激しく短調のものが有名ですが、実は明るく陽気で美しい曲が多いのです。

この絵がジャケットになった3枚組CDに、パドモアさんの「遥かなる恋人に寄す」が入っていますが、人に貸したのか見当たらず、品番は解りません。
シューベルティアーデの絵なのですが、シューベルトの曲は一曲も入っておらず、コンテンポラリーの作曲家のものが沢山、「魔王」「たゆみなき愛」「漁師の娘」など、他の作曲家のものが入っていて、リートの作曲が流行っていた時代の興味深いCDです。

「白鳥の歌」は、前半がレルシュタープの詩(ベートーヴェン・ピアノソナタ第14番を”月光”と名付けた人)で、7曲目の「Abschied・別れ」で、Ade~!と去っていき、8曲目の「アトラス」からハイネの詩になります。連作歌曲ではありませんが、とても効果的な配列で、ドラマ性を感じずにはおられません。冬の旅に通ずる失恋、死の予感がやはり一貫していて、ハイネの詩のラスト「Doppergänger・影法師」は、幽体離脱をして自分の姿を見ているような気がします。ドッペルゲンガー(自分とそっくりな人)を見ると死ぬという噂がありますので、主人公は死んでいると思うのです。そして次に友人のザイドル「鳩の便り」という曲で終りますが、実に優しく美しい曲で救われます。前日のウフィッツィ美術館展で、鳩は精霊であると知りました。なるほど精霊に託して愛を届けるということで納得、シューベルトはカトリック教徒でもありましたので、宗教的な意味もあちこちに隠されているのですね

「冬の旅」で、ドラマティックな歌唱を聴かせてくれて、マークさんはだんだんパワーアップしているような感じでしたが、今日は益々良くなっておられ、やはりマークは登り調子です。CD録音時よりも年月がたっているのもあるかもしれませんが、今回全部の演奏が進化していて、マークはもっともっと詩の読み込みが深くなり、その表現が新たな歌唱法へと向かっているのです。ビブラートは極力抑えられ、言葉の一つ一つを実に丁寧に語り歌っていました。しかも自然に、何の違和感も無く音楽と融合しているのです。この歌い方はマークにしか出来ない、ルネッサンスの合唱、バロックの声楽を経て、リートにも臨んでいますので(今やヨーロッパでは当然のことと思いますが)、シューベルトのあった時代的位置も感じるのでしょう。フォルテピアノというわけではなく、学術的な演奏でもなく、現代のピアノで今を生きる演奏家として、人間の根幹に迫る真の表現者としての、唯一の歌唱です。


三大歌曲を一挙に演奏することは、おそらく至難の業だと思います。マークの声は基本、美しくレッジェロですので「水車小屋」にも相応しく、「冬の旅」の主人公の若さにも対応出来ます。
そして年齢を経て、経験豊富な歌手ですから、人間の深い感情を表現するのにも的を得ています。年々低音も充実して出るようになってきています。そして、決して声に無理な歌い方はしておらず、抜く所はうまく抜いていますので、声楽家にとってどう進化していくか、まだまだ楽しみな歌手であります。


曲の力が凄いと、入り込んで消耗するけれども、得るものが大きいと語るポールさん。現在最も素晴らしいシューベルトの演奏家とも言える二人です
三大歌曲を一挙に終えて、ブラーヴィの喝采もたくさんでした。感動を有難うございます



     母は今日で大阪に帰りました。東京駅まで見送って、また綺麗な満月です











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熟女冬の旅Ⅲ~Pause・中休み~

2014-12-12 14:34:45 | 旅行
12月6日
今日はコンサートの中休みなので、上野の東京美術館と、東京スカイツリーに行くことにしました。
同美術館では、フィレンツェウフィッツィ美術館展が開催されているので、楽しみでした。



