詩と写真 *ミオ*

歩きながらちょっとした考えごとをするのが好きです。
日々に空いたポケットのような。そんな記録。

浅い力で朝焼けの

2020年03月13日 | 
浅い力で朝焼けの
明るい色をひとめくり
愛し合う恋人たち
間を泳ぐあなぐまの
合い言葉は悪魔的
アナグラム
愛想尽かされる前に
赤ん坊は歩き始めて
あなたの責任と言う
アルコールに浸り
アルコーヴに耽る
嵐のあとにもしずけさはあり
あるいは浅葱の味噌汁もよし
青い地球を外から見れず
頭を振っても星パラパラこぼれない
新しい夜に向かって挨拶をして
明日にひとつの灯り
明後日にふたつの灯り
「あ」からすべてが誕生するという
浅い夢を見ていた
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疲れましたら

2020年03月05日 | 雑記
近頃、少々お疲れ気味。
そのせいか、一分の休みもなく何かを読んでいたいと思う。

電車を乗り換えながら、料理をしながら、シャワーを浴びながら、髪を洗いながら、本を読みたい。

誰かがそんなふうに感じた時に、読みたいと思ってもらえるような文章を書けたら良いでしょうね。

そう思って、こんな時こそ、自分の詩を読んでみようと思う。こんな時に読んでも、何か感じることができたなら、何かがふわっと立ち上がったなら、私しか読まなくても、いいし。じゃなくて、良い詩。

でも、疲れた時は、評価したり批判したりする自分の気持ちから逃れたいと思っていて、それなのに、いかにも批判的な目で読んでしまう自分の詩など、開く前から、「チッ」とか思ってしまう。

いやいやほんとうに批判的な目で見ることができたなら、もっと良い詩が書けるでしょ?そもそも批判的に見られないからこそ、うんぬんかんぬん。永遠に続く。

ああ、本が読みたい。







でも実はいまは、多和田葉子さんの『百年の散歩』と小野正嗣さんの『踏み跡にたたずんで』と外国から思わず取り寄せてしまったマルコム・ボッセ?『The man who loved zoos』と会社の課題図書的な本を気まぐれに啄ばんでいる。

散らかってます!部屋も私のアタマも。

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