‘Tis Nature's Voice~それは自然の声~Ⅱ

みらくる・あっこの気ままブログ

🎃エンリコ・オノフリ~メランコリア賛~、やはり強烈でした🎃。

2016-10-31 10:36:04 | Music
Happy Halloween

10月30日
兵庫県芸術文化センター小ホールで、憧れのヴァイオリニスト、エンリコ・オノフリのコンサートを聴きました。
2nd.ヴァイオリン・杉田せつ子、チェンバロ・リッカルド・ドーニ


イル・ジャルディーノ・アルモニコ時代から、一度は生で聴いてみたかったオノフリさんでした。今はグループからは離れてソロや自分のグループ活動をしてらっしゃるようです。
プログラムは初期バロックからヴィヴァルディのイタリアンで、最初と最後に師弟Duoで2挺のヴァイオリン曲が置かれ、中はオノフリさんの全くのソロでした。通奏低音はチェンバロのみの編成。

ヴァイオリンの発展国イタリアのヴァイオリン曲は山のようにある。特に初期バロック時代は、重奏も歌付きも宝の山といっていいくらいあるみたいですが、オノフリさんはイタリアン・バロック・ヴァイオリンの第一人者。イル・ジャルディーノ・アルモニコのファンだという人は、私の周りにはいっぱいいますが、当然オノフリさんのヴァイオリンというのが含まれるのです。
リーダーのジョヴァンニ・アントニーニ(笛全般)は、ベルリンフィルに客演指揮者で招かれるなど、イル・ジャルディーノはどうなってんの?という感じではありますが、古楽ブームの火付け役ともなった、オノフリさんのヴァイオリンの力がやはり大きかったんだな~と、改めて感じる演奏でありました。

重奏が楽しいイタリア初期のヴァイオリンですが、杉田せつ子さんとの師弟コンビは、さすがに音楽の作り方も、歌い方も息がピッタリでとても綺麗でした
ヴィヴァルディ”ラ・フォリア”は、イル・ジャルディーノのCDでよく聴いていますが、断然今が良い!生演奏というのもありますが、すご~く進化していて、もっと素晴らしい工夫がいっぱい、美しくエキサイティングなフォリアでした

オノフリさんのソロは、たっぷりたっぷり、私はヴァイオリンは弾けませんが、超カンタービレから、爆発的な超絶技巧まで、美しいと驚きで満たされました
フォンターナソナタ第2番は、唯一長調の曲だったかな?綺麗だな~と思いましたが、一緒に聴いていたヴァイオリニストのKさんが、今練習してるけど、こんな長い前置きのようなものは、楽譜には無いと言うのです。やはりオノフリさん自作の長~いディミニューションから始まったのです(*'▽')。面白いですね~、曲の最後によく来るデミニューションも、長い、凄い、カッコいいですね~

  チェンバロは、いつも芸文に置いてあるのと違い、黒と金の和柄が描かれたもので、あちらから持って来られたそうです。サイン会にて手前から杉田さん、オノフリさん、ドーニさん。チェンバロのリッカルドさんは、今イル・ジャルディーノ・アルモノコのメンバーだそうです。


ハロウィンらしいかなと思って「悪魔のトリル」を買っていましたが、アンコールにドソロでバッハシャコンヌを弾かれて、聴いたことのないような衝撃的な演奏だったので、最新CDのバッハ「無伴奏ヴァイオリン集」も購入しました(@_@)。


激しい演奏とは全く違う、超穏やかなエンリコさんと。深いブルーの瞳は優しさに溢れていました








ついでに、ハロウィン飾りもしてみた" Mio Giardino"。優しいお花で溢れています。


黒猫のハッピーくんも忘れずに(=^・^=)。
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住吉大社・御田苅際

