大遠足
老人クラブの会長が自殺した という話を聞き ・・・ がく然としました。
人々は 世間との断絶が ・・・ 老人を死に追いやったと評しています。
私は そうは思いません。
若者と老人の考え方の違い
社会の仕組みの変化による行動形態の違い
そんなものは ・・・ 断絶であろうはずがありません。
ヒマ人の考えた 「 方程式 」 です。
「 妄想です 」 です。
ヒネって痛いこの体は 昔も今も変わりはしません。
老いも若きも みな痛いのです。
ところが この肝心要をみな忘れ ・・・ 方程式だけで考えようとします。
「 もうトシなのだから 静かに暮らしてください 」 と言って
若者側は いたわるふりをして ・・・ 無関心を示します。
それにこたえるかのように老人側は
「 やっぱり わしは用のない人間だ。
なにもやれんのなら ・・・ 生きていても仕方がない 」 と考えます。
要するに ・・・ 生身の体でぶつかっていないのです。
会社に 定年はあっても ・・・ 人間に 定年はありません。
「 五十六十 花なら蕾 ( つぼみ ) 。 七十八十 働き盛り。
九十になって迎えがきたら 百まで待てと追い返せ 」
・・・ どちらも遠慮はいりません。
老人だって ・・・ 仕事はできます。
どんどん頼んで ・・・ 頼み倒せですよ。