 上野の森は紅葉も綺麗で、動物園やコンサート・ホール(東京文化会館)など、様々な施設があり、東京芸大もあるようです。


銀杏は東京都の木だそうで、大きな木が至る所にありますが、金色に色づき綺麗な木が多かったです。

ウフィッツィは、英語のオフィスの語源でもあり、フィレンツェで金融業で富と権力をもっていたメディチ家が、その財力で芸術を奨励し、絵画の工房を作り、そこで活躍した画家達の作品でした。
最もポピュラーな画家はボッティチェリでしょうか。「ビーナスの誕生」や「プリマヴェーラ・春」は来ていませんでしたが、「パラスとケンタウルス」の絵が宣伝になっていました。
殆どが人物画で、カトリックの聖画が圧倒的多数でした。赤、青、金色などが印象的な色で、聖人としては聖マリアキリスト、その母子像、そしてすごく多く描かれていたのが、洗礼者ヨハネでした。
洗礼者ヨハネは、十二使徒のヨハネではなく、イエスより少し年上の遠い従兄にあたる人物で、イエスを洗礼した人です。服装は動物の毛皮をまとい、腰に縄をまいたワイルドな格好をして、十字架の棒を持って描かれています。個人的には大好きな聖人なのですが、フィレンツェの守護聖人だったことから、たくさん描かれていたようです。
工房ではボッティチェリフィリッポ・リッピなどの先生の指導の下で、何人かの弟子が色んな箇所を受け持って、グループで一枚の絵を仕上げていたそうです。
さしずめ、宮崎駿さんの下でアニメーター達が、その指示のもと映画を作り上げていく、スタジオ・ジブリと言ったところでしょうか。
メディチ家は絵画だけでなく、もちろん音楽も奨励しましたので、芸術にはパトロジーネがやはり必要なのですね。大相撲の谷町もそうですし、立派なものを作り出すにはお金が必要、お金のある人は、自分の力を見せるだけでなく、一般の庶民にも還元、楽しんでもらい支持を得るということを、今も昔もやっているんですね



スカイツリーへもタクシーで移動。日が暮れるのが早いので、夕焼けや夜景を楽しみに。
普段がどれぐらいの待ち時間なのかわかりませんが、まぁまぁ並んで行きも帰りもエレベーターは、春のさくらと蝶でした。エレベーターは順番制なので、自分で選ぶことは出来ません。


なんとかまだ日が沈む前に到着。綺麗な夕焼け空です。

    夜景を観るひとでも混雑。ディズニーランドの花火らしきものも見えました。

今宵は満月。スカイツリーから観るお月様は絶景かな


月とのツーショットを撮りたかったのですが、雲に隠れていて、光っているのは電灯です(^-^;。
このライトアップは、クリスマス限定の緑色らしいです(*^^)v。











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パドモアさんの名唱と共に~熟女冬の旅Ⅱ

2014-12-10 16:42:13 | More Mark Padmore
12月5日
今日は、はとバス短時間コースを、午前中から廻りました。わりと古くから親しまれている、東京の名所を巡るコースです。


「皇居・二重橋」水に鏡のように映っていて、いい感じ。

週末にかけて五日間限定で、乾通りが一般公開されていて、美しい紅葉を観に来た人の行列が半端じゃなかったです(@_@)。警官も出て、物々しい雰囲気。


東京の三大銅像の一つ、楠正成公。私は生まれも育ちも楠正成公の地元で、神戸湊神社も偶然行くなど、結構どこへ行っても楠公さんに出会ってしまう。
それほど正成公は、全国ネットで活躍した武将なんですね!




「浅草寺」では自由行動。雷門前で、人力車に乗った新郎新婦の姿が。多くの人に祝福されていいですね
「国会議事堂」など、車窓から有名な建物を観ながら、東京タワーへ向かいました。暮のせわしい時に選挙ですね(*_*;。また創価学会に入ってるママ友が訪ねて来て、公明党の山口代表がうちでは、凄い人ですね~!というギャグになっていると話すと、「あの人は他の政治家とは雰囲気が違うでしょ。人気があって、なっちゃんと呼ばれてるんですよ~」と言って帰られました。今度からは凄い人ではなく、なっちゃんと言うことにしました。





