‘Tis Nature's Voice~それは自然の声~Ⅱ

みらくる・あっこの気ままブログ

♡ティル・フェルナー、大フィルとの共演でした♪

2015-10-05 14:29:37 | More Mark Padmore
10月4日
爆弾低気圧の影響で、大阪も今まで経験したことのないような、夜中に物凄い風が吹きましたが、土日は穏やかで快晴となりました。
絶好のお出かけ日和で、ちょっと暑いくらいでしたが、大フィル京都特別演奏会(京都コンサートホール)へ行きました。






私のお目当ては、先週に引き続き、素敵なピアニスト、ティル・フェルナーです


朝晩はけっこう涼しくなってきましたので、せっかくの京都なので、しつけ糸のついたままタンスの肥やしになっていた、秋柄の着物を引っ張り出して、着て行くことに。

コンサート前に、ホールの隣にある「京都府立植物園」へ行くことに。その前に腹ごしらえ。
植物園入口の道路を挟んで、斜め向かいにある「東洋亭」というレスランで昼食。トマトにこだわっているお店のようで、丸ごとトマトのサラダが、ランチ・コースについてきます。暑かったので、冷たいトマト料理はとても美味しかったです。”100年プリン”という、100年前からお店で出しているというプリン。これも凄く美味しい!
とても古いお店なんですね。




植物園は、季節の花々がいっぱいで、蝶々もたくさん来ていました。


秋の青空に映える噴水


ベランダで育てている、蝶々のような花・ブルーウィング、こんなに大きくなるんや!地植えしてあげた方がいいかもです。


京都の雰囲気がする、色んな種類の竹コーナー


秋桜も綺麗でした。




秋薔薇も綺麗です。

    
秋の山野草展が開かれていて、茶花に似合いそうな、地味で小さいけれども、可憐な花々が展示されていました。ホトトギスの仲間や、大文字草など。


「木漏れ日草」という、葉っぱだけの、なんと素敵な名前の植物でしょう!


「モンゴル野菊」今自然に生えている、本当の野菊は殆ど見られません。野菊のような花はたくさん見かけますが。

   
の名所でもありますので、桜の木も沢山。モミジはまだ青く、紅葉はもっと先のようです。メタセコイヤの大木も多く、木陰に入ると気持ちの良い温度に。


時間が来たので、コンサートホールへ。会場へ続くプロムナードには、歴代の京都フィルの指揮者や、客演指揮者、名演奏家の写真とサインが飾られていて、
それを見ながら、ゆるいカーブを上がっていくという趣向です。


本日の主役、井上道義氏の写真も。

   
ヘレヴェッヘもある。ブロムシュテットも!きっとどなたでも、自分のお気に入りの演奏家の写真があるでしょう

プログラムは、モーツァルト・歌劇「ドン・ジョヴァンニ」序曲 K.527 から。
けっこう大人数の編成で、ドラマティックで、テンション高く始まりました。オーケストラの配置はノーマルなもの。
次にピアノ・コンチェルト第25番ハ長調 K.503。この曲もモーツァルトのピアノ協奏曲にしてはドラマティックな名曲ですが、小さめの編成になり、
ティルの軽やかで美しい、真珠のような音色のピアノが披露されました
ティルは、本当にアンサンブルが好きな感じで、自分が全面に出るよりも、オーケストラを引き立てているようでもありました。気持ちも音もGentleな人です
大フィルのツイッターに、練習の様子などが日々アップされていて、指揮者の井上さんも絶賛されていて、本番に向かって気持ちが盛り上がって行くのが解り、面白かったです(*^^*)。






大フィル・ツィッターより、本番の写真と、ゲネプロの様子。なんか楽しそう~
何より、ティルを関西に招いて下さって感謝です。本番舞台挨拶でも井上さんは、まだ関西ではあまり知られていないですが、こんなに素晴らしいピアニストが、世の中にいるということを、知ってほしかったとおっしゃっていました。コンチェルトの後で、アンコールにまた美しく癒されるような1曲を弾いてくれました。シューマン「ダヴィット同盟舞曲集」Op.6より、第14曲目の”Zart und Singend”。井上先生も団員と一緒に舞台上で座って、会場全体がうっとりと、その心洗われる音楽に包まれました

二部はオーケストラの本領発揮ともいえるフル編成で、リムスキー・コルサコフの交響組曲「シェエラザード」Op.35
金管楽器の迫力の出だしに続いて、ヴァイオリン・ソログランドハープで、美しいテーマです。客演コンサート・マスターの崔文洙(チョイ・ムンス)氏のヴァイオリンと、男性ハーピスト・山崎裕介氏の綺麗な音が、何度となく各曲の中に登場して、気持ちが良かったです。アンコールはグリーグ組曲「ペールギュント」の”朝”で、爽やかに終わりました


なんとか明るいうちに、ティルも出て来て、バッチリお写真を撮らせていただきました


左から、私・笹山晶子と、井上道義さん、ティル・フェルナー、ピアノ伴奏でいつもお世話になっている、飯塚幸穂さんです。


マエストロ・井上道義は、病からの復帰だそうで、本当に元気になられて、立派な指揮をされて良かったです


ティルの笑顔は、本当に可愛くて大好きです

 Eテレ「クラシック音楽館」に、なんとか間に合いました!ベートーヴェンの1番と3番です。
10月11日(日)午後9時放映もお見逃しなく! http://www4.nhk.or.jp/ongakukan/