練習
2015年05月03日 | 詩
だんだん近付いていく
感覚の練習をしている
部屋はたくさんあって
段や角が目立つ
でも床は柔らかいバフ色の絨毯だし
壁はクリーム色であたたかい
素っ気ないのにやさしい
包まれている感じがする
流れるようにピアノを弾く感覚
「きちんと」を進ませる感覚
怯えないでいる感覚
合わせていく感覚
心の位置を示すシートを差し出して
その高低差を互いにすり寄せていく
色が染み透っていくまで
時間がかかっても
風景の中に溶けていく感覚
空の隅から隅まで伸ばした手足であるように
私を薄れさせていく感覚の練習
感覚の練習をしている
部屋はたくさんあって
段や角が目立つ
でも床は柔らかいバフ色の絨毯だし
壁はクリーム色であたたかい
素っ気ないのにやさしい
包まれている感じがする
流れるようにピアノを弾く感覚
「きちんと」を進ませる感覚
怯えないでいる感覚
合わせていく感覚
心の位置を示すシートを差し出して
その高低差を互いにすり寄せていく
色が染み透っていくまで
時間がかかっても
風景の中に溶けていく感覚
空の隅から隅まで伸ばした手足であるように
私を薄れさせていく感覚の練習
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