2016-10-21 23:02:33 | 初辰さん
今日は鳥取地震が起きました。家にいましたが、かなり長く横揺れが続きました。地震多いな。

10月17日
住吉さんのお田植神事も見に行ったので、今度はその稲を刈る「御田苅際」という行事が行われるので、見に行きました。


たわわに実った稲穂。雨のち曇りの予報だったので、雨でもあるのかと、神社に問い合わせると、雨でもあると聞きました
雨どころか、何故か住吉さんの空は晴天でした


第二本宮


第三本宮


第四本宮(女性の神様である)。



 電車で行ったので、東の門から入ると、樹齢800年”夫婦楠”がある「楠捃社」でした。


お正月に向けて作られているという、初辰さんの竹箒

  お田植の時とは違って、とても小規模である。
宮司さん、巫女さん、着物学園お生徒さんなどが、御神田に向かう。


案山子にご祈祷してから、少しの稲を刈るだけでした。それで雨でもあるんだ。それにしても真夏のような暑さ。この日は29℃まであったそう(;・∀・)。

    
刈った稲穂を持って、第一本宮へ向かう一行。見物客もそんなに多くはなかったですが、みな後を追う。

  厳かに稲穂をお供えするご祈祷が、執り行われました。
奏楽は笛一本と歌でした。典型的な”モノフォニー”。巫女さん達による舞もあり、美しい神事とお天気に恵まれた住吉さんでした。この稲穂が来年の初辰まいり一粒万倍のお参りに使われるのです(*^^)v。


泉北に帰ると雲空で、聞けばずっと天気は悪かったそうです。住吉さんだけ晴れてたのかな?今年は七夕も晴天で、行く時は全て晴れていました。また初辰まいりを頑張らねば
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山野辺の神社・一言さん

2016-10-16 16:26:31 | 葉っぱ物語
先週はアンサンブルの音出しに、チェンバロのOさん宅へ。Oさんの愛チェンバロ「あかねちゃん」と初めての音合わせでした。

 この日から急に気温が下がり、秋めいてきました。Fさんのお土産の秋の和菓子と。
実家に泊まり、朝5時起きでBSクラシック倶楽部を観る。ブルーレイ・ディスクへのファイナライズがどうしても出来なくて、諦めてドライブに行きました。


冷え込みましたが、秋晴の爽やかな奈良県葛城山の麓にある、前から気になっていた「葛城一言主神社」へ行ってみることにしました。実家から奈良はかなり近い。


地元では「一言さん・ひとことさん」といって親しまれているそうで、お願いはただ一つだけ言うそうです。


参道も素朴な木の小道。






境内には古い木が立っていて、これは樹齢1200年の御神木「乳銀杏」の木。お乳のような形の木の幹か根っこかがあり、他の植物も宿り木しています。
黄葉して葉が落ちると、境内一面が銀杏の絨毯になるようです。



こちらは、樹齢650年の「無串子・むくろし」



これは樹齢400年の「榧・かやの木」。かやの木の有名な歌はあるのですが、あまり身近には見かけません。
ちなみにこんな歌です。

かやの木山の 詩:北原白秋 作曲:山田耕筰 Kosaku Yamada




   
やはり奈良の山野辺にはありました。「野菊」の群生が。なぜか季節外れのも咲いていました


稲穂も実っています。


青い空にうろこ雲、綺麗な秋空です

帰りに寄った、私が”楽しいスーパー”と呼んでいる「スーパー・オークワ」で、カラフル・ミニトマトが¥198で売られていました。スーパー・オークワ大好き

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イザベル・ファウスト&クリスティアン・ベザイデンホウトのバッハ・プログラムを聴きました♪

2016-10-13 08:51:06 | More Mark Padmore
10月8日
イザベル・ファウスト(バロック・ヴァイオリン)とクリスティアン・ベザイデンホウト(チェンバロ)のDuoコンサートが、兵庫県川西市「みつなかホール」というところでありました。


イザベルさん(左)とクリス
イザベルさんは、モダン・ヴァイオリンもバロック・ヴァイオリンも両刀使いの方のようで、私は初聴きでした。
クリスは、フォルテピアノの奏者とだけ思っていたら、今回はチェンバロで、日本で披露するのは初めてだそうです。
そもそもこの記事を、パドモアさんのカテゴリーに入れてどうなのかと悩みましたが、クリスはパドモアさんのピアノ・パートナーでもありますので、やっぱり入れてしまいます(*^_^*)。




