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本末転倒では。

2010-09-27 | ニュース 社会

自殺遺族に家主「借り手ない」と1億賠償請求も(読売新聞) - goo ニュース

住んでいた住人が自殺をして何ヶ月かが経ったアパートの部屋を大家や遺族から頼まれて整理をするという業者のドキュメントだかニュースをテレビで見たことがある。それは主に遺品を整理して遺族に返却するという仕事なのだが、部屋に染み付いた「死臭」というものはなかなか消えないらしい。

●自殺者が12年連続で3万人を超すなか、「室内で自殺され賃貸住宅の借り手がない」などとして、遺族が家主や不動産会社から過大な損害賠償を請求されるケースが後を絶たない。不当な請求から遺族を保護しようと、全国自死遺族連絡会(仙台市・田中幸子代表)などは近く、内閣府や民主党に法案化を要請する。連絡会によると、一般に自殺があった賃貸住宅は借り手がつかなくなったり、家賃が大幅に安くなったりするため、損害賠償の対象になる。しかし、最近は遺族の混乱やショックにつけ込み、家主らが改修費などを過大に請求するケースが少なくないという。

読売新聞の記事より引用した。記事にあるように不当な請求から遺族を保護するための「法案」は必要だと思うが、貸して側が損害を被ることも事実なので、「死臭が消えて次の借り手が決まるまで」の家賃ぐらいは支払わなければならないのではないだろうか。その期間を法案に盛り込んだらどうだろうか。私個人としては、最近話題になっている「孤独死」というものを、世間で言うほどには「惨めな可愛そうなもの」とは考えていなかったのであるが、借家での「孤独死」というものは記事にあるように遺族に迷惑をかけてしまうものだということを認識した次第である。「自死」を選ぶ人間は、電車に飛び込んだり借家で死ぬようなことは、自分の遺族に迷惑をかけるので現に慎まなくてはいけないということか。そもそも家族等に迷惑をかけないように「自死」を選ぶことが多いのだろうから、それこそ本末転倒だ。

今日の一枚も、「おのぼりさん、最終日」です。

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