‘Tis Nature's Voice~それは自然の声~Ⅱ

みらくる・あっこの気ままブログ

コロナ禍でアンサンブル・シュシュ第50回コンサートでした⑨

2021-03-17 23:32:19 | My Consert
あちらこちらでソメイヨシノの開花宣言が聞かれます。うちの近くでもちらほら咲いてきていますが、異常な早さですね。
東京都と周囲3県も緊急事態宣言が解除されるようです。もうダラダラやっていても仕方ないでしょう。
変異株も主にかかっているのは、若年層だそうで、治りも早いようです。


さてもう一曲、モンテヴェルディの宗教ソロ曲「踊れ喜べ シオンの娘よ」も歌わせていただきました。
こちらは1627年に出版された「カルヴィの宗教作品集第4巻」に入っていて、単独で取り上げられることの多いソロ曲です。


題名のように、喜びに踊るようなペルフェクトゥム(3拍子)で始まり、リトルネッロに続いて2拍子で「見よ、救世主が現れるのを…」が音階やトレモロを駆使して語られます。
また3拍子のリトルネッロ、2拍子の語り、3拍子~4拍子のJubilate、天が喜びの声をあげ、3拍子で地も喜びの声をあげるは、低い声になります。そして2拍子で半音階、ティラータなどで主がエルサレムをあがなわれた、と歌われます。
そしてまた3拍子の最初のテーマが出てきて、最後は4拍子でたたみかけるように、アレルヤが一人エコーの形で歌われます。3拍子と2拍子が交互に現れる、これもまたスリリングな器楽との掛け合いです。


通奏低音はそれぞれの特徴を出しながら、よく練習もしましたので、息の合ったアンサンブルに仕上がりました。
オルガンは4フィートと高い音なので、通底というよりも、カウンター・メロディーを演奏しています。自由に作れる所が、バロック時代の通奏低音の魅力でもあります。

C.モンテヴェルディ「踊れ喜べ シオンの娘よ」 Claudio Monteverdi " Exulta filia Sion "


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