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泊まって欲しかった、そのホテルに。

2012-08-01 | ニュース 社会

心中決意、妻が「温泉に泊まりたかった」…夫は

●今年3月、福岡県粕屋町の大型商業施設で主婦ら2人が刃物で刺された事件で、強盗致傷罪などに問われた広島県尾道市、無職橋本一男被告(66)の裁判員裁判の初公判が31日、福岡地裁であった。検察、弁護側は妻(60歳代)との心中を決意した被告が「別府の老舗温泉ホテルに泊まりたい」という妻の最後の願いをかなえるため、犯行に及んだことを明らかにした。冒頭陳述などによると、被告は生活保護を受けていたが、借金返済で食事も満足にとれず、仕事も見つからない状況に絶望。心中を決意し、3月に練炭を積んだ車で大分県別府市に出かけた。車で待っていた妻は被告の逮捕から数日後、車内で自殺しているのが見つかった。被告は初公判で起訴事実を認め、弁護側が「苦労をかけた妻の最後の願いを聞き流せなかった」と動機を説明すると、涙を流した。

YOMIURI ONLINE より引用した。この記事を読む限りにおいては、哀れな可哀想な夫婦の姿が浮かび上がってくる。理屈を言うと、生活保護を受けているのに借金返済で食事も満足に採れないというのがよく解らない。生活保護を受ける時に自己破産の相談はしなかったのだろうか、役所や弁護士に。借金を重ねた原因もよく解らないが、温泉の宿泊代金を他人を傷つけてまで奪おうとしたのだから、カードやサラ金も利用できない状態だったのだろうと察しはするが。しかし奥さんが自殺してしまった今となっては、どうするのだろうか、この被告は。心中はいけないことではあるが、最後に2人で「別府の老舗温泉ホテル」に泊まって欲しかった、とつくづくと思う。

今日の一枚も、「季節の花」です。

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