東京タワーを上るのは初めてで、前日は雨で新幹線から見えなかった富士山が、薄っすら見れました。




「丸の内駅舎」で到着解散です。三年前のシューベルト三大歌曲チクルスの時は、この建物もスカイツリーも工事中でした。

二日目の夜は「冬の旅」D.911。「水車小屋」は有節歌曲が多く、ピアノが小川で、パドモアさんは語り部的な感じでしたが、同じヴィルヘルム・ミュラーの詩でも、こちらは小川は凍りついて流れていません。
殆どが通作形式で、当時としては前衛的とも言える音使いで、シューベルトが新たなる歌曲の境地へと入ったことが解る作品です。

Fremd・よそ者、という言葉から始まり、下降していく旋律の「Gute Nacht・おやすみ」は、第一曲目から人生に絶望した主人公が、雪の世界へ旅立ちます。
それは「死」に向かっていくようなものですが、王子ホールのインタヴュー記事で、パドモアさんは、死への旅ではなく、生きるための旅だと説明しています。
絶望と希望を繰り返しながら、墓場宿屋と思って辿り着いた主人公は、墓場からも門前払いをくらい、再び歩み出します。そしてまた勇気をふりしぼって歩いて行った先に、
村外れで「Leiermann・辻音楽師」に出会います。誰も聴いていないのに、寒さに凍えながら裸足で立ち、ひたすらライアー(手回しオルガン)を弾き続ける老人を見て、
これが生きるということかと思うのです

若くして不治の病と闘っていたシューベルトの葛藤、人間の情念が描かれた作品を、ドラマティックに歌い上げるパドモアさん。福音史家として、イエスの受難を歌ってきた人ならではの、迫力の表現でした。
ホールがうなるほどのフォルティッシシモから、囁くようなピアニッシシモまで、限界に挑戦するかのようなダイナミクスの幅広さに、ポールさんのピアノも見事に受けて立っていました。

 マークさんのサインにポールさんのサインもやっと加わったCD。輸入盤ですが、今回は三作品とも日本語訳がついて売り出されたので、新しく買う人はラッキーです。


左から、マーク・パドモア、私、笹山晶子ポール・ルイス
母が着付けてくれるので、今回も着物を着ました。日本へ来た思い出になればと思います





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パドモアさんの名唱と共に~熟女冬の旅Ⅰ

2014-12-10 12:42:16 | More Mark Padmore
12月4日
今日からマーク・パドモア&ポール・ルイスシューベルト三大歌曲集チクルスが、東京・王子ホールで始まりました。
ピアノのポール・ルイスがシューベルトのピアノ曲チクルスを、同ホールで続けていて、その完結編です。
パドモアさんは、トッパンホールティル・フェルナーと三大歌曲集を演奏しましたが、CD録音はポールさんなので、最も息の合ったコンビということです。


「美しき水車屋の娘」D.795からスタート。
おそらくパドモアさんは、ソロ・リサイタルで王子ホールは初めてで、ポールさんがピアノで導いてきた感じです。

粉ひき職人の徒弟小川に導かれ、旅の杖をつきながら歩いてきます。小川に沿って行けば、仕事場である水車小屋へと辿り着けるのです。
さらさらと清く流れる小川のような、ポールさんのピアノ。小川のもとで繰り広げられてゆく徒弟の恋物語という設定でしょうか。
Schöne Müllerin に出会った喜び、切ない恋心、ライバルの狩人への嫉妬、叶わぬ恋の苦しみ、徒弟の全ての行動と感情を優しく見守っている小川。
ポールさんのブルーのシャツは、小川を表しているに違いない。徒弟が小川に身を投げて死んでしまうと、揺り籠となって子守歌を歌います。
終曲「小川の子守歌」では、マークさんはそっと舞台の横の方へ移動、ピアノだけにライトがあたり、川底に沈んだ徒弟が目覚めないように、静かに小川だけが流れているという演出でした



      サイン会にて。
私がマークさんの追っかけなのですが、CDなどで聴いて、あまりにも美しい声で上手なので、生演奏も聴いてみたいと、母や近所の方が東京観光も兼ねて、ついて来てくれました。
「銀座モントレー」が、ホールに近くてリーズナブルなので、そこを拠点にあちこち回ることにしました。東京駅からもタクシーですぐなので、足が弱ってきた母も大丈夫かと思いました。


本当に優しくて、フレンドリーなマークさんとポ-ルさん。熟女のハートはしっかりとつかまれました

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