詩と写真 *ミオ*

歩きながらちょっとした考えごとをするのが好きです。
日々に空いたポケットのような。そんな記録。

なんかなさけない

2016年02月20日 | 
なんかなさけない
なんかなサケない
なんかエモノ獲れないクマかな

どのエモノに向かって走るか
考えるばかりで行動は伴わない
胸がすうすうして
川にジャブジャブ入る夢を見る
いつまで冬眠しているつもりだろう
毎日活動していても冬眠しているということだって
人にはままあることだ

その人の動きの角(かど)がどこにあるか
意識しなければならないほど
真剣勝負していない
削られるのが怖くて先に先に
過剰に丸くなってしまうから

すみませんとありがとうございます
とりあえず頭をちょっとさげて
やり過ごしてばかり
すみませんを封印しようと決意したけど
そう思うそばからぽろぽろこぼれる
あっと思ってももう拾うわけにもいかないし
すみませんをすみませんで打ち消したりして

何をしても穴のあいたチーズみたいに
間違いだらけの気がしてくる
といって、何が正しいのかもわからない
小さくなって
それは逃げてるからではないのかと
余計に小さくなって
アリスみたいにとまらない
それは私は正しいと
どんどん大きくなっているようなものだから
私を食べて私を飲んで私は正しいからと
胸をはって歩くことこそ正しい
態度として

素敵な時間は永遠じゃない
吹出物もめがねの跡も
忘れがたい思い出のように
いつまでも残っている
実年齢が心をぐんぐんひきはなして
夕陽に向かって元気いっぱい走っていってしまうから
感覚する私はときどき焦って駆け出すものの
木の立ち姿や空の色、心の模様に
いちいちひきとめられては足がとまり
原っぱで道草食って
のんびりぼんやりしている
もう何色になることもできずに
木の皮の色にしかなれずに
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