今回、AプログラムとBプログラムがあり、みつなかホールはオール・バッハのBプログラムの方。
関西ではバッハがウケるという観念が根強い。東京はマニアックなプログラムでも、人口が多いからお客さんが入ると言われます。
それでも古楽好き、上質の音楽を求める、熱心なお客さんがいっぱい来られていました。もちろんバロック・ヴァイオリン奏者の知り合いにも何人か会いました。

イザベルさんは、本当にクセのない透明感のある音で、第一音から会場を魅了。柔らかい緩徐楽章と、華やかな技巧的なもので、一曲中でも頻繁にを替えられていました。バッハのヴァイオリン曲は凄く難しいそうなのですが、ヴァイオリンを弾かない私や友達には、美しさと心地良さが入ってきて、それだけ安定感のある実力者なのですね。ショートヘアーのボーイッシュな感じと、ハロウィン・カラーの衣装も印象的でした🎃。

クリスのチェンバロも初でしたが、チェンバロもそうとう上手い~(*'▽')!息の合ったハーモニーを通奏低音で支えて、また美しい音と豊かな表現力で、ソロも素敵でした
イザベルが弓を置くために、チェンバロの前にピアノ椅子を置いていたのですが、ソロの時に椅子とヴァイオリンの譜面台を自分で退かして、ちょっと笑いをとっていました(^-^;。それでまたイザベルが登場した時に、今度はイザベルが、どうして弓を置く椅子がこんな所に移動しているの?という感じで、自分で動かしていました。

サイン会にて。クリスが髭男になっていてビックリ(゚Д゚)、男前度がいっそう上がっていましたが、とてもフレンドリーな雰囲気は変わりません(#^^#)。先週のトン・コープマンの時に知り合った、パドモア・ファンの方とも。特にアレグロ・ミュージックの主催するコンサートが好きで、関西公演は必ず聴きに行かれるそう。

   
みつなかホールって、一緒に行ったメゾ・ソプラノのOさんと、レッスンで来たことがあって、高速道路で随分簡単に着いた覚えがありました。最近はスマホ先生の、グーグル・マップの音声案内に頼りきりのため、何故かややこしい道を案内されました(;´・ω・)。
近くに蜂蜜の専門店があることで解りました。マニアックな蜂蜜店で展示物も凄い。スズメバチ入りの怖そうな蜂蜜もありましたが、様々な蜂蜜の試食も出来、私は真っ黒なコーヒー蜂蜜を買って帰りました。とてもコクがあります。
クリスのモーツアルトCDは、幻想曲入りのものを買いましたが、出だしの音から、フォルテピアノの音の短調の魅力にまた驚きです


イザベルさんの、ベートーヴェン・ヴァイオリン・ソナタ全曲のCDを購入しましたが、4枚組で1,2,3,4と十字に開くようになっています。こちらはモダン・ヴァイオリンとピアノ(アレクサンダー・メルニコフ)ですが、ビブラートを抑えた奏法は、こんなヴァイオリン・ソナタを求めていた!というくらい、かなりハマッていますHMC 902025.27
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Mark & Till インタビューです。

2016-10-09 01:01:42 | More Mark Padmore
パドモアさんとティル・フェルナーのインタビューが動画に出ていました。

テイル・フェルナー&マーク・パドモアが語る「冬の旅」。


2017年2月14日「横浜みなとみらい・小ホール」
http://www.yaf.or.jp/mmh/recommend/2017/02/-with-2.php

2017年2月22日「浜離宮朝日ホール」
kajimotomusic.com/jp/news/k=2548
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Till & Mark 再放送

2016-10-06 22:42:11 | More Mark Padmore
NHK-BS「クラシック倶楽部」10月10日朝5:00~
ティル・フェルナー&マーク・パドモアのシューマン、ベートーヴェン歌曲の再放送があります

www4.nhk.or.jp/classic/
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華麗なバッハ・プログラム、トン・コープマン&アムステルダム・バロック管弦楽団

2016-10-04 13:34:20 | Music
10月1日
住吉大社にお参りをしてから、大阪城の横くらいにある「いずみホール」へ向かいました。
地道を走っても近いはずなのですが、スマホ先生はすぐに高速道路へ乗せようとする。阿倍野あたりは渋滞するので、それを避けるにはスマホ先生に、少し頼らなければいけない。家から同ホールまでは、高速で行くと簡単なのですが、住吉から大阪城まで高速に乗るのは、ちょっと…。で少し遅れてしまったのですが、コンサートも5分遅れていて助かったー!一曲目に間に合いました(^-^)v。


バルコニー席だったので、階段を駆け上り必死でたどり着く。
この席からはトン・コープマンの弾く姿も、指揮をする表情も全部見えて、チェンバロのOさんといい席やね~!と盛り上がる!


普段、本当に最少編成のバロック・アンサンブルをしてる上に、大編成モダン・オケも聴きつけないので、この人数はかなりの迫力で聴こえました。
バッハは後期バロックだし、宮廷勤め時代の作品なので、特に華やかな管弦楽のプログラム。(バッハは勤め先によって、書く曲が違う。教会に勤めてる時は、カンタータなどの宗教曲ばかり書いていました。音楽家も勤め人という認識だった時代ですね。)

こんなに有名な人と団体が、いずみホールに初出演というのが信じられませんが、分かっていながらも、トン・コーップマンのハイ・テンションな弾き振りは、見ていて楽しいし、解りやすくて、音楽が面白いと感じられます。

管弦楽組曲はトランペットが入っての、祝典的な音楽。シンメトリーにシンフォニアブランデンブルク協奏曲が置かれていて、オーボエ、ヴァイオリン、リコーダーなどが、ソロとして入る様々な組み合わせが楽しかったです。秋の紅葉の季節になると、無性にバッハの管弦楽曲を聴きたくなるのですが、色とりどりの楽器の音色で、一足早く華やかな秋を感じられたました

弦楽合奏で出来ている、ブランデンブルク協奏曲第3番 BWV1048 Adagio では、普通の短いヴァイオリン・ソロの代わりに、けっこう長いチェンバロのみで、トン・コープマンのソロ演奏も、しっとりと美しく印象的でした

終曲の Overture No.4 は、オーボエも3本になり、より華やかに。チェンバロもグリッサンドが入るなど、左手の通奏低音に加え、右手の煌びやかなディミニューションが冴えわたる、トン・コープマンの名人芸が披露されましたMenuetイネガル(8分音符にゆるい付点をつける奏法)をかけていて、とても優雅な雰囲気が醸し出されていました



   
サイン会は長蛇の列でしたが、一人一人に疲れも見せず、丁寧に接してくれるトンさんです。チェンバロ奏者のOさんは、調律法を質問したら、「私はいつもヴェルクマイスターです。ヴェルクマイスターが好きです。」とおっしゃっていたそうです。私は歌なので、基本固定された、チェンバロやオルガンの音に合わせて音をとるので、お任せというか、まだまだ勉強不足です…(^-^;。
お爺さんに見えるにしては、きびきびした感じなので、私は失礼ながら、お歳を伺ってしまいました。70代だそうです、まだまだお若いのですね。住吉さんで五大力の石を拾ったせいか、とてもパワーを与えられました
主催公演のポスターが、液晶画面で映されてる看板があり、一つのポスターが出てくるまで、5分待たないといけませんが、Mark&Tillが出てくるのを待って、写真を撮ってもらいました






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初辰さん、キティーちゃんとコラボ?

2016-10-02 21:50:25 | 初辰さん
10月1日
久しぶりに、住吉大社初辰日にお参りに行けました。


なんか、あちこちにキティーちゃんの絵が。初辰さんの格好をした初辰キティーは、楠捃社横の初辰猫売り場に。
同じ白猫なので、おかしくはない


種貸社には、一寸法師キティーが。


夫婦杉の登り旗にも、キティー旗が混じっている。

     
種貸社には子供向けにラムネが。「おもと社」には、巫女キティー吉祥殿の打掛けは赤や金で綺麗です
久々に「五大力」の石を拾いましたが、探すのに雨が多かったので、手がめちゃめや汚れてしまいました。土を落とす用なのか、五大力のためのセンサー手洗い場が出来ていました。パワーをもらえたかな?


今月の初辰さん。10月なのに、また夏日がぶり返し、コーヒー・フロートを飲みました